困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、and factoryをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
and factory)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回はモバイルアプリベンチャーの1社であるand factoryについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・モバイルアプリベンチャーのand factoryの概要
・and factoryの2022年第1四半期の決算情報について(2021年11月)
・and factoryの2022年第2四半期の決算情報について(2022年4月)
・and factoryの2022年第3四半期の決算情報について(2022年7月)
・最近の決算情報から読み取れるand factoryの戦略についての考察
・モバイルアプリベンチャーのand factoryの入社難易度
・and factoryの平均年収推移
・and factoryの福利厚生や働く環境
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、and factoryの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. モバイルアプリベンチャーのand factoryの概要
- 2. モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第1四半期の決算情報
- 3. モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第2四半期の決算情報
- 4. モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第3四半期の決算情報
- 5. 決算情報から読み取れるand factoryの戦略についての考察
- 6. モバイルアプリベンチャーのand factoryの転職・入社難易度
- 7. モバイルアプリベンチャーand factoryの平均年収推移
- 8. and factoryの福利厚生、働く環境
- 9. まとめ
モバイルアプリベンチャーのand factoryの概要
and factory概要
and factoryは2014年に株式会社famousの100%子会社として設立された会社です。
株式会社famousを運営する中で、スマートフォンアプリ事業に商機を見出した、株式会社famousの創業者の小原崇幹によって、スマートフォンアプリに事業に注力する子会社として設立されています。
そして、2014年10月にさらなるスマートフォンアプリ事業の拡大及び親会社から独立した自主的な経営が不可欠であるとの考えから、MBOを行い、事業範囲を拡大しています。
and factoryの沿革
and factoryの主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2014年9月:株式会社famousの100%子会社として設立
・2014年10月:株式会社イグニスによるスマートフォンアプリ「どこでもミラー」を取得し、スマートフォンAPP事業を開始
・2015年4月:株式会社イグニスと資本提携
・2015年10月:最先端IoTデバイスを集結させたスマートホテル「&AND HOTEL」を福岡に開設し、IoT事業を開始
・2017年1月:株式会社スクエア・エニックスとの協業によりスマートフォン向けマンガアプリ「マンガUP !」をリリース
・2017年6月:横浜市、株式会社NTTドコモとの協業により、IoTスマートホームを活用した「未来の家プロジェクト」の運営を開始
・2017年8月:株式会社白泉社との協業によりスマートフォンアプリ「マンガPark」をリリース
・2018年3月:宿泊予約管理システム「innto」のサービス開始
・2018年4月:宿泊施設専用タブレットサービス「tabii」を開始
・2018年9月:東京証券取引所マザーズに株式を上場
・2018年11月:株式会社集英社との協業によりスマートフォンアプリ「マンガMee」をリリース
・2018年10月:株式会社ビーグリーとの協業によりスマートフォンアプリ「コミックevery」をリリース
・2019年6月:占いアプリ「uraraca」をリリース
・2019年7月:株式会社スクエア・エニックスとの協業によりスマートフォンアプリ「FFBEデジタルアルティマニア」をリリース
・2019年9月:株式会社小学館との協業によりスマートフォンアプリ「サンデーうぇぶり」をリリース
・2019年11月:株式会社日本文芸社との協業によりスマートフォンアプリ「マンガTOP」をリリース
・2020年2月:東京証券取引所第一部へ市場変更
and factoryの事業領域やビジネスモデル
常識を打ち破る圧倒的な品質を提供し、少し先の未来を作っていく 革新性があるプロダクトを世の中に送り出し、人々の習慣を獲得する 非デジタルな業界に変革をもたらし、世の中をアップデートするということをミッションに、以下のサービスを展開しています。
■マンガアプリ事業サービス
・マンガUP! :株式会社スクウェア・エニックスと共同で開発・運営しているマンガアプリ
・マンガPark:マンガだけでなく、人気声優陣によるラジオ番組や女性アイドルの映像なども配信し、男女問わず多くの方が楽しめるコンテンツが目白押しとなった総合エンターテイメントアプリ
・マンガMee:集英社初となる女性向けマンガアプリであり、「りぼん」「マーガレット」「別冊マーガレット」などの掲載作品を中心に集英社の人気マンガを豊富にラインナップ
・サンデーうぇぶり:小学館の「週刊少年サンデー」「ゲッサン」「サンデーGX」などの掲載作品を配信
・マンガTOP:日本文芸社のコミック雑誌「漫画ゴラク」「コミックヘヴン」「Webゴラク」の人気タイトル作品を毎日9話楽しむことができるアプリ
・ヤンジャン!:「週刊ヤングジャンプ」本誌および「ウルトラジャンプ」・「グランドジャンプ」・「となりのヤングジャンプ」掲載作品などを配信する集英社と共同で開発・運営のマンガアプリ
・めちゃコミックの毎日連載マンガアプリ:国内最大級の電子コミックストア「めちゃコミック」を運営する株式会社アムタスと共同運営
■エンターテイメント事業サービス
・ゲーム攻略アプリ:ゲームアプリのマルチプレイのパートナーを募集する掲示板アプリ「最強シリーズ」、国内最大級のゲームメディア「AppMedia」とコラボレーションしたゲーム攻略アプリなどを開発運用
・uraraca:24時間いつでもどこでも気軽に占いができる電話占いやチャット占いアプリ
■不動産事業サービス
・&AND HOSTEL:最先端のIoTデバイスを1ヶ所に集結させた近未来のIoTルームを設置した宿泊施設
・SUMUTORE:撮影者とスタジオのマッチングプラットフォーム
モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第1四半期の決算情報
それでは、and factoryの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
and factoryの2022年第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約6.6億円となっており、YoYで-7.2%のマイナス成長となっています。
営業利益は、0.2億円となっています。
and factoryの2022年第1四半期のマンガ事業業績
マンガ事業の四半期の業績ですが、売上高は約5.4億円となっています。
営業利益は、1.3億円となっています。
前期までは広告宣伝費を上期に積極投下していたが、今期はやや平準化される見込みです。
マンガ事業の重要なKPIですが、以下のようになっています。
・マンガアプリのMAU:1,046万人
・マンガアプリのARPU:166円
前期4Qに一部のアプリで実施していた大型無料施策の反動により、MAUは減少しています。
また、獲得単価が上昇傾向にあるため、広告宣伝費は抑制、新規ユーザーの獲得には苦戦していますが、一時低下していたARPUは施策の見直しにより一定程度回復しています。
and factoryの2022年第1四半期のエンターテイメント事業業績
エンターテイメント事業の四半期の業績ですが、売上高は約0.8億円となっています。
営業利益は、0円となっています。
今後は、占い事業に広告宣伝費を積極投下予定となっており、認知拡大によるユーザー獲得とサービス拡充により「占い総合プラットフォーム」として成長させていくことを目剤しています。
エンターテイメント事業全体では占い事業の成長に重点を置き推進していく方針となっています。
エンターテイメント事業のトピックですが、以下の2つのことが発表されています。
・人気TV番組で話題の占い師「星ひとみ」初の占いアプリをリリース
・人気占い師のコラボレーション及びコンテンツの拡充
and factoryの2022年第1四半期のRET事業業績
RET事業の四半期の業績ですが、売上高は約0.3億円となっています。
営業利益は、-0.1億円となっています。
傅山さん事業の縮小撤退により、赤字幅は縮小しています。
&AND HOTElは現存店舗の運営を継続させつつ、新規事業に注力する予定です。
and factoryの2022年第1四半期の新規事業業績
新規事業の事業トピックは、NFT関連領域における取り組みの開始です。
試験的に実施して、今後の取り組みにむけてNFT分野における知見を獲得し、IPやコンテンツ提供先を開拓・拡充し、金閣から運用まで行っていく予定です。
モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第2四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、and factoryの2022年第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
and factoryの2022年第2四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約6.6億円となっており、YoYで-13.0%のマイナス成長となっています。
営業利益は、-0.1億円となっています。
and factoryの2022年第2四半期のマンガ事業業績
マンガ事業の四半期の業績ですが、売上高は約5.2億円となっています。
営業利益は、1.0億円となっています。
マンガ事業の重要なKPIですが、以下のようになっています。
・マンガアプリのMAU:1,044万人
・マンガアプリのARPU:157円
前期4Qに一部のアプリで実施していた大型無料施策の反動により、MAUは減少しています。
また、獲得単価が上昇傾向にあるため、広告宣伝費は抑制、新規ユーザーの獲得には苦戦しています。
and factoryの2022年第2四半期のエンターテイメント事業業績
エンターテイメント事業の四半期の業績ですが、売上高は約0.9億円となっています。
営業利益は、-0.08億円となっています。
新規アプリが好調に伸びていることに加え、年末年始は占い事業にとって、需要期でもあるため、広告宣伝費を当初予算より前倒しで投下しています。
有名占い師との個別サービスが順調に推移しており、特に星ひとみについては、TVでの宣伝効果に加え、競合となるアプリもなく好調が継続しています。
and factoryの2022年第2四半期のRET事業業績
RET事業の四半期の業績ですが、売上高は約0.3億円となっています。
営業利益は、-0.1億円となっています。
自社開発物件の売却は進捗ありません。
&AND HOTElは現存店舗の運営を継続させつつ、新規事業に注力する予定です。
and factoryの2022年第2四半期の新規事業業績
新規事業の事業トピックは、sumutoreサービス開始です。
SUMUTOREは、撮影を行うためのスタジオニーズと撮影場所の提供社のマッチングプラットフォームで、4月下旬に運用開始予定です。
モバイルアプリベンチャー:and factoryの2022年第3四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、and factoryの2022年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
and factoryの2022年第3四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約7.0億円となっており、YoYで-6%のマイナス成長となっています。
営業利益は、0.1億円となっています。
and factoryの2022年第3四半期のマンガ事業業績
マンガ事業の四半期の業績ですが、売上高は約5.3億円となっています。
営業利益は、1.2億円となっています。
マンガ事業の重要なKPIですが、以下のようになっています。
・マンガアプリのMAU:1,121万人
・マンガアプリのARPU:165円
前期4Qに一部のアプリで実施していた大型無料施策の反動により、MAUは減少しています。
また、獲得単価が上昇傾向にあるため、広告宣伝費は抑制、新規ユーザーの獲得には苦戦しています。
マンガ事業の中の重点施策の1つとして、webtoon事業が推進されています。
既に協業関係にある出版社とwebtoon事業の推進についても協業すべく最終調整を行っており、進展があり次第速やかにアップデート予定です。
and factoryの2022年第3四半期のエンターテイメント事業業績
エンターテイメント事業の四半期の業績ですが、売上高は約1.3億円となっています。
営業利益は、0.1億円となっています。
年末年始に積極的に広告宣伝費を投下し、利用者が大きく増加しており、ARPUも高水準で推移し売上利益ともに増加しています。
and factoryの2022年第3四半期のRET事業業績
RET事業の四半期の業績ですが、売上高は約0.3億円となっています。
営業利益は、-00.2億円となっています。
&AND HOTElは現存店舗の運営を継続させつつ、新規事業に注力する予定です。
and factoryの2022年第3四半期の新規事業業績
新規事業の事業トピックは、sumutoreサービス開始です。
撮影を行うためのスタジオニーズと撮影場所の提供者のマッチングプラットフォームを開発しています。
決算情報から読み取れるand factoryの戦略についての考察
決算情報からand factoryでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:安定収益になっているマンガ事業領域で稼いだ利益分を、新規事業領への投資を行い、売上・利益を最大化する。
マンガ事業は、Netflixなどと同じようにコンテンツのラインナップとクオリティーが1番の勝負ポイントとなります。
新たな取り組みとして、オリジナルIPの創出や、韓国や中国からのコンテンツ輸入を図る予定となっています。
エンターテイメント事業は、占いアプリを中心に事業を成長させていく予定となっています。
占いアプリは、競合が多いため、プロモーションによる集客が大きなポイントとなります。
RET(不動産)事業は、新型コロナウイルスの影響もあり、大きな損失が出ています。
しかし、国内需要の回復と今後の海外の需要の回復を見込んで、短期的には早急な黒字化を狙っています。
モバイルアプリベンチャーのand factoryの転職・入社難易度
and factoryの転職・入社難易度は高めです。
and factoryでは、事業の状況的に基本的に未経験者を採用していません。
そのため、未経験者を採用していない意味だと入社難易度は高めになっています。
モバイルアプリベンチャーand factoryの平均年収推移
最後に、転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?
and factoryの平均年収は578万円となっていますが、この数字はホールディングスに所属する30名の従業員のみの数字になっているため、グループ会社の全ての従業員を含めた実態の数字は600~800万円の幅の程度だと予想されます。
※and factoryの有価証券報告書に基づいて作成しています。
and factoryの福利厚生、働く環境
転職を検討するにあたり、福利厚生も重要な検討項目になり得る人もいると思うので、and factoryの福利厚生についても紹介したいと思います。
and factoryでは、以下のような福利厚生があります。
・シャッフルランチ:他事業部のメンバーとランチに行くと会社から1,000円のサポート
・アニバーサリー休暇:年に1回取得が可能な特別休暇で、家族の記念日など様々なタイミングで利用可能
・ハイブリットワーク手当:ハイブリッドワーク制度開始に伴い、会社からハイブリッドワーク手当を支給
・部活支援制度:3人以上で申請ができ、会社から活動費の補助金があり
・勉強会支援制度:外部勉強会に参加することで、知見を深め、外部とのコミュニケーションを広げるための補助
・書籍購入支援:業務に必要な書籍を、会社負担で購入可能
・結婚・出産祝い制度:社員の結婚・出産のタイミングで会社から祝い金が支給
・Birthdayお祝い制度:ご家族のBDをお祝いするためのサポート制度
and factoryでは様々な福利厚生が整えられていますが、社内コミュニケーションが円滑に行く施策や、業務へのサポートに対する施策が充実しています。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のモバイルアプリベンチャー企業のand factoryの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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