困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、UUUMをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
UUUMへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回は新興のメガベンチャーの1社であるUUUMについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・新興メガベンチャー:UUUMの概要
・UUUMの2020年第1四半期の決算情報について(2019年10月)
・UUUMの2020年第2四半期の決算情報について(2020年1月)
・UUUMの2020年第3四半期の決算情報について(2020年4月)
・UUUMの2020年第4四半期の決算情報について(2020年7月)
・最近の決算情報から読み取れるUUUMの戦略についての考察
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
新興メガベンチャー:UUUMの概要
UUUMは2013年に鎌田 和樹氏とヒカキン(HIKAKIN)氏によって設立され、2017年8月に創業からわずか約4年で東京証券取引所マザーズ市場を果たした成長著しい会社です。
UUUMは現在、以下の3つの事業を中心に展開しています。
・クリエイターサポート事業:HIKAKIN、はじめしゃちょー、佐々木あさひをはじめとするYouTubeやその他プラットフォームで活躍するインフルエンサーに対して、マネジメント、動画制作サポート、オファーなどを提供
・インフルエンサーマーケティング事業:幅広い年代層に圧倒的なリーチ力と、求心力を持つインフルエンサーの感性とクリエイティブを活かしたプロモーションプランを提供
・ゲーム、メディア事業:自社オリジナルのカジュアルゲームや動画メディア、コミュニティアプリの提供・運営
UUUMのビジネスモデルの特徴としては、以下のようなサポートを通じて、クリエイターからの収益の一部の手数料が収益となっています。
・広告出稿企業とのマッチングサポート
・動画撮影・編集のサポートやノウハウの提供
・Youtube以外のマネタイズ(収益機会)の提供
実はUUUMは他のインフルエンサー事業を展開する企業と圧倒的に優位な武器を持っている会社であり、その武器とはGoogle社から日本の企業で唯一認められている、CMS機能というものです。
CMS機能とは、Google社との契約で与えられている機能であり、これにより、紐づけした複数のYouTubeチャンネルの収益管理、動画管理、分析などを一括して行うことができます。
一般的に、事務所などに所属していないYoutuberの場合は、YouTube上の動画視聴に付随して発生する広告収益のうち一部がアドセンス収益としてYoutuberに還元されます。
しかし、UUUMとそれ以外の事務所に所属するYoutuberの場合はこのような違いが生まれます。
UUUM所属のクリエイターがYouTubeに投稿した動画の場合、Google社から提供をうけるCMS機能により、UUUM社がクリエイターのアドセンス収益を一括して受け取り、受領額を当社収益として計上し、その一部をクリエイターに支払う流れとなります。
しかし、UUUM以外の事務所では、企業のタイアップ案件以外のアドセンス収益を売上に計上することができず、仮にアドセンス分を売上にしたい場合は、逆にYoutuber側から徴収しないといけないという違いがあります。
Youtuberからすると、同じようにマネジメント手数料を取られてしまうなら同じなのではないかと思いますが、皆さんは以下のような体験をどのように思いますでしょうか?
①給与のように事前に税金が引かれて、手元にお金が来る。
②一度、給与を受けとったにもかからず、そこから税金を自分から毎回事務所に支払わなければならない。
人間は損することが嫌いな生き物なので、恐らく②の方が体験として嫌なのではないかと思います。
また、UUUM社では人気のYoutuberを多数抱えており、先ほども申し上げましたがGoogle社から日本の企業で唯一認められている企業でもあるため、そのブランド力やクリエイター支援のノウハウによって、有望なYoutuberがUUUMの所属になることを希望しているというような強みがあります。
クリエイターからのUUUMに所属する優位性としては、先程紹介したサポートなどがありますが、実際に所属後の再生回数の成長率ものびていることがわかります。
最近では、新規加入のクリエイターの数は減少傾向にありましたが、直近ではより厳選方式に変えています。
新興メガベンチャー:UUUMの2020年第1四半期決算情報
それでは、UUUMの2020年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
業績ですが、売上高は四半期で約55億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで32%の成長と高い水準を誇っています。
また、営業利益は約4.2億円となっています。
各事業の成長ですが、アドセンスや企業とのタイアップ案件等の広告関係の成長率が、減少傾向になってきています。
UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数、動画再生回数ともに順調に伸びていっていっています。
新興メガベンチャー:UUUMの2020年第2四半期決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえてUUUMの2020年第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
業績ですが、売上高は四半期で約54億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで118%成長と高い水準を誇っています。
また、営業利益は約3.5億円で、前年同期比で-11%の減少傾向になっています。
各事業の成長ですが、アドセンスや企業とのタイアップ案件等の広告関係の成長率が、2019年の1Qあたりから成長の鈍化が起きています。
UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は順調に伸びていっている一方で、2019年の2Qあたりから横ばい傾向になっており、前四半期比で下降傾向に転じています。
新興ITメガベンチャー:UUUMの2020年第3四半期の決算情報
それでは、上記の決算情報を踏まえて、UUUMの2020年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
業績ですが、売上高は四半期で約58億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで123%成長と高い水準を誇っています。
また、営業利益は約2.5億円で、前年同期比で-10%になっており、引き続き減少傾向が続いています。
各事業の成長ですが、アドセンスや企業とのタイアップ案件等の広告関係の成長率が、2019年の1Qあたりから横ばい傾向にも見えます。
UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は順調に伸びていっている一方で、2019年の2Qあたりから横ばい傾向になっており、今回の決算期で前四半期よりも伸びたものの、中期的な横ばい傾向は変わりません。
また、新型コロナウイルスの影響で今後の業績については以下のような発表がUUUM社からあり、コロナ以降はyoutubeの再生回数自体は伸びそうなものの、広告単価が下がることで業績が伸び悩む可能性があります。
・アドセンス収益および広告収益に関しては、4月初旬時点の4月および5月の売上見通しを20%減額。
・イベント関連に関しては、第4四半期の売上をゼロと想定。
・緊急事態宣言期間のクリエイター特別支援金を4月の費用として反映するとともに、緊急事態宣言の 期間延長の可能性を鑑み、5月の費用にも反映。
※2020/4/14通期業績予想の修正に関するお知らせ(https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS71102/65dda4d0/4936/4651/85bb/f6ab2519bbab/140120200406490354.pdf)
さらに、コロナの影響によって、クリエイターサポートの一環である、このようなリアルイベントの影響はかなり影響が出てくる可能性が高く、次回の決算でどれくらいの影響が出てくるか注視する必要がありそうです。
UUUMは直近では、有名人とテレビ電話ができる「SUGAR」というサービスを買収したり、音声配信アプリ「REC」をリリースしたりなど、ライブ配信系の事業領域に投資していることがわかります。
はじまったヨォ🎉イェイ☎️
みんな集まれぇい❗️#SUGAR #佐藤健 pic.twitter.com/v2jjy30baB
— SUGAR【公式】 (@jp_sugar) March 29, 2020
「SUGAR」はあの人気俳優の佐藤健さんと電話ができることでも話題になったサービスです。
新興メガベンチャー:UUUMの2020年第4四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、UUUMの2020年第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
業績ですが、売上高は四半期で約56.9億円でトレンドとしては減少傾向でYoYで91%とマイナス成長になっています。
また、営業利益は約-0.3億円で、YoYで-12%になっており、引き続き減少傾向が続いています。
各事業の成長ですが、アドセンスや企業とのタイアップ案件等の広告関係の成長率が、2019年の1Qあたりから横ばい傾向になってきています。
また、新型コロナウイルスによる広告出稿減少やイベント自粛の影響によりアドセンス、広告、グッズ、イベントが売上面で影響を受けています。
しかし、自社サービスだけは、成長しています。
UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は2019年の2Qあたりから横ばい傾向になっていましたが、今回は大きくチャンネル数も合計動画再生数も成長しています。
特に合計動画再生数は新型コロナウイルスの影響もあり、自宅にいる時間が増えたことから増加したと考えられます。
しかし、2020年4~5月あたりから、UUUM所属の有名Youtuberが何人も脱退していおり、今後もその流れが続いていくのか動向に注視していくことが重要です。
4/28付には、吉本興業と資本業務提携を結んでいます。
最近の決算情報から読み取れるUUUMの戦略についての考察
直近の決算からUUUMでは以下のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・Youtubeに限らず、他のPFと協業しながら、所属クリエイターの人数の拡大と、クリエイターのLTVの最大化。
・Youtubeのアドセンス収益や企業案件に限らず、他のPFと協業しながら、他サービスからのファンの獲得やマネタイズ手段の拡張。
・オリジナルコンテンツだけでなく、自社プラットフォームサービスの作成。
UUUMでは、上記の「クリエイターの裾野拡大」と「個人経済圏の拡大」(マネタイズ手段の拡張)は今後も一定のペースで拡張していくことが予想できますが、それだと2つ目の図のようにあくまで一次関数的な成長しかできません。
成長の角度を変えるためには、上記の「クリエイターの裾野拡大」と「個人経済圏の拡大」以外に、オリジナルコンテンツや自社開発のサービスPFを展開するような今までのマネジメント会社から、コンテンツプロバイダー、ないしはプラットフォーマーのポジションになることが必要になってきます。
オリジナルコンテンツは現在、ゲームなどを多数リリースしていますが、今後はECや音楽などのコンテンツなどにも注力したりするでしょう。
最近では有名人とテレビ電話ができる「SUGAR」というサービスを買収したり、音声配信アプリ「REC」をリリースするなどして、自社プラットホームのサービスも展開するようになり、今後もこの流れは継続していくと考えられるため、この辺りの事業が伸びるかどうかがポイントになると予想されます。
また、先ほども記載しましたが、今年から有名クリエイターの退所が相次いでおり、トップクリエイターが事務所に所属することのメリットが薄れ、クリエイターからすると、ただ中抜きされている体感が強まっていることが原因と考えられます。
トップクリエイターのこのような傾向が続くと、アドセンス収益やタイアップ広告にも大きな影響が出ることが考えられるため、事務所としての所属メリットを最大化することで、クリエイターのLTVを最大化することが重要となってきます。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気の新興メガベンチャー企業のUUUMの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
新興メガベンチャーへの転職の採用基準は高いため、質の高いエージェントが多くいる転職エージェントサービスを利用して、転職の支援実績が豊富なエージェントに支援をしてもらうのが転職成功の何よりのポイントとなります。
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
もし、少しでも迷っているようなら、完全無料なのでまずは登録して気軽に転職エージェントに相談してみましょう。
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