転職おすすめ!新興メガベンチャーのsansanの決算や戦略を解説(2020年度版)
悩んでいる人
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新興メガベンチャーのsansanへの転職を考えていて、sansanについて色々知りたいです。

困っていること、知りたいこと

転職エージェントから、sansanをおすすめされたけど、あまりよく知らない!

sansanへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験や、自身もSaaS企業でCOOを務めた経験などを元に記事を製作しております。
CareerBiz編集長
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今回は新興メガベンチャーの1社であるsansanについて知りたい、転職を考えているあなたに、

■本記事の内容

・sansanの概要

・sansanの2020年第1四半期の決算情報について(2019年10月)

・sansanの2020年第2四半期の決算情報について(2020年1月)

・sansanの2020年第3四半期の決算情報について(2020年4月)

・sansanの2020年第4四半期の決算情報について(2020年7月)

・最近の決算情報から読み取れるsansanの戦略についての考察

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

目次

新興メガベンチャー:sansanの概要

sansanは2008年に寺田親弘氏によって設立され、2019年6月に創業から約10年で東京証券取引所マザーズ市場を果たした成長著しいSaaS事業の会社です。

sansanは「出会いからイノベーションを生み出す」ことをミッションとして、2008年から約10年間かけて業界のイノベーターとして、「名刺管理市場」を作ってきました。

事業は、法人の名刺管理アプリの「sansan」と個人の名刺管理アプリの「Eight」の両軸で事業を展開しており、そのシェアはなんと約82%という圧倒的なシェア率を誇っており、6500社以上の有名企業に導入されている事業です。

sansan:市場環境

sansanが展開する名刺事業は、働き方改革とデジタルトランスフォーメーション等が、名刺のクラウド管理ニーズを後押ししており、今後もかくだいする余地は多分にあります。

さらに、多くの企業で利用従業者数は限定的(大企業でもまだカバー率は約13%程度)であり、日本だけでも数十倍の開拓余地が存在します。

sansan:契約件数と契約当たり売上高の拡大

sansan事業のKPIは 主に下記の図の構成要素となっています。

・契約件数の拡大

・契約あたりの売上高(既存顧客の利用拡大+アップセル機会)

sansanの場合、契約件数は5年間で約2.9倍に増やしつつも、契約あたりの売上高の同時に5年間で約2.1倍に拡大していることは凄まじい勢いの成長です。

新興メガベンチャーsansanの2020年第1四半期の決算情報

それでは、最初に2020年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。

sansanの2020年第1四半期の全体業績

sansan:2020年第1四半期

業績ですが、売上高は四半期で約31億円でトレンドとしては前年同比で約35%成長の上昇傾向です。

営業利益は約2.4億円で前年同期比で、約252%も大幅に改善している傾向になっています。

sansanの2020年第1四半期のsansan事業業績

sansan事業:2020年第1四半期

sansan事業の直近12ヶ月平均解約率

「sansan」事業は、契約件数、契約単価(売上高)がともに安定的に成長しているだけでなく、月次の解約率が0.63%と非常に低いです。

SaaS事業では、商材の単価にもよりますが、解約率が3%以下になっていると一定の評価をされる場合があるため、その中で1%以内になっていることと、解約率が下がり続けていることは非常に良い傾向です。

sansanの2020年第1四半期のEight事業業績

sansan:Eight事業

「Eight」事業は、売上高が約2.5億円で、前年同期比で約179%の成長で、企業向け有料向けサービスの成長が著しいです。

営業利益に関しては、まだ約-2.3億円の赤字となっています。

新興メガベンチャーsansanの2020年第2四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、2020年第2四半期の決算情報をおさらいしてみたいと思います。

sansanの2020年第2四半期の全体業績

業績ですが、売上高は四半期で約31億円でトレンドとしては前年同比で約30%成長の上昇傾向です。

営業利益は約-1.4億円で赤字ですが、前年同期比で、約70%も大幅に改善している傾向になっています。

また、TVCMで約7億円を使用しており、広告宣伝費のコストコントロールによっては、すぐに黒字してもおかしくない水準です。

sansanの2020年第2四半期のsansan事業業績

 

「sansan」事業は、契約件数、契約単価(売上高)がともに10%の水準できちんと成長しているだけでなく、月次の解約率が0.54%と非常に低いです。

SaaS事業では、商材の単価にもよりますが、解約率が3%以下になっていると一定の評価をされる場合があるため、その中で1%以内になっていることと、解約率が下がり続けていることは非常に良い傾向です。

sansanの2020年第2四半期(前前々四半期)のEight事業業績

「Eight」事業は、売上高が約2.5億円で、前年同期比で約110%の成長で、企業向け有料向けサービスの成長が著しいです。

営業利益に関しては、まだ約-2.2億円の赤字となっていますが、前年同期比で赤字幅は、約30%ほど改善しています。

新興メガベンチャー:sansanの2020年第3四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、2020年第3四半期の決算を見てみたいと思います。

sansanの2020年第3四半期の全体業績

業績ですが、売上高は四半期で約26億円でトレンドとしては前年同比で約30%成長の上昇傾向です。

営業利益は約-2.4億円で赤字ですが、既に「sansan」事業は6.9億の黒字化を達成しており、営業利益の成長率も62%と高い成長率となっていることと、現在、赤字である「Eight」事業も前年同比の売上成長率が約40%ときちんと大きく成長しているため、特に問題があるわけではありません。

sansanの2020年第3四半期のsansan事業業績

「sansan」事業は、契約件数、契約単価(売上高)がきちんと成長しているだけでなく、月次の解約率が0.55%と非常に低いです。

SaaS事業では、商材の単価にもよりますが、解約率が3%以下になっていると一定の評価をされる場合があるため、その中で1%以内になっていることと、解約率が下がり続けていることは非常に良い傾向です。

sansanの2020年第3四半期のEight事業業績

「Eight」事業は、売上高が約2,3億円で、前年同期比で約40%の成長で、特にB2Bの方が成長率が高い傾向にあります。

営業利益に関しては、まだ約2.4億円の赤字となっていますが、前年同期比で赤字幅は、約20%ほど改善しています。

しかし、コロナの影響によって、ビジネスイベント「Meets」が開催中止となった影響もあり、前四半期比では減収となってしまいました。

sansanの2020年第3四半期の新規事業業績

そして、前々四半期の決算発表されたsansanの新規事業として、主に以下の2つことが発表されました。

・「sansan plus」:他のSaaSサービスや、他社の企業情報などとの連携構想

・「オンライン名刺/オンライン名刺交換」機能

特に新型コロナウイルスの影響でオンライン名刺の需要は伸びていくことが予想されます。

また、「sansan plus」に関しては、アクセンチュアとの協業によって、契約数のさらなる成長と、上記の図に記載されている各オプション機能などによって、契約単価の成長が見込まれるため、さらなる「sansan」事業の成長を期待することができます。

新興メガベンチャー:sansanの2020年第4四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、2020年第4四半期の決算を見てみたいと思います。

sansanの2020年第4四半期の全体業績

sansanセグメント別実績の概況

業績ですが、売上高は四半期で約36億円でトレンドとしては前年同比で約30%成長の上昇傾向です。

売上⾼の伸⻑及びビジネスイベント中⽌等に伴う広告宣伝費の減少により、営業利益は⿊字化営業利益は約5.6億円となっています。

sansanの2020年第4四半期のsansan事業業績

Sansan事業の概況

「sansan」事業は、契約件数、契約単価(売上高)が引き続き、きちんと成長しています。

Sansan事業:「Sansan」直近12か月平均解約率

「sansan」事業は、契約件数、契約単価(売上高)がきちんと成長しているだけでなく、月次の解約率が0.6%と非常に低いです。

SaaS事業では、商材の単価にもよりますが、解約率が3%以下になっていると一定の評価をされる場合があるため、その中で1%以内になっていることは非常に良い傾向です。

Sansan事業:「Sansan」顧客規模別収入構成

顧客規模別収入構成では、1000人以上のエンタープライズ企業の導入の割合が前年度比の増加率で他のセグメントよりも、高い傾向にあり、良い傾向になっています。

sansanの2020年第4四半期のEight事業業績

Eight事業の概況

「Eight」事業は、売上高が約3,3億円で、前年同期比で約80%の成長で、特にB2Bが前年同期比で120%と高い成長率を誇っています。

営業利益に関しては、まだ約1.8億円の赤字となっていますが、前年同期比で赤字幅は、約57%ほど改善しています。

最近の決算情報から読み取れるsansanの戦略についての考察

直近の決算からsansanでは以下のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。

sansan今後の成⻑戦略

■戦略考察

全体戦略:「sansan」の顧客基盤を活かしながら、新規・周辺の事業領域を拡大させること。特にDXの文脈から、名刺→請求書→契約書の領域に拡大。

・「sansan」事業:顧客基盤を活かしながら、新規・周辺の事業領域を拡大させられるかどうかが鍵で、最初は、請求書や契約書のデータ化から着手。

・「Eight」事業:新しいマネタイズ方法によって、早期に黒字化まで達成できるかが鍵で、その次はsansan事業と同様の打ち手。

「sansan」事業の今後の戦略

sansanの今後の事業戦略

sansanでは今後、収益規模が最も大きいsansan事業をさらにシェアを拡大させていくにあたり以下の2つの施策が大きな目玉になると予想します。

①sansan+やsansan APP、OPEN APIによる外部サービスやパートナー連携による iPaaS的文脈でのリード(見込み顧客)の受注率の向上。

②sansan+やsansan APPのオプション機能の拡充による既存顧客からのクロスセルによるARPUの向上。

sansanを始め、日本のSaaSサービスを展開する企業は今後、「sansan」などのメインの領域を軸に近しい事業領域に展開して、1社あたり契約してくれるサービス数を拡大させることで、解約されない状態を作ることを目指していく流れになります。

これはかつて大手企業向けERPパッケージソフトでシェアを拡大していったワークスアプリケーションの戦略に近しいものがあります。

その大きな流れの中で、受注率を高め、シェアを拡大するためにはプロダクトの品質を高める方向性として、sansan+やsansan APPでの施策のように様々な企業が使用しているサービスと多く連携できることが顧客の業務自体の効率化や利便性の寄与に繋がるため、iPaaS的施策が大事な要素になってきます。

特にsansanでは、SFA、CRMやMAツールなどとの親和性は非常に高いです。

注釈:iPaaSとは「Integration Platform as a Service」の略で、異なるアプリケーション同士をつなげ、データを統合したりシステムを連携させたりすることができるクラウドサービスのことをさします。

そして、sansan自体を契約できれば、あとはsansan APPなどのオプション機能をひたすらクロスセル提案をして、1社あたりの単価(ARPU)を高めることで、売上を拡大することができるという流れになります。

sansanは非常に高いシェア率を誇っているサービスであり、このようなiPaaS的施策によって、よりネットワーク効果を発揮することで盤石のサービス基盤を作れる可能性は高まります。

「Eight」事業の今後の戦略

Eught事業戦略まとめ

「Eight」事業では、今後黒字化に向けて、既存の企業向け、個人向け含めてのプレミアムプランの利用拡大をしつつ、広告サービスや採用関連サービスなどでアップサイドを作れるかどうかが大きな鍵となってくるでしょう。

しかし、今回の決算では大きく営業利益率も改善傾向にあるため、黒字化は近いかもしれません。

まとめ

中途でも第二新卒でも転職に人気の新興メガベンチャー企業のsansanの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

新興メガベンチャーへの転職の採用基準は高いため、質の高いエージェントが多くいる転職エージェントサービスを利用して、転職の支援実績が豊富なエージェントに支援をしてもらうのが転職成功の何よりのポイントとなります。

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、完全無料なのでまずは登録して気軽に転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントは様々な会社がありますが、結論から申し上げると、下に紹介している6社がおすすめです。

ビジネス職と、エンジニア職にそれぞれにオススメな3社を紹介します

ビジネス職向けエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】

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新興メガベンチャーのビジネス職向けエージェント3選

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JRC Recruiment | 20代~30代で年収600万以上を目指す人向け | 非公開求人の割合が50%

ランスタッド |20代の若手から30代のミドルの人でハイクラスキャリアを目指す人向け |年収1000万円クラス案件多数

リクルートエージェント


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リクルートエージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1の転職エージェントサービスです。

特徴としては、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供など転職サポートが充実しているため、転職が初めての人も安心して転職活動を行うことができます。

また、一般の求人サイトには掲載していない非公開求人が20万件以上があり、各業界に精通したキャリアアドバイザーが、希望やスキルに沿った求人を厳選して紹介してくれます。

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JAC Recruitment は東証1部に上場している国内最大級の転職サイトでハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントです。

1988年から累計約43万人の転職実績があり、特徴としては非公開の案件が豊富(約50%の割合)で約25,000社の企業と取引があり、あらゆる業界・職種の企業から多数の求人を保有しています。通常、求人を紹介するコンサルタントと企業コンサルタントは別になっていることが多いですが、JAC Recruitment の場合は求人を紹介するコンサルタントが企業に直接訪問しているため、企業の文化や風土、事業戦略までも把握して、他では得られないリアルな情報を得ることができます。

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ランスタッドは1960年にオランダで生まれ、現在世界39の国と地域に4400以上の拠点を置く、世界最大級の総合人材サービス企業です。

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エンジニア向け特化のエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】

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新興メガベンチャーのエンジニア向けエージェント3選

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レバテックエキスパート| 年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人 | ハイクラスエンジニアの10年以上の支援実績

Tech Stars Agent | WEB・ゲーム事業に携わりたい人 | 700社以上の企業とのリレーション

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TechClips(テッククリップス)エージェントは、高年収&将来のキャリアプランを重視したITエンジニアの専門の転職エージェントサービスで、高収入&高待遇に特化しています。

さらに、大手転職会社にはない現職のエンジニアがコンサルティングを行うので安心して相談することができます。

レバテックエキスパート

・こんな人にオススメ:年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人、新規事業に携わってキャリアアップしたい人

レバテックエキスパートは、ハイクラスのエンジニアとクリエイターに特化した転職サービスで、レバテックは10年以上の支援実績があり、保有求人数は業界トップクラスです。

年間累計3,000回以上の企業訪問でCTOやPMと頻繁にミーティングを実施し、深い信頼関係から好条件求人を獲得しており、ハイクラス人材の採用を前提とした新規事業の立ち上げを行うこともあるそうで、そういった新規事業に携わって、キャリアアップを目指したい人にオススメです。

Tech Stars Agent

・こんな人にオススメ:WEB・ゲーム事業に携わりたい人

Tech Stars Agent は、IT・ゲーム業界特化型の転職エージェントでIT・WEB・ゲーム業界に精通したプロのキャリアコンサルタントがきめ細かな面談を行います。

キャリアコンサルタントはメンバー全員がエンジニア経験や転職/独立支援の豊富な実績を持ち、きめ細かく面談をサポートしてくれます。

エンジニア出身のキャリアコンサルタント最適な職場が提案してくれるので、転職後のミスマッチも起こりにくいのが特徴です。

エージェントの利用する時の流れ・手順

エージェントを利用する時の流れや手順については一般的にはどこも似たようなものですが、一応、一般的なエージェントの利用の流れについて書いておきます。

①会員登録

基本的に上記の画像をタップして、エージェントの公式HPに飛び、個人情報を入力していけば5分もかからずに終わります。

②担当アドバイザーと面談

登録が終了すると、面談がありますが、キャリアの棚卸しや今、どんな会社が人気なのかなどの情報収取もできます。

③案件紹介→案件決定

④実際に案件に参画

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