オファー面談で失敗しないために確認すべき質問リスト・確認事項【年収・給与も大事】
悩んでいる人
悩んでいる人
内定(オファー)をもらえたけど、オファー面談で失敗しないために、オファー面談ついて色々知りたいです。

困っていること、知りたいこと

・転職活動で内定を獲得して、オファー面談でどのように対応したら良いのかわからない

・オファー面談は、何を確認したり、質問するべきなのかわからない

・一度、オファー面談を行なったが、年収や給与などの条件面について交渉したいと考えている

こんな疑問や不安を持っている人のお悩みにお答えします!

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験や、自身もベンチャーでCOOとして採用業務に従事していた経験などを元に記事を製作しております。
CareerBiz編集長
CareerBiz編集長

オファー面談は、転職活動における最後の大事なポイントです!

激動の転職活動で内定を貰い、嬉しくなってしまって、条件確認を怠ってしまったことで、入社後にミスマッチによって、後悔や失敗を招いてしまうリスクがあることを忘れてはいけません。

そこで、今回はオファー面談について知りたい、オファー面談で確認すべき質問リストや確認事項を知って、転職活動を成功で終えたいあなたに、

・転職活動における、オファー面談とは何か?オファー面談の流れとは?

・転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項

・内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース

・内定取り消しやオファー面談で落ちないためのオファー面談の注意点

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

目次

転職活動における、オファー面談とは何か?オファー面談の流れとは?

「オファー面談」とは、企業が内定者と入社にあたっての契約をするために、入社意志や雇用条件などを事前に確認する面談です。

かつては、「処遇面談」とか「条件提示面談」、「内定者面談」、「入社確認面談」ともいわれたりもしてました。

「オファー面談」は選考ではなく、お互いの最終的な確認の場であるため、基本的には変に緊張などしなくても大丈夫ですが、ごく稀にオファー面談で内定を取り消させるというようなことも0ではない場合もあるため、きちんとした準備は必ず行いましょう。

主にオファー面談の目的は以下の2つになります。

・年収交渉や労働条件のすり合わせを行うため

入社前に内定者の疑問や不安を解消するため

また、一般的なオファー面談は以下のような流れになっています。

■オファー面談の流れ

①企業からの内定通知

※転職エージェントを利用している場合は、担当の転職エージェントから連絡が来ます

※内定通知の段階で、オファーレター(労働条件通知書)が送られてくる場合もあります。

②オファー面談

※内定通知の段階ではなく、オファー面談の段階でオファーレター(労働条件通知書)を見せてくる場合もあります。

③入社を承諾かどうかを期日までに回答

④入社、もしくはお見送り

オファー面談は人事がすごくいい人で、なんでも質問してくれて大丈夫というようなスタンスでもないと、基本的には1回しか行わない場合がほとんどです。

そのため、事前に確認すべきことを洗い出し、自分なりの回答などを用意するなどの準備して行うことが非常に重要です。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項

それでは、実際にオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項を解説していきたいと思います。

基本的にはオファー面談は以下のように捉えて、少しでも自分の入社後のリスクやミスマッチを下げるつもりで臨むことが大事です。

①より条件を引き出す交渉の場ではなく、入社後のミスマッチを防ぐためのリスクヘッジをする場

②企業と自分のお互いの期待値をすり合わせる場

具体的には最低でも、以下の10個の質問リスト・確認事項を用意することをおすすめします。

また、実際のオファーレター(労働条件通知書)がどのような記載になっているのか確認しましょう。

①面接で評価された理由やポイント

②入社後の想定業務内容

③配属ポジションやキャリアプラン

④年収などの経済条件

⑤報酬制度や評価制度

⑥福利厚生

⑦労働条件

⑧入社日

⑨会社の雰囲気

⑩会社の業績

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項①:面接で評価された理由やポイント

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の1つ目は、面接で評価された理由やポイントです。

それらを聞く・確認する理由としては、以下の2つがあります。

①何が評価されたのか知ることで、企業側の自分に対する期待値を知ることができ、自分の入社への期待値とずれたりしていないかなどすり合わせることができる。

②自分が評価されたポイント(自分の市場価値)を把握することできる。 

まず、企業側の自分に対する期待値、期待されていることを把握することは非常に重要です。

そして、それが自分の温度感や期待値などとズレ過ぎていないかどうかは確認するべきです。

ズレている場合、入社後にミスマッチが起きて評価が下がってしまったりして、自分自身が不幸になる場合があります。

確かに、内定を取り消されてしまうのではないかと心配になってしまう気持ちもわかりますが、入社後にミスマッチしてしまうリスクの方が後々、大きい損失になるため、勇気を持って感じたことは企業側に伝えることをおすすめします。

また、2つ目の自分が評価されたポイント、自分の市場価値を知ることも非常に大事です。

なぜなら、自分の市場価値とは転職活動などくらいしかある程度客観的に評価されることはないからです。

自分の市場価値を知り、長期的な自分のキャリアプランの参考にしたり、後述しますが、給与交渉などの時にも使える武器にもなります。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項②:想定業務内容

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の2つ目は、想定業務内容です。

具体的には、向こう先1年くらいの期間で、自分はその会社でどのようなミッションで、具体的に何の業務を行うのか確認することが重要です。

また、携わる可能性のある事業やプロジェクトの状態も一緒に確認しましょう。

具体的には以下の観点で確認・質問することが、おすすめです。

・入社後から本格的な業務開始までの大まかな時間軸と流れ

・入社後のメンターの存在の有無や上司になる人との関わり方

・携わる事業のプロジェクトの収益状況

・携わる事業のプロジェクトの予算感と予算ジャッジのタイミングと判断基準

特に配属されるプロジェクトが新規事業系だったり、そもそも会社がまだ小さかったりする場合、入社後に事業が無くなったり、突然の方針転換などにより、社内ニート状態になったりするようなことも実際あったりします。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項③:配属ポジションやキャリアプラン

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の3つ目は、配属ポジションやキャリアプランです。

最初、ほとんどの人は、幹部ではなく、いちメンバーとしての入社がほとんどだと思います。

そして、よく企業側が魅力的なオファーに見せるために「Aさんには、将来的にマネージャーや執行役員を担ってもらいたい」、「入社後のパフォーマンスによっては希望の職種に異動も可能」など魅力的な嬉しい言葉をかけてくる場合があります。

当たり前ですが、企業側もバカではないので、入社後にパフォーマンスが低かったことも仮定して、ポジションを確約した状態で条件を出してくることは非常に稀です。

企業側としては、ある程度評価してくれたことの現れだったりもしますが、こういった具体性のない将来の話を決め手にすると危険だったりもします。

そのため、入社後のミスマッチが起きないように、以下のようなことを確認してみることがおすすめです。

・自分の配属後のミッションや期待していることは何か。

・(マネージャーなどを提示された場合)なぜそのような提示をしてくれたの理由。

・社内で自分で希望通りの配置換えが達成された人は、どういった条件で配置換えがあったのか。

・入社後にマネージャーに途中から昇格した人はどういった仕事でどの程度の成果を残したのか。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項④:年収などの経済条件

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の4つ目は、年収などの経済条件です。

まず、提示された年収がなぜこの金額なのか、どういった理由で判断されたのか根拠を聞いてみましょう。

これは先ほどの市場価値を知ることにもなりますが、市場価値の算定根拠としても考えることができます。

自分がどういったビジネスモデルの会社で、どういった評価軸の中で価値が算出されるのか知ることができるため、他に内定先がある場合には比較する軸にもなったりします。

あとは、後々に「聞いていなかった!!」と驚かないように以下のようなこともきちんと確認することがおすすめです。

・交通費などの諸々の手当の存在と支払い条件と金額

・固定残業代の条件や固定残業時間を超えた場合の手当と金額

※固定残業時間は会社によって設定されている時間等が異なります。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑤:報酬制度や評価制度

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の5つ目は、報酬制度や評価制度です。

最初の提示されたオファー金額(年収・給与提示)も大事ですが、中長期的に自分の年収が伸びていく余地があるのかも考えるべきです。

基本的に中長期的に自分の給与が伸びているかどうかは、もちろんスキル的に自分が成長していることも重要ですが、以下の要素でも決まってしまいます。

①業界自体や会社自体が成長していること

②利益率が高いビジネスモデルになっていること

③会社の中に報酬制度・評価制度が確立されていること

基本的に、成長していない会社や利益率の低いビジネスモデルの会社では、従業員に給与を支払う原資となる利益が無い・少ない場合は、残念ながら当然、給与は上がっていきません。

さらに、入社後にきちんと結果(パフォーマンス)を出していくということは大前提ですが、会社がどういった考えで人を評価するのか、そして昇給をするとしたら、どれくらいの見込みがあるのか考えることも重要です。

給与・年収の部分は、入社後のギャップにつながりやすい部分ですので、詳細に確認するとよいでしょう。

例えば、自分が年収600万で一年間の今までの昇給額の伸び率が5%だったとすると、単純計算ですが、以下のような年収になっていくと考えられます。

・1年後:630万円

・2年後:約660万円

・3年後は:約693万円

こういったように、過去の昇給率を計算してみて、転職先での年収の予測を立てながら考えてみることもおすすめです。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑥:福利厚生

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の6つ目は、福利厚生です。

特に一人暮らしの男性だとあまり重要視しない方もいるかもしれませんが、特に家庭を持っている方や女性は結構大事だったりしますよね。

また、面接中の逆質問中にはなかなか聞き辛い話題だと思いますので、オファー面談の際にきちんと確認することをおすすめします。

具体的な項目と内容はもちろんのこと、自分と近い状況の人の福利厚生の範囲の休暇の使用状況なども聞いてみると良いでしょう。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑦:労働条件

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の7つ目は、労働条件です。

求人票や条件通知書には就業時間について明確に記載されていますが、残業については書かれていないことも多くあります。

記載があったとしても、配属予定部署やチームが実際どれくらいの残業時間があるのかを聞くことをおすすめします。

また、有給の取得の条件や実際に付与される日数なども会社によって条件が異なるため、そのあたりも確認しておくことも大事です。

繁忙期や閑散期で大きく異なるケースもありますので、合わせて確認すると良いでしょう。

突然の業務依頼や呼び出しに対応した場合などは休日出勤がどれくらいあるのか、振替休日は取得できるのか、どれくらい取得しているのかなども聞いておきましょう。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑧:入社日

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の8つ目は、入社日です。

前職との業務の引き継ぎなどの事情との兼ね合いもあると思うので、ご自身の現状を率直に企業に伝えて、調整することをおすすめします。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑨:会社の雰囲気

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の9つ目は、会社の雰囲気です。

転職を考えるきっかけや転職理由の多くに「人間関係」があります。

自分が考えているキャリア像を実現できるか、自分が中長期的に活躍できる環境があるのかを判断するために、配属先の社員と会わせてもらうようにお願いしてみることもおすすめです。

私も実際にお願いをして、10人以上の人に1人30分会わせて頂き、自分が納得できそうかじっくり判断もしました。

職場見学や自分が目指すキャリアアップに近しい社員、同じ部署になりそうな人と話すことで、会社の雰囲気などをよりイメージしやすくなります。

後々に後悔しないようにするためにも、しっかりとリスクを潰すことは大事です。

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項⑩:会社の業績

転職で失敗しないためのオファー面談で確認・聞くべき質問リスト・確認事項の7つ目は、会社の業績です。

特にベンチャーやスタートアップに就職する場合、1年後には会社がなくなった、M&Aで他の会社に買収され転籍になった、急に事業が別のものに変わったなど、頻繁にあることではないですが、それなりに起こります。

大企業でも社内の政治などによって、事業自体が撤退になる、M&Aで他の会社に買収され転籍になったなどの似たようなことも起こります。

特にこういったことを会社の経営陣の一部しか知らず、裏で調整など行われているため、現場の社員は全く知らないということがほとんどです。

そのため、事前に会社の業績や事業の収支については可能な限り、自分で調べたり、具体的な質問をしておくことをおすすめします。

そこで少し濁されてしまったり、社内内部情報だからという理由などで全く教えてくれない場合は、少し転職自体を考え直した方が良いかもしれません。

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース

オファー面談後に内定取り消しや選考として落ちてしまうケースがゼロというわけではございません。

それでは、どんな場合にオファー面談後に内定取り消しになるのか、紹介したいと思います。

結論としては、以下の場合にオファー面談後に内定取り消しになってしまうケースがあります。

①職務経歴書や面接での虚偽の記載・報告が見つかる

②SNSで不適切な投稿が見つかる

③経営や事業の急激な悪化

④社内の採用基準に反する言動が見つかる

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース①:職務経歴書や面接での虚偽の記載・報告が見つかる

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケースの1つ目は、職務経歴書や面接での虚偽の記載・報告が見つかるです。

最近では、リファレンスチェックサービスという、その人が以前勤めていた会社の人に、その人がどのような人だったのか、実績は本当だったのかなどを確認するサービスが普及してきています。

また、そういったリファレンスチェックサービスを使わずとも、選考を受けた人の繋がりがたまたまある場合、その方の評判をチェックするようなことは、しばしばあります。

そのため、嘘を付いてしまったり、話を盛っていたりすると、バレてしまうリスクも0ではありません。

当たり前ですが、嘘を付いたり、話を盛ることはせずに、等身大の自分できちんとアピールをしましょう。

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース②:SNSで不適切な投稿が見つかる

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケースの2つ目は、SNSで不適切な投稿が見つかるです。

犯罪に関わるような行為や誹謗中傷などの投稿はもちろんのことですが、採用面接の様子について報告したり、面接官の態度や容姿についてネガティブなコメントを投稿したりするのも問題と考えられます

最近は、企業の人事担当や直属の上司となる社員らが、内定者のSNSをチェックする場合もあり、転職活動中だけでなく過去の投稿にまでさかのぼってチェックされることもあるので、該当するような投稿がある場合は投稿を消したり、アカウントを非公開にしたりなどの対策をとることがおすすめです。

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース③:経営や事業の急激な悪化

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケースの3つ目は、経営や事業の急激な悪化です。

このケースは、新型コロナウイルスやウクライナの戦争などマクロ経済にも大きく影響を与えるようなことが起きない限り、ほとんど発生することはありません。

しかし、何かしらの事業で経営状態や配属される予定だった事業自体が急激な状況悪化が起きた場合、コストをできるだけ最小化することが急務となり、それに付随して採用はストップすることが多いため、そのタイミングと重なってしまった場合は、内定取り消しが起きてしまうことがあります。

その場合は、努力してもどうにもならないため、たまたま運が悪かったと思って、残念ながら諦めるしかないでしょう。

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケース④:社内の採用基準に反する言動が見つかる

オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうケースの4つ目は、社内の採用基準に反する言動が見つかるです。

特に社内カルチャーやミション、ビジョン、バリューなどに拘りの強い会社に関しては、スキルよりも人物のマインド面を重要視する傾向があります。

面接では上手く取り繕っていても、オファー面談で油断して素を出しすぎたり、その会社が求める人物像と異なると思われる言動が多いと、そういった会社では内定を出すことに躊躇する場合があります。

最悪、オファー面談後に内定取り消しやオファー面談で落ちてしまうことも本当にあります。

そのため、嘘をついたり、自分を偽るような言動は良くないですが、あまり余計なことなどは言わないようにしたほうが良いです。

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点

それでは、内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意事項をいくつか紹介したいと思います。

まず大原則として、家庭の事情など、どうしても譲れない条件がある場合以外は、オファー面談では基本的に自分から交渉をして、条件変更をお願いしない方が良いです。

よほどのことがない限り、条件変更に対応してくれる場合は少ないことも頭に入れておきましょう。

しかし、皆さんの中には以下のことを気にする方も多いと思います。

・もっと給与をあげてほしい

・他社の選考もあるから、回答期限を伸ばしてほしい

・他社の選考状況を聞かれたけど、素直に答えても大丈夫だろうか?内定の取り消しなどないだろうか?

そこで、上記についてそれぞれ解説したいと思います。

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点①:オファー面談での年収交渉・給与交渉

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点の1つ目は、オファー面談での年収交渉・給与交渉です。

給与交渉に関しては、一番難易度が高いのが実情です。

理由は他の社員との公平性を保とうとするためです。

毎回、新入社員の度に統一した基準もなく、交渉に応じてしまうと社員間の給与がバラバラになり、後々に社員同士の飲み会でその状況になった時に必ず不満を持ってしまう人が出てしまうリスクがあったりします。

そのため、会社によって違いますが、会社は人事は報酬制度や評価制度、前職の給与などの基準からオファー金額(年収提示)を行います。

しかし、必ずしもうまくいくわけではありませんが、給与交渉を行うことはできます。

そのポイントは、他社の選考状況や他社でもらったオファー金額を伝えることです。要はあなたは他の会社でも評価されていると伝えることです。

ただし、以下のポイントは大事です。

他社の選考状況や他社でもらったオファー金額を伝えた上で、「だから給与を上げてください」というような、こちらからお願いするスタンスはあまり良い印象を与えません。

あくまで相手が考え直すキッカケの情報として与えるくらいのスタンスが良いでしょう

実際に、約2兆円の売上を誇るNetflixなどでは社員を市場評価とギャップが無いようにして、社員の給与決めたりします。

そのため、複数内定を頂いた場合、各社から提示された金額を伝えて、もしギャップが大きいようであれば、相手の企業も再考してくれる確率は高くなります。

そのような相手が考え直すような交渉術を行ってみることをおすすめします。

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点②:オファーの回答期限の変更について

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点の2つ目は、オファーの回答期限の変更についてです。

こちらは給与交渉に比べると、難易度は高くないですが、必ずしも交渉がうまくいくわけではないです。

まず、回答期限が決められている理由は、内定者の囲い込みという文脈が強いです。

そのため、基本的には交渉に応じないというのが会社のスタンスでもあります。

しかし、会社もせっかく獲得できた内定者を逃したくはないので、しっかりと自分の考えを真摯に伝えれば、回答期限を1週間程度は変更してもらうことは可能です。

以下の理由であれば、比較的変更に応じてくれる場合が多いでしょう。

・他社から内定をもらっており、正直色んな観点で悩んでいるため、時間がほしい。

・他社での選考が残っていて、自分の納得感を大事にしたいため、最後まで転職活動をやりきってから結論を出したい。

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点③:オファー面談で他社の選考状況を聞かれた場合の返答

内定取り消しやオファー面談で落ちないための注意点の3つ目は、オファー面談で他社の選考状況を聞かれた場合の返答です。

先ほども申し上げましたが、他社の選考状況については、積極的に情報を開示した方が企業側も色々と対策を考えるため、交渉という面では有利に働く場合が多いと思います。

ただし、大事なポイントは事実のみを伝えて、主観的な意見は伝えないことが大事です。

主観的な意見とは、A社は優先度が高い低いやその理由、A社は~という印象がありました、などです。

こういった主観的な意見を聞いてしまうと、人事としてもショックを受けたりして、「この人に内定受諾してもらうのは難しかもしれない」などマイナスの印象を頂いてしまい、候補者に対しての積極性が無くなってしまい、最悪、内定を取り消しなどということも起きるかもしれません。

そのため、他社の状況は「最終面接まで進んでいる会社が2社、内定を頂いた会社が2社」など事実だけを伝えて、あとは迷っているくらいの温度感で伝えることをおすすめします。

オファー面談についてのまとめ

いかがでしたでしょうか?

オファー 面談は入社後のリスクを下げ、入社後の満足度を最大限にするための大事なイベントです。

内定を頂いたことで油断することなく、入社後の自分のパフォーマンスを最大化するために、こちらの記事を参考に是非納得感の高い転職活動にしてみてください。

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、完全無料なのでまずは登録して気軽に転職エージェントに相談してみましょう。

転職エージェントは様々な会社がありますが、結論から申し上げると、下に紹介している6社がおすすめです。

ビジネス職向けとエンジニア・クリエイター(デザイナー)向けにそれぞれ、3社ずつ紹介しています。

ビジネス職向けエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】

※登録もエージェントとの面談も全て無料です。

エージェントの利用する時の流れ・手順

エージェントを利用する時の流れや手順については、こちらになります。

①会員登録(※登録は無料です)

基本的に下記の画像をタップして、エージェントの公式HPに飛び、必要な情報を入力します。(5分もかからずに終わります。)

②担当アドバイザーと面談(※面談は無料です)

登録が終了すると、面談がありますが、キャリアの棚卸しや今、どんな会社が人気なのかなどの情報収取もできます。

③案件紹介→案件決定(※案件紹介も無料です)

④実際に案件の面接等に参加

ビジネス職向けエージェントはこの3社がおすすめです。

試しに全部登録してみるのも良いですし、自分に合いそうなエージェントを見つけてみるのも良いです。

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転職求人サイトまとめ【エージェントとの面談が面倒な人向け】

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転職求人サイトの利用する時の流れ・手順

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求人サイトは、必要情報や履歴書など登録して、自ら気になる企業へ応募することもできますが、企業から、あなたにスカウトがやって来るため、自分がどの会社から評価されるのかなども知ることができます。

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