困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、TeamSpirit（チームスピリット）ビをおすすめされたけど、あまりよく知らない！
SaaSベンチャーのカTeamSpirit（チームスピリット）への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい！
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします！
今回は、転職市場で人気の高まっているSaaSベンチャーのTeamSpirit（チームスピリット）について知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・SaaSベンチャーのTeamSpirit（チームスピリット）の概要
・TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第1四半期の決算情報について（2021年1月）
・TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の決算情報について（2021年4月）
・TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の決算情報について（2021年7月）
・TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第4四半期の決算情報について（2021年10月）
・最近の決算情報から読み取れるTeamSpirit（チームスピリット）の戦略についての考察
・SaaSベンチャーのTeamSpirit（チームスピリット）の入社難易度
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、TeamSpirit（チームスピリット）の業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. SaaSベンチャー：TeamSpirit（チームスピリット）の概要
- 2. TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第1四半期の決算情報
- 3. TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の決算情報
- 4. TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の決算情報
- 5. TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第4四半期の決算情報
- 6. 最近の決算情報から読み取れるTeamSpirit（チームスピリット）の戦略についての考察
- 7. まとめ
SaaSベンチャー：TeamSpirit（チームスピリット）の概要
TeamSpirit（チームスピリット）概要
TeamSpirit（チームスピリット）は、 1996年11月に、荻島 浩司氏 によって設立され、2018年8月に東京証券取引所マザーズ市場に上場を果たしています。
TeamSpirit（チームスピリット）では、以下のミッションとビジョン、コアバリューをもとに、「働き方改革」プラットフォームのTeamSpirit（チームスピリット）を運営しています。
■ミッション：すべての人を、創造する人に。
働く人をワクワクさせ、想像力をかき立てるサービスで世の中をより良くします。
■ビジョン：個を強く。チームを強く。
エンパワーメントされたプロのチームが活躍する世界を創ります。
■コアバリュー
・Customer Value：お客様自身気づいていない価値の創造にこだわります。
・TeamSpirit：誠実にリスペクトの気持ちを持って、関係者と貢献の輪を創ります。
・Innovation：理想のビジョンを描き、光速で実践し、失敗から学びます。
・Re:Start-up：毎日スタートアップ初日に戻り、未知を探索します。
TeamSpirit（チームスピリット）の沿革
TeamSpirit（チームスピリット）の主な会社の沿革は以下のようになっています。
・1996年11月：埼玉県北本市に有限会社デジタルコースト（資本金3,000千円）を設立
・2008年4月：デジタルコースト株式会社へ組織変更
・2010年6月：株式会社セールスフォース・ドットコムとAppExchangeパートナー契約を締結
・2010年11月：株式会社セールスフォース・ドットコムとOEMパートナー契約を締結
・2011年3月：働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」のβ版を提供開始
・2012年4月：働き方改革プラットフォーム「TeamSpirit」のサービス提供を開始
・2012年9月：商号を株式会社チームスピリットへ変更
・2013年12月：プロジェクト原価管理システム「TeamSpirit Leaders」のサービス提供を開始
・2018年8月：東京証券取引所マザーズ市場に上場
TeamSpirit（チームスピリット）の事業領域やビジネスモデル
TeamSpirit（チームスピリット）の事業領域としては、就業管理・経費精算などの領域にまたがるサービスを展開しており、その国内市場は約2100億円と考えられおります。
また、成長戦略の方向性としては、以下の方向性で考えられています。
①国内市場拡大
②機能領域拡大
③海外展開
④ERPフロントウェアー市場の創造
TeamSpirit（チームスピリット）は、業務遂行に必要なさまざま な事務作業を一体で処理できるクラウドシステムで、以下のような機能を備えています。
■メイン機能
・勤怠管理、就業管理、経費精算、工数管理、カレンダー、電子稟議、SNS、ダッシュボード
■オプション機能
・プロジェクト原価管理、社内情報管理、マイナンバー管理
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第1四半期の決算情報
それでは、TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第1四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約6.7億円で、YoYで21.4%、QoQで2.5%の成長となっております。
ライセンス売上は、GB/EBUセグメントが牽引し引き続き堅調に推移しているのに、対して、スポットサポートは大口案件の計上時期ずれにより計画をやや下回っています。
また、営業利益は約0.7億円となっており、YoYで60%の大幅な成長となっています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約ライセンス数ですが、289,973となっており、YoYで23.4%の成長となっています。
また、GB/EBUセグメントは前年同期比+43.5％と大きく伸長している一方、競争環境の厳しいSMB・MMセグメントの成長率は鈍化傾向となっています。
さらに、売上高に占めるリカーリングレベニュー比率は91.2%となっており、ライセンスARRはYoYで22.6％成長の約22億円となっています。
マーケティング活動は、新型コロナの影響により減速していたリード獲得は4-5月を底に回復し、6月には過去最高を更新しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、解約率ですが、契約ライセンス数ベースのGross解約率は、0.03pt改善し0.64％と低水準を維持しています。
ライセンスMRRベースのNet解約率は、ネガティブチャーンを継続しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約者数ですが1,428社となっており、SMB・MMセグメントの新規導入ペースが鈍化傾向となっています。
また、ARPA（1社あたりのライセンスMRR）は、GB/EBUセグメントの契約増加により 131,652円となり持続的に上昇しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の決算情報
それでは、TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の決算情報から見てみたいと思います。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約7.6億円で、YoYで11.8%の成長となっております。
⚫ ライセンス売上は、GB/EBUセグメント（1）が牽引し底堅く推移しているのに対して、スポットサポート売上は、大口商談の売上計上で大きく増加しています。。
また、営業利益は約1.2億円となっており、YoYで68%の大幅な成長となっています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約ライセンス数ですが、303,533となっており、YoYで33.1%の成長となっています。
また、GB/EBUセグメントは前年同期比+46.9％と大きく伸長しています。
さらに、売上高に占めるリカーリングレベニュー比率は87.7%となっており、ライセンスARRはYoYで18.6％成長の約23億円となっています。
マーケティング活動は、新型コロナの影響により減速していたリード獲得は4-5月を底に回復し、6月には過去最高を更新しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、解約率ですが、契約ライセンス数ベースのGross解約率は、0.03pt改善し0.52％と低水準を維持しています。
ライセンスMRRベースのNet解約率は、ネガティブチャーンを継続しています。
しかし、FY2020H2に新型コロナウイルスの影響でライセンス追加ペースが停滞した影響でFY2021末は-0.3～-0.4％程度の着地となる見通しです。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約者数ですが1,479社となっています。
また、ARPA（1社あたりのライセンスMRR）は、GB/EBUセグメントの契約増加により 132,587円となり持続的に上昇しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第2四半期の事業トピック
TeamSpirit（チームスピリット）の事業トピックは、「TeamSpirit EX」の本格販売の開始です。
3月1日より、「TeamSpirit WSP」の名称を「TeamSpirit EX」に変更し本格販売を開始しており、今後の成長のカギとなるエンタープライズ市場を開拓することを狙っています。
SaaS事業において、エンタプライズ企業とその他の企業とでは、求められるシステムの要件が大きく異なる場合があり、特に下記のようなことが求められます。
・複雑な業務要件やシステ ム環境に対応可能な機能 及びサポート体制
・強固なインフラ・セキュ リティ環境
そこで、今回の「TeamSpirit EX」では、以下のようにして、エンタープライズ企業での利用を想定したシステム設計となっています。
・大規模組織管理：グループ企業を管理しグループ内出向・転籍にも対応
・権限管理：社員の役割や権限に応じた細やかな権限管理
・外部システム連携：ERP等の外部システム連携を想定したアーキテクチャ
・グローバル対応：海外子会社も一括管理
・パフォーマンス：大規模ユーザ利用に耐えるパフォーマンス
・導入：専門チームによる手厚い導入 支援、継続サポート体制
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の決算情報
それでは、TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約7.3億円で、YoYで20.2%の成長となっております。
Q2に大口スポットサポート売上の計上があったためQoQだと -2.5％となっていますが、ライセンス売上は着実に増加しています。
また、営業利益は約0.05億円となっており、成長投資を計画通りに加速させたことで広告宣伝費や人件費、採用費等の費用が増加したことが要因です。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約ライセンス数ですが、313,822となっており、YoYで16.5%の成長となっています。
また、GB/EBUセグメントは前年同期比+29.3％と大きく伸長しています。
さらに、売上高に占めるリカーリングレベニュー比率は88.3%となっており、ライセンスARRはYoYで15.8％成長の約24.2億円となっています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、解約率ですが、契約ライセンス数ベースのGross解約率は、0.57％と低水準を維持しています。
ライセンスMRRベースのNet解約率は、ネガティブチャーンを継続しています。
しかし、FY2020H2に新型コロナウイルスの影響でライセンス追加ペースが停滞した影響でFY2021末は-0.3～-0.4％程度の着地となる見通しです。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約者数ですが1,491社となっています。
また、ARPA（1社あたりのライセンスMRR）は、GB/EBUセグメントの契約増加により 135,390円となり持続的に上昇しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第3四半期の事業トピック
TeamSpirit（チームスピリット）の事業トピックは、プロジェクトアサインメントシステム「TeamSpirit PSA」の発表です。
「TeamSpirit PSA」は、「TeamSpirit EX」の拡張機能として、プロジェクト型ビジネスにおけるタレントア サインメントを最適化する、プロジェクトアサインメントシステムです。
そのシステムによって、以下のことを実現することができます。
・稼働率を最適化させ、チームの生産性を向上
・能力のミスマッチ防止
・プロジェクト型ビジネスにおける適切な労務管理
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第4四半期の決算情報
それでは、TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
TeamSpirit（チームスピリット）の2021年第4四半期の全体業績
業績ですが、売上高は通期で約28.9億円で、YoYで18.5%の成長となっております。
エンタープライズ市場開拓の仕込みを中心に、中長期的なARR成長のための投資を積極的に実施しています。
また、営業利益は約1.6億円となっており、成長投資を計画通り実行したこ とで、人件費や採用費、広告宣伝 費等の費用が増加し、前年度比 減益となっています。
ARRは、大口の新規・追加商談が獲得できず、YoY成長率はやや鈍化しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約ライセンス数ですが、321,534となっており、YoYで15.8%の成長となっています。
また、GB/EBUセグメントは前年同期比+24.8％と大きく伸長しています。
さらに、売上高に占めるリカーリングレベニュー比率は89.3%となっています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、解約率ですが、契約ライセンス数ベースのGross解約率は、0.02pt改善し0.65％と低水準を維持しています。
TeamSpirit（チームスピリット）の重要KPIの一つである、契約者数ですが1,531社となっています。
最近の決算情報から読み取れるTeamSpirit（チームスピリット）の戦略についての考察
直近の決算から、TeamSpirit（チームスピリット）では上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略：基幹システム領域を基軸として、全ての基幹システム領域を横断的なプラットフォームを構築して、特にエンタープライズ市場とミッド市場でシェアNo.1となる。
TeamSpirit（チームスピリット）を始め、日本のSaaSサービスを展開する企業は今後、自社のメインの領域を軸に近しい事業領域に展開して、1社あたり契約サービス数を拡大させることで、解約されない状態を作ることを目指していく流れになります。
これはかつて大手企業向けERPパッケージソフトでシェアを拡大していったワークスアプリケーションの戦略に近しいものがあります。
その大きな流れの中で、受注率を高め、シェアを拡大するためにはプロダクトの品質を高める方向性として、1つのプロダクトだけで様々な会社の課題を解決できるサービスを展開する方法があります。
さらに、自社のメインの事業領域と近しい領域に進出していくことで、新規の顧客を契約できたり、既存のお客さんに対して、オプション機能として、ひたすらクロスセル提案をして、1社あたりの単価（ARPU）を高めることで、売上を拡大することができるという流れになります。
TeamSpirit（チームスピリット）の場合は、基幹システムを切り口に、上記の図に記載されている領域を横断的に展開することができます。
まとめ
SaaSベンチャー企業のカオナビの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか？
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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ビジネス職と、エンジニア職にそれぞれにオススメな3社を紹介します
ビジネス職向けエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】
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エージェントの利用する時の流れ・手順
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