カオナビへ転職!最新の事業戦略、年収、入社難易度、福利厚生まで解説
悩んでいる人
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SaaSベンチャーのカオナビへの転職を考えていて、カオナビについて色々知りたいです。

困っていること、知りたいこと

転職エージェントから、カオナビをおすすめされたけど、あまりよく知らない!

SaaSベンチャーのカオナビーへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験や、自身も新卒でメガベンチャー に就職した経験などを元に記事を製作しております。
CareerBiz編集長
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今回は、転職市場で人気の高まっているSaaSベンチャーのカオナビについて知りたい、転職を考えているあなたに、

■本記事の内容

・SaaSベンチャーのカオナビの概要

・カオナビの2022年第1四半期の決算情報について(2021年8月)

・カオナビの2022年第2四半期の決算情報について(2021年11月)

・カオナビの2022年第3四半期の決算情報について(2022年2月)

・カオナビの2022年第4四半期の決算情報について(2022年5月)

・最近の決算情報から読み取れるカオナビの戦略についての考察

・SaaSベンチャーのカオナビの入社難易度

・カオナビの平均年収推移

・カオナビの福利厚生や働く環境

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。

①会社の現在の業績

②会社の今後の戦略・方針

③会社の事業のビジネスモデル

本記事は、カオナビの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。

2021年度の決算情報から時系列でカオナビの業績を見たい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

目次

SaaSベンチャー:カオナビの概要

カオナビ概要

カオナビロゴ

カオナビは、2008年5月に、アクセンチュアやアイスタイル出身の柳橋 仁機 氏 によって設立されました。

カオナビは、柳橋氏が人事コンサルタント時代に、採用、育成、配置などをシステム化する製品は当時は全然出ていなかった時代に、需要はあるはずなのに、そういったサービスがない状況で、事業にするしかないな、と決意して作られました。

カオナビの沿革

カオナビの主な会社の沿革は以下のようになっています。

・2008年5月:株式会社ジャパンオペレーションラボ設立(現 株式会社カオナビ)

・2012年4月:カオナビ事業開始(『カオナビ Ver.1.0』リリース)

・2013年8月:『カオナビ Ver.2.0』リリース

・2017年3月:株式会社リクルートホールディングスによる資本参加

・2017年4月:『カオナビ Ver.3.0』リリース

・2017年5月:『カオナビ』の有償導入企業数が500社を突破

・2018年5月:『カオナビ』の有償導入企業数が1000社を突破

・2019年3月:東京証券取引所マザーズ市場へ上場

・2019年6月:スタートアップ企業への支援『カオナビ NEXT FUND』を開始

カオナビの事業領域やビジネスモデル

カオナビ:ミッション、ビジョン

カオナビでは、以下のミッションとビジョン、行動指針をもとに、人材データプラットフォームの「カオナビ」を運営しています。

・ミッション:この力にフォーカスしマネジメントを革新する

・ビジョン:人材情報を一元化したデータプラットフォームを築く

・行動指針

①ぎゅっと働いて、ぱっと帰る。:積極的に仕組み化・効率化をはかり、人生の時間を大切にする

②そもそもなぜ?を考える。:表層の問題解決にとどまらず、根本の課題を探りに行く

③ちゃんと聞く、ちゃんと言う。:建設的な相互コミュニケーションが、事業や人を成長させる

④顔と名前の一致からはじめる。:相互理解を深め、一人では出せない成果をあげる

カオナビ:事業領域

カオナビの事業領域としては、人材配置、目標管理、人事評価、人材採用、人材居行く、離職防止などの領域にまたがるサービスを展開しています。

カオナビ:機能と効果

カオナビは、人材マネジメントに役立つ様々な機能(業務効率化、生産性向上、人材開発、離職防止、経営基盤強化)を提供し、導入企業の「働き方改革」推進と競争力強化に貢献しています。

カオナビ:業界ポジション

カオナビは、人材マネジメントシステムのリーディングカンパニーとなっており、利用企業社数は1789社になっており、シェアは32.2%となっており、出荷社数シェアは4年連続1位となっています。

カオナビの対象市場とするタレントマネジメント領域は、まだるITシステムの導入状況が12.6%しかないため、まだまだ開拓余地があります。

カオナビの2022年第1四半期の決算情報

それでは、カオナビの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。

カオナビの2022年第1四半期の全体業績

カオナビ:業績ハイライト

業績ですが、売上高は約10.0億円で、YoYで33.9%、QoQで6.8%の成長となっております。

また、営業利益は約0.3億円となっており、売上総利益も堅実に増加して、利益率は70.9%まで上昇しています。

カオナビ:事業KPI

カオナビの事業KPIは以下のようになっています。

・利用企業数:2122社(YoY:15.2%成長)

・ARPU:15.0万円(YoY:19.2%成長)

・ストック収益:8.8億円(YoY:32.1%成長)

・LTV/CAC(ユニットエコノミクス、採算性):5.1倍

・MRRベースの解約率(継続性):0.69%

カスタマーサクセスへの注力と情報蓄積によるデータベースの価値向上により、低い解約率を維持しています。

カオナビの2022年第2四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カオナビの2022年第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カオナビの2022年第2四半期の全体業績

カオナビ:業績サマリー

業績ですが、売上高は約10.6億円で、YoYで29.0%、QoQで5.2%の成長となっております。

また、営業利益は約0.6億円となっており、売上総利益も堅実に増加して、利益率は72.6%まで上昇しています。

カオナビ:事業サマリー

カオナビの事業KPIは以下のようになっています。

・利用企業数:2214社(YoY:15.9%成長)

・ARPU:15.7万円(YoY:17.4%成長)

・LTV/CAC(ユニットエコノミクス、採算性):6.0倍

・MRRベースの解約率(継続性):0.63%

カスタマーサクセスへの注力と情報蓄積によるデータベースの価値向上により、低い解約率を維持しています。

カオナビの2022年第3四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カオナビの2022年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カオナビの2022年第3四半期の全体業績

カオナビ:業績サマリー

業績ですが、売上高は約11.6億円で、YoYで31.5%、QoQで9.4%の成長となっております。

また、営業利益は約1.3億円となっており、売上総利益も堅実に増加して、利益率は75.2%まで上昇しています。

カオナビ:事業サマリー

カオナビの事業KPIは以下のようになっています。

・利用企業数:238社(YoY:19.5%成長)

・ARPU:15.9万円(YoY:15.1%成長)

・LTV/CAC(ユニットエコノミクス、採算性):7.7倍

・MRRベースの解約率(継続性):0.58%

カスタマーサクセスへの注力と情報蓄積によるデータベースの価値向上により、低い解約率を維持しています。

カオナビの2022年第4四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カオナビの2022年第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カオナビの2022年第4四半期の全体業績

カオナビ:業績サマリー

業績ですが、売上高は約12.6億円で、YoYで34.1%、QoQで9.1%の成長となっております。

また、営業利益は約-0.7億円となっており、売上総利益も堅実に増加して、利益率は75.2%まで上昇しています。

カオナビ:KPI事業サマリー

カオナビの事業KPIは以下のようになっています。

・利用企業数:2497社(YoY:21.2%成長)

・ARPU:16.4万円(YoY:12.2%成長)

・LTV/CAC(ユニットエコノミクス、採算性):8.6倍

・MRRベースの解約率(継続性):0.56%

カスタマーサクセスへの注力と情報蓄積によるデータベースの価値向上により、低い解約率を維持しています。

最近の決算情報から読み取れるカオナビの戦略についての考察

カオナビ:中期的な成長イメージ

カオナビ:人材データプラットフォーム構想

直近の決算から、カオナビでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。

■戦略考察

・全体戦略:人材が関わる事業領域をデータを活かして、横断的なプラットフォームを構築して、導入社数とARPUを向上させる

カオナビを始め、日本のSaaSサービスを展開する企業は今後、自社のメインの領域を軸に近しい事業領域に展開して、1社あたり契約サービス数を拡大させることで、解約されない状態を作ることを目指していく流れになります。

これはかつて大手企業向けERPパッケージソフトでシェアを拡大していったワークスアプリケーションの戦略に近しいものがあります。

その大きな流れの中で、受注率を高め、シェアを拡大するためにはプロダクトの品質を高める方向性として、1つのプロダクトだけで様々な会社の課題を解決できるサービスを展開する方法があります。

さらに、自社のメインの事業領域と近しい領域に進出していくことで、新規の顧客を契約できたり、既存のお客さんに対して、オプション機能として、ひたすらクロスセル提案をして、1社あたりの単価(ARPU)を高めることで、売上を拡大することができるという流れになります。

カオナビの場合は、人材のデータということを切り口に、上記の図に記載されている領域を横断的に展開することができます。

SaaSベンチャーのカオナビの入社難易度

カオナビの転職難易度は現在進行系で高まってきています。

最近では、SaaSの企業の人気はうなぎの上りとなっているため、入社難易度は徐々に上がってきているでしょう。

しかし、カオナビはまだ上場から1~2年ほどしか経過していないため、現在は絶賛、積極的に投資をしているフェーズであり、事業拡大に向けて積極的に採用を行っているため、採用の絶対人数は多いと考えられます。

カオナビの平均年収推移

最後に、転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?

カオナビ平均年収推移

カオナビの最新版の平均年収は、589万円となっており、上場時と比較すると社員数が増加していることで、平均としては下がっていますが、業績がずっと右肩上がりのため、入社月が早い人ほど給与は上がっていく傾向になるでしょう。

カオナビの福利厚生や働く環境

カオナビでは、以下のような福利厚生があります。

・フレックスタイム制:10-15時をコアタイムとした、フレックスタイム制を導入。自己研鑽のための通学や、子供の送り迎えなど、フレキシブルな働き方が可能。

・兼業推奨:会社の仕事以外にもやりたいことがある人を応援。異なるフィールドでの経験がカオナビでの活躍にもつながる。

・スイッチワーク:家事や育児などにより、まとまった業務時間を確保できない場合、スイッチのようにON/OFFを切り替え、時間を柔軟に組み合わせて働くことが可能。

・ランチコミュニケーション「ヨリアイ」:異なる部署や役職メンバー同士で交流する機会として、会社主催でランチミーティングをセッティング。

・研修制度「ドウジョウ」:コンプライアンス研修や自社サービスに関する内容等を研修として実施

・勉強会制度「テラコヤ」:社員自らの意思で企画・参加する形の勉強会。

・予防接種サポート:インフルエンザの予防接種において、健康保険でカバーしきれない自己負担分をサポート。

・人間ドック・女性ヘルスチェック:毎年の健康診断時に、35歳以上の社員には人間ドック、女性社員には乳がん検診などの受診をサポート。

・健康経営:会社の成長を支える従業員とご家族との心身の健康を重要な経営資源の一つと捉え、健康維持・増進活動に対する積極的な支援と組織的な健康づくりを推進

・社員紹介制度:紹介者が採用された場合は、紹介者・入社者ともに最大で25万円ずつ支給。

カオナビでは、様々な福利厚生が整えられており、育児・介護の両立支援サポートはとても充実しているため、家族持ちの社員にとっては安心して働ける環境です。

まとめ

SaaSベンチャー企業のカオナビの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

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