困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、インタースペースをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
インタースペースへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回はwebマーケティングベンチャーの1社であるインタースペースについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・webマーケティングベンチャーのインタースペースの概要
・インタースペースの2022年第1四半期の決算情報について(2022年2月)
・インタースペースの2022年第2四半期の決算情報について(2022年5月)
・最近の決算情報から読み取れるインタースペースの戦略についての考察
・webマーケティングベンチャーのインタースペースの入社難易度
・インタースペースの平均年収推移
・インタースペースの福利厚生や働く環境
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、インタースペースの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. webマーケティングベンチャーのインタースペースの概要
- 2. webマーケティングベンチャー:インタースペースの2022年第1四半期の決算情報
- 3. webマーケティングベンチャー:インタースペースの2022年第2四半期の決算情報
- 4. 決算情報から読み取れるインタースペースの戦略についての考察
- 5. webマーケティングベンチャーのインタースペースの転職・入社難易度
- 6. webマーケティングベンチャーインタースペースの平均年収推移
- 7. インタースペースの福利厚生、働く環境
- 8. まとめ
webマーケティングベンチャーのインタースペースの概要
インタースペース概要
インタースペースは1991年11月に河端伸一郎氏が、京都きもの友禅の創業者である父から1,000万円の出資を受けて設立した会社です。
インタースペースでは、以下のミッション、ビジョン、バリューを掲げて事業を中心に展開しています。
■ミッション
Win-Winをつくり、未来をつくる。
■ビジョン
Be innovative! -次の時代を切り拓く、革新的な企業へ-
■バリュー
①インターネット:
②Win-Win志向
③グローバル
④ベンチャー
⑤先進/革新
⑥インパクト
インタースペースの沿革
インタースペースの主な会社の沿革は以下のようになっています。
・1991年11月:株式会社インタースペースを設立
・2001年3月:アフィリエイトサービス「アクセストレード」の運営を開始
・2003年11月:価格比較サイト「ベストプライス」の運営開始(平成23年6月閉鎖)
・2006年9月:東京証券取引所マザーズ市場に上場
・2007年2月:掲載課金型アフィリエイト「アクセストレードレビュー」サービス開始
・2007年7月:通話課金型広告「I-CY/PayPerPhone」サービス開始(2010年2月売却)
・2007年7月:CGM型育児支援サイト「ママスタジアム」の事業譲受
・2008年10月:成果報酬型検索エンジン最適化(SEO)「iSEO」サービス開始、リアル店舗型アフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」始動
・2010年4月:ソーシャルアプリ用成果報酬型広告「i・リワード」サービス開始
・2011年7月:株式会社電脳広告社を設立
・2012年6月:広告効果の最大化を実現するディスプレイ広告総合プラットフォーム「Accesstrade DSP」の提供開始
・2012年8月:中華人民共和国 上海市に現地法人「愛速特(上海)广告有限公司」の営業開始
・2012年9月:育児・旦那、家族、ママ友の悩み相談やお役立ち情報を厳選した情報サイト『ママスタ☆セレクト』のサービス開始
・2013年5月:Ciagram株式会社を設立
・2013年7月:インドネシア共和国 ジャカルタに現地法人「PT. INTERSPACE INDONESIA」を設立
・2013年9月:グローバル版アフィリエイトサービス「ACCESSTRADE」をリリース
・2013年10月:タイ王国 バンコクに現地法人「INTERSPACE(THAILAND)CO., LTD.」を設立
・2014年9月:スマートフォンアプリ向けアドネットワークサービス「ACCESSTRADE Ad Network Kit」のサービス開始
・2015年4月:ベトナム社会主義共和国ハノイに合弁会社として「INTERSPACE VIETNAM CO.,LTD.」を設立
・2015年8月:ベトナム社会主義共和国ハノイに合弁会社として「INTERSPACE VIETNAM CO.,LTD.」を設立
・2015年10月:シンガポール共和国に現地法人「WITH MOBILE PTE.LTD. 」を設立
・2015年10月:株式会社セブン&アイ出版との共同事業として、ファッション・ライフスタイル情報サービス「saita PULS(サイタプラス)」のサービス開始
・2017年9月:世界トップクラスの米アフィリエイトプラットフォームCJ Affiliate(運営元 Commission Junction,LLC本社米国カリフォルニア州)と業務提携を開始
・2017年10月:株式会社セブン&アイ出版との共同事業として、ヨガ&ビューティオンラインニュースメディア「ヨガジャーナルオンライン」のサービス開始
・2018年4月:株式会社ストアフロントを設立
・2019年2月:マレーシア現地法人「Interspace Digital Malaysia Sdn. Bhd.」を設立し、「ACCESSTRADE」サービス開始
・2019年7月:シンガポール現地法人「INTERSPACE DIGITAL SINGAPORE PTE.LTD.」にて「ACCESSTRADE」サービス開始
・2020年4月:株式会社ユナイトプロジェクトの全株式を取得し、子会社化
インタースペースの事業領域やビジネスモデル
インタースペースは現在、インターネット広告(アフィリエイト)事業と、メディア事業、海外事業の3軸で事業を展開しています。
■インターネット広告(アフィリエイト)事業
・アクセストレード:65万サイトを越えるパートナーサイト(広告掲載媒体)のネットワークから、広告主様のニーズに合わせた選りすぐりの掲載媒体を提案。
■メディア事業
・ママスタ:月間1,200万人以上のユーザーに利用される日本最大級のママ向け情報サイト
・ママスタセレクト:子育て情報からママ友、旦那、義母の話、教育コラム、行政の育児支援などを日々配信
・ママスタコミュニティ:育児や家族に関することから、話題の社会問題やファッション・美容までママの日常を取り巻くあらゆることについて活発な情報交換がなされているママ向けコミュニティ
・ママスタ保活:ママスタ保活は東京23区を中心とした近隣の市区町村の保育園を便利に探すことが可能
・ママスタまなび:未来を担う子どもたちを育てるママたちへ向けてまなびに関する様々な記事を取り上げ配信
・saita:40代、50代の女性に向けて、「健康・美容」「キャリア」「家事の負担」「人間関係」などの潜在的な悩みを解決し、日々の暮らしを楽しむための記事を配信
・ヨガジャーナルオンライン:世界の最新ヨガニュース&ヨガライフスタイルが毎日読める日本初のヨガ&ビューティオンラインニュースメディア
・KOIMEMO:恋愛情報WEBマガジン
・塾シル:国内最大級の学習塾検索サイト
・4MEEE:トレンドに敏感な20歳〜アラサー世代の女性のためのライフスタイル提案メディア
・4yuuu!:主婦・ママ向けライフスタイルメディア
・4MOON:生理から妊活、妊娠、出産、閉経後まで使える、すべての女性のための体調記録アプリ
・派遣サーチ:おすすめの人気派遣求人や派遣会社を比較し、職種や時給、こだわり条件などから、あなたに最適な派遣のお仕事を見つけられるメディア
・ベストレ:あなたにとって最高のダイエットパートナー(ベストトレーナー)が見つかるサイトで、主にトレーナーにフォーカスして、パーソナルジム選びに必要な情報を提供
・RECOTRIP:旅行が大好きな人のためのSNS
・プロリア:プログラミングスクールのリアルな評判をお届けする口コミサイト
■海外事業
・アクセストレード:現在はインドネシア・タイ・ベトナム・マレーシア・シンガポールにおいてサービスを展開
成果報酬型広告モデル(アフィリエイトサービス)事業のビジネスモデルですが、提携するアフィリエイトネットワーク(パートナーWEBサイト)にて、成果(会員登録、商品購入など)が 発生し、その成果に合わせて広告費を請求し、パートナーへ報酬を⽀払うビジネスモデルとなっています。
そのため、提携するアフィリエイトネットワークの拡大が第一の重要な要素になっています。
リアル店舗型成果報酬広告モデル(リアルアフィリエイトサービス)事業のビジネスモデルですが、提携する店舗(主に携帯販売店)にて、対面接客による広告商品の提案(スマホアプリなど)し、その獲得成果に合わせて広告費を請求し、提携店舗へ報酬を⽀払うビジネスモデルです。
コンテンツ型メディア事業のビジネスモデルですが、ブランド認知向上を目的とした 広告収益モデルとなっており、ディスプレイ広告やタイアップ広告等でマネタイズされています。
比較・検討型メディア事業のビジネスモデルですが、送客に応じた収益を得る成果型ビジネスモデルとなっています。
webマーケティングベンチャー:インタースペースの2022年第1四半期の決算情報
それでは、インタースペースの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
インタースペースの2022年第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、取扱高は、約56.6億円となっており、YoYで12%成長となっています。
売上高は約16.5億円となっており。営業利益は、2.0億円となっています。
広告事業の注力領域に集中した営業活動が奏功し、売上⾼/営業利益が好調に推移しています。
インタースペースの2022年第1四半期のインターネット広告事業業績
インターネット広告事業の四半期の業績ですが、取扱高は約52.6億円となっており、YoYで12.9%成長となっています。
売上高は約2.9億円となっており、YoYで123.1%成長しています。
国内アフィリエイト取扱高は、44.2億円となっており、注力領域に集中した営業活動が奏功し、⾦融/海外案件が好調に推移しています。
ストアフロント取扱高は、7.1億円となっており、YoYで47%の成長となっており、ストック比率は89%となり、継続課⾦型(ストック)での収益の積み上げは好調となっています。
販売チャネルの拡大と新たな商材の開発に注力し、更なる収益の積み上げを図る予定です。
海外アフィリエイト取扱高は、7.3億円となっており、インドネシア/ベトナムがECカテゴリを中心に好調に推移しています。
インタースペースの2022年第1四半期のメディア運営事業業績
メディア運営事業の四半期の業績ですが、売上高は約5.7億円となっており、YoYで3.3%となっています。
営業利益は、0.9億円となっており、YoYで67.9%の成長となっています。
ママスタの閲覧数が減少したものの、タイアップ広告が好調となっています。
比較・検討型はゲーム/マッチング案件は堅調に推移したが、全体的にはほぼ横ばいとなっています。
学習塾ポータルサイト「塾シル」の掲載数は順調に増加となっています。
webマーケティングベンチャー:インタースペースの2022年第2四半期の決算情報
それでは、インタースペースの2022年第2四半期の決算情報から見てみたいと思います。
インタースペースの2022年第2四半期の全体業績
業績ですが、2Qまでの取扱高は、約122.6億円となっており、YoYで10%成長となっています。
売上高は約35.1億円となっており。営業利益は、5.4億円となっています。
インタースペースの2022年第2四半期のインターネット広告事業業績
インターネット広告事業の四半期の業績ですが、取扱高は約113億円となっており、YoYで9.5%成長となっています。
売上高(事業利益)は約6.4億円となっており、YoYで61.2%成長しています。
国内アフィリエイト取扱高は、44.2億円となっており、注力領域に集中した営業活動が奏功し、⾦融/海外案件が好調に推移しています。
ストアフロント取扱高は、7.4億円となっており、YoYで41%の成長となっており、ストック比率は92%となり、継続課⾦型(ストック)での収益の積み上げは好調となっています。
販売チャネルの拡大と新たな商材の開発に注力し、更なる収益の積み上げを図る予定です。
海外アフィリエイト取扱高は、6.9億円となっており、インドネシア/ベトナムがECカテゴリを中心に好調に推移しています。
インタースペースの2022年第2四半期のメディア運営事業業績
メディア運営事業の2Qまでの業績ですが、売上高は約12.8億円となっており、YoYで10.4%となっています。
営業利益は、2.8億円となっており、YoYで100%の成長となっています。
ママスタの閲覧数の増加に伴い、広告収益が大幅に伸長しており、コストの抑制もあり、事業利益も大幅に増加しています。
比較・検討型はゲーム/マッチング案件は堅調に推移しています。
決算情報から読み取れるインタースペースの戦略についての考察
決算情報からインタースペースでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:国内の広告事業の収益を元に、海外広告事業とメディア事業へ投資を強化し、収益を最大化させる。
国内のアフィリエイト事業は、クッキー追跡ができなくなってしまったことから、一時的な影響があったものの、インターネット広告市場自体は伸びているため、今後も伸びていく可能性はあります。
さらに、インタースペースではメディア事業のノウハウも非常に多く保有しているため、そのノウハウを元に、別ジャンルのメディアの作成や、SEOのノウハウを活かした形でのコンサルティングなどのビジネスを行う可能性もあります。
webマーケティングベンチャーのインタースペースの転職・入社難易度
インタースペースの転職・普通です。
インタースペースでは、自社でもメディア運営を行っていることから、幅広いポジションにて中途採用を募集しており、ほぼ全ての職種で中途採用によるキャリア募集がされているため、職種への希望によらず応募しやすいのが特徴です。
webマーケティングベンチャーインタースペースの平均年収推移
最後に、転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?
※インタースペースの有価証券報告書に基づいて作成しています。
インタースペースの平均年収は571万円となっていますが、上場時から比較すると約130万円ほど上昇しており、業績も右肩上がりのため、今後も伸びていくと予想されます。
インタースペースの福利厚生、働く環境
転職を検討するにあたり、福利厚生も重要な検討項目になり得る人もいると思うので、インタースペースの福利厚生についても紹介したいと思います。
インタースペースでは、以下のような福利厚生があります。
・夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇
・産休・育休制度あり
・テレワーク・在宅OK(週2日以上の出社、週3日以内のテレワークが可能)
・出社時の交通費全額支給(60km圏内に限る)
・資格取得支援
・社員持株会制度あり
・時短勤務制度あり
・社内無料マッサージあり
・表彰制度「IS HEROES」
・社内公募制度「ISジョブチャレ」
・シッター補助制度(ポピンズシッター)提携
・社内のノウハウ共有勉強会「IS学び場」
インタースペースでは様々な福利厚生が整えられていますが、比較的オーソドックスな福利厚生が整えられています。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のwebマーケティングベンチャー企業のインタースペースの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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