困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、メルカリ(mercari)をおすすめされたけど、あまりよく知らない!
メルカリ(mercari)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回はメガベンチャーの1社であるメルカリ(mercari)について知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・メルカリ(mercari)の概要
・メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期の決算情報について(2020年10月)
・メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期の決算情報について(2021年2月)
・メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期の決算情報について(2021年4月)
・メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期の決算情報について(2021年8月)
・最近の決算情報から読み取れるメルカリ(mercari)の戦略についての考察
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、メルカリ(mercari)の業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
2020年の決算情報から時系列で業績を見たい方は、
こちらの ▶ 転職おすすめ!メガベンチャーのメルカリの決算や戦略を解説(2020年度版) の記事を参考にしてみてください。
- 1. メガベンチャー:メルカリ(mercari)の概要
- 2. メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期の決算情報
- 3. メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期の決算情報
- 4. メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期の決算情報
- 5. メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期の決算情報
- 6. 最近の決算情報から読み取れるメルカリ(mercari)の戦略についての考察
- 7. まとめ
メガベンチャー:メルカリ(mercari)の概要
メルカリ(mercari)概要
メルカリ(mercari)は2013年に山田進太郎氏が設立した会社で、2018年6月に設立からわずか5年で上場を果たした会社です。
メルカリ(mercari)の沿革
メルカリ(mercari)の主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2013年2月:株式会社コウゾウを設立
・2013年7月:フリマアプリ「メルカリ」の提供を開始
・2014年9月:㼁㻿版メルカリを本格リリース
・2015年9月:新会社:メルカリ䛾新規事業を担うグループ会社 株式会社ソウゾウ設立
・2017年2月:新会社:ザワット株式会社を100%子会社化
・2017年11月:グループ会社株式会社メルペイを設立
・2018年6月:東証マザーズ上場
・2019年2月:スマホ決済サービス「メルペイ」スタート
・2019年8月:株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーを子会社化
・2020年1月:メルペイによる株式会社㻻rigami䛾株式全取得を基本合意
メルカリ(mercari)の事業領域やビジネスモデル
メルカリは現在ではNo.1のスマホ×フリマサービスですが、実は楽天が運営するラクマの買収前の「フリル」というサービスが2012年にリリースされており、後発でシェアを取っていた歴史があります。
先行した「フリル」というサービスがありながらも、シェアを奪い続けてNo.1となれた理由は以下の3つの施策にあったと考えられます。
①「フリル」が女性限定のサービスを標榜していたのに対して、メルカリは最初からマスターゲットでオールジャンルの物品を扱っていた。
②「フリル」が2014年10月にTVCMを開始して11月のみの単発施策で終わったのに対して、それに先んじて2014年5月からTVCMを常に継続的に行い認知度を広げていった。
③TVCMと合わせて、手数料無料を実施して利用者の使用ハードルを下げながら、ユーザー獲得を進めていった。
メルカリ(mercari)は「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ということをビジョンに以下の事業を中心に展開しています。
・メルカリ:スマートフォン向けフリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営
・Mercari, Inc:US版メルカリの企画・ 開発・運営
・株式会社ソウゾウ:インターネットサービスの 企画・開発・運営
・株式会社メルペイ:金融事業
・株式会社メルコイン:暗号資産・ブロックチェーン
・株式会社 鹿島アントラーズ・ エフ・シー:フットボールクラブ運営
また、メルカリでは、メルカリのミッションを実現するための研究開発(R&D)が将来の事業の柱を創るべく、積極的に行われており、以下のようなプロジェクトがあります。
・量子インターネット研究
・ELSI(倫理的・法的・社会的課題)に配慮した研究開発 プロセスを構築する共同研究
・価値交換工学
・価値交換工学 電動モビリティpoimo
メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期の決算情報
それでは、メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期の決算情報を見てみたいと思います。
メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は四半期で約229億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで52%成長と高い水準を誇っています。
COVID-19による影響が落ち着きを見せるものの、引き続き成長は続いています。
営業損益は投資の抑制継続で約3億円となっており、2Q以降グロースを最優先した投資再加で赤字の可能性はあるとのことです。
メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期のメルカリ事業(JP)業績
四半期のメルカリ(JP)の業績ですが、GMVは四半期で約1706億円でトレンドとしては前四半期と比較すると、新型コロナウイルスの影響が一定落ち着きが見られますが、引き続き上昇傾向でYoYで34%成長で、高い成長率となっています。
今後も、安定したMAUの増加に向けて新規ユーザ獲得を進めるとのことです。
事業のトピックとしては、ドコモとのID連携により、9月末時点で340万IDが行われており、GMVへのプラス効果をうんだけでなく、支払手数料の減少にも影響しています。
具体的には、以下のような効果があります。
・これまで貯まっていたdポイントがメルカリ 内で利用可能
・購入により、dポイントが付与され、そのd ポイントを使ってメルカリ内で新たに購入 する循環の発生
・前月に商品売却かつ当月購入の場合、 dポイント付与の増額による出品促進
・dポイントの利用増に伴う支払手数料(決 済手数料)コストの減少
メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期のメルペイ事業業績
メルペイ事業では、7月7日より、「定額払い(分割払い)」を提供開始しており、いつでも清算金額を変更できたり、買い物のあとで定額払いにできたりすることができます。
また、9月からdocomoと共通QRコードでの利用が可能になっています。
メルカリ(mercari)の2021年度第1四半期のメルカリ(US)事業業績
メルペイと双璧をなしている注力事業の1つ、USのメルカリ事業ですが新型コロナウイルスの影響も後押しして、前四半期に続いて、CMVは289で、YoYで165%の驚異の成長をしています。
マーケティングへの投資を加速せず、GMV成長を継続しており、決済手数料の徴収を開始し、再投資のための収益基盤を強化しています。
メルカリUSの事業トピックとしては、配送イノベーションに取り組んでおり、6月にサービスを開始したサンフランシスコでは出品者のうち4人に1人は「Mercari Now (即日配送)」 を配送手段として選択しているそうです。
また、10月よりニューヨーク市のマンハッタンとブルックリンでも運用を開始しています。
2つ目の事業トピックとしては、オートメーション(需給予測)があります。
これによって、様々な人気商品の需要と供給を予測する機能「 Demand Prediction」(1)をユーザの出品 管理画面に追加し、簡単に商品が売れることをサポートしています。
ユーザは需給予測に基づき、需要に対して 供給が足りていないものを出品し、 より簡単に売ることができます。
メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約250億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで41%成長と高い水準を誇っています。
営業損益は約10億円で2Q連結黒字化しており、3Q以降グロースを優先した投資再加速で赤字の可能性はあるとのことです。
メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期のメルカリ事業(JP)業績
四半期のメルカリ(JP)の業績ですが、GMVは四半期で約1970億円で、引き続き上昇傾向でYoYで28%成長で、高い成長率となっています。
持続的なGMV䛾成長にむけて新規ユーザ獲得を進めるとのことです。
メルカリJPでは、以下の施策を実施していく予定となっています。
・梱包発送の簡便化(更なるユーザ体験䛾向上):非対面発送の需要が強まる中、梱包・発送の簡便化によって出品強化を実施
・ドコモとの取り組みの深化:ドコモショップにて出品強化に向けた施策を進める等、ドコモとの連携を強化
・マーケティング施策:マーケティング(TVCM)及びオフライン施策等によって幅広い新規ユーザ獲得に取り組む
メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期のメルペイ事業業績
メルペイ事業では、「与信」を軸に収益力を強化していく予定で、2020年11月よりユーザ体験向上に向けた「ふえるお財布」を開始しています。
収益力の強化に向けて、取り組んでいる与信分野に関して、「メルペイスマート払い(一括払い・定額払い)」の利用者数はいずれも順調に進捗しています。
また、 11月より「定額払い」の手数料徴収(年率 15%)を開始しています。
今後は、「メルカリ」商品ページへに「定額払いボタン」を実装するなどのユーザ体験向上やマーケティング施策による利用者拡大を目指とのことです。
メルペイでは、新たな取組として、貸付投資サービス「Funds」でメルペイ残高が利用できる取り組みを開始し、「メルカリ」「メルペイ」の ユーザ体験拡大を目指しています。
メルカリ(mercari)の2021年度第2四半期のメルカリ(US)事業業績
メルカリUS業績
メルペイと双璧をなしている注力事業の1つ、USのメルカリ事業ですが新型コロナウイルスの影響も後押しして、前四半期に続いて、CMVは263USDで、YoYで107%の驚異の成長をしています。
新型コロナウイルスの影響が穏やかになる中で引き続きユーザを獲得し積み上げています。
さらなる成長に向けた収益力強化において、従前から徴収している販売手数料に加え、決済手数料䛾導入以降もGMVへの大きなネガティブ影響は起きていません。
また、Instant Pay、本物保証等からの収益も実質的なtake rateの向上に寄与しており、実質的なtake rateを15%まで引き上げ、さらなる成長に向けた投資を実行していく予定となっています。
メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約286億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで41%成長と高い水準を誇っています。
連結売上高は日米の継続的な成長に加え、メルカリ USのTake rateがYoYで約1.5倍(10%➝15%)になっ たことも寄与し、過去最高を更新しています。
営業損益は約1億円となっています。
メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期のメルカリ事業(JP)業績
四半期のメルカリ(JP)の業績ですが、GMVは四半期で約2086億円で、引き続き上昇傾向でYoYで27%成長で、高い成長率となっています。
来期以降の持続的な成長にむけて、新規ユーザ獲得が順調に進捗した結果、 GMVが継続的に増加しています。
メルカリJPでは、以下の施策を実施していく予定となっています。
・出品者と購入者のバランスの最適化:新規出品者を着実に獲得しながら、出品者と購入者のバランスの最適化を実現
・プロモーション効果の最大化:季節に応じて新規ユーザの獲得・出品・購入キャンペーンを実施することで、プロモーション効果の 最大化を実現
メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期のメルペイ事業業績
メルペイ事業では、「与信」を軸に収益力を強化していく予定で、2020年11月よりユーザ体験向上に向けた「ふえるお財布」を開始しており、各機能に足し知恵、以下のことが可能となっています。
■決済
・「iD決済」と「コード決済」に加え、「バーチャ ルカード」の利用が可能。
■与信
・「メルペイスマート払い」にて、使った分を翌月 にまとめて清算する「翌月払い」と月々にわけて支払う「定額払い」を提供。
■ふえるお財布
・メルペイ残高を利用して資産運用が できるサービスを開始
メルカリ事業の事業トピックとしては、メルコインの設立があります。
こちらは、売上金のビットコインでの受取り機能や「ふえるお財布」における暗号資産連携機能となっており、与信、暗号資産・資産運用の機能を一つのウォレットで提供予定となっています。
メルカリR4Dで研究を行ってきた価値交換を実現するブロックチェーンの技術等を取り込み、これまでのモノ ・お金に限らず、誰もが簡単にあらゆる価値を交換可能な新たなユーザ体験の創出を目指しています。
メルカリ(mercari)の2021年度第3四半期のメルカリ(US)事業業績
メルペイと双璧をなしている注力事業の1つ、USのメルカリ事業ですが、マーケティング施策とプロダクト改善が奏功して、GMVは310USDで、YoYで99%の驚異の成長をしています。
Post-COVID-19の状況を見極めながら、トップラインの成長に向け投資を継続予定となっています。
決済手数料の導入により、 3QのTake rateが15%に上昇しており、3月単月で一時的に黒字化を達成する等、収益構造が改善しています。
メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期の全体業績
通期の業績ですが、売上高は約1061億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで39%成長と高い水準を誇っています。
営業損益は約51億円となっており、YoYで244億円の増加となっています。
トップラインの成長に加え、上半期の広告宣伝費等の抑制、下半期からは、各事業の収益基盤の改善が進み通期黒字化となっています。
メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期のメルカリ事業(JP)業績
通期のメルカリ(JP)の業績ですが、GMVは約7845億円で、YoYで25%成長で、高い成長率となっています。
また、売上高は通期で751億円でYoYで28%成長、営業利益は242億円で、YoYで31%成長となっています。
メルカリJPでは、通期の振返りとして、以下のようなことを発表しています。
・新規ユーザーの獲得に向けて、コアとなる若年層に加え、中高年層を含めた幅広い層から利用してもらえるサービス となるべく、各種施策を実施することで、着実にMAUが増加
・After COVID-19の持続的成長を見据え、メルカリ教室の拡大やオフラインでの企業連携等の施策を強化
メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期のメルペイ事業業績
メルペイ事業では、決済・与信・ふえるお財布の3つの分野で新たなサービスを開始しており、「与信」を中心に収益力の強化を推進し、一時的ではあるが5月単月黒字になっています。
そして、以下の施策を実施していました。
■決済
・ドコモ「d払い」共通 QRコードの開始
・バーチャルカードの開始
■与信
・定額払いの利用残高の増加による収益力の強化。
・今後のスピーディな事業展開とセキュリティ対策強化のための本人確認の実施。
■ふえるお財布
・「Funds」の開始。
・株式会社メルコイン設立
メルカリ(mercari)の2021年度第4四半期のメルカリ(US)事業業績
メルペイと双璧をなしている注力事業の1つ、USのメルカリ事業ですが、GMVは300USDで、YoYで8%の成長をしています。
売上高は、約100億円で、営業利益は 約4.9億円の黒字と転換しています。
4Qは季節性による鈍化や、COVID-19ワクチン接種が進捗する中での消費行動変化等がありながらも、GMV 300M USDを維持しています。
さらに、MAUは季節性等䛾影響で一時的に減少したものの、引き続きユーザ獲得と新機能開発に注力していく予定となっています。
また、FY2021.6 2Qより決済手数料を導入したことで、実質的なTake rateが上昇し、収益構造が改善しています。
最近の決算情報から読み取れるメルカリ(mercari)の戦略についての考察
そのような状況の中で、直近の決算からメルカリ(mercari)では以下のような戦略が考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:メルカリ(JP)で稼いだ利益分を、メルカリ(US)とメルペイ事業へ戦略投資
・メルカリ(JP)事業:競合環境が悪化しているため、その中でしっかりと投資を継続して、シェアNo.1を死守する。
・メルカリ(US)事業:先行する競合サービスを抜くために、マーケティング 施策を強化して、NO.1サービスを目指す。
・メルペイ事業:メルカリとのシナジーを生み出し、メルカリ、メルペイともに利用頻度を高める。
メルカリ(JP)事業について
現在、日本のメルカリ事業は日本スマホ×フリマ市場において、No.1のサービスとなっています。
しかし、現在、楽天のラクマが投資を強めていたり、Yahoo!がフリマサービスの「paypayフリマ」を2019年10月にリリースして、投資を加速しているなど、以前と比べると日本スマホ×フリマ市場の競争環境はより厳しいものとなっています。
特に楽天やYahoo!ではメルカリよりも以下の強みを持っています。
・ポイント基盤:楽天ポイント、Yahooポイント
・金融サービスの顧客基盤:楽天カードや楽天銀行、Yahoo!カードやジャパンネット銀行
・携帯の顧客基盤:楽天モバイル、ソフトバンクやYモバイル
EC事業においては、規模の経済が事業成長に大きく寄与していく傾向があります。
そのため、こういった顧客基盤やポイントなどを強みにユーザー獲得を強めていくと、より規模の経済が働いていくことが予想できるため、メルカリとしては投資を緩めることなく、ブランド認知が落ちないようにしていくことが大事だと考えられます。
メルカリ(US)事業について
フリマのアメリカ市場は約14兆円と言われており、現在のアメリカ市場における、GMVは約160億円となってきており、まだまだ成長していく余地は残されています。
冒頭に説明したように、メルカリが日本で後発ながら勝っていったように考えると、上記の図の「売ることを簡単に」する施策のベースがあった上で、認知度を取るためにひたすらマーケティング に予算を投下していくことが大事です。
メルペイ事業について
メルペイの事業ですが、フェーズが3つに分かれていて、現在はフェーズ1~2を注力している状態です。
メルペイは「paypay」などに追従する形で単純に販促費を投下し続けてシェアを拡大していく戦略はメルペイにとっては難しい戦いと予想されるため、このフェーズ2のメルカリとのシナジーを生み出すことができるのかが1つの大きな分かれ目となってくるのではないかと予想します。
そして、フェーズ3で最終的には中国のアリババが展開するAlipayのように、買い物代金の分割払いやリボルビング払いができるようになる「花唄(ホワベイ)」というローン事業や、余額宝(ユエバオ)と呼ばれるアリペイの残高としてプールされている余剰資金を年率4%で運用する投資信託(MMF)事業のような事業を展開していくことが予想することができます。
しかし、現在、中国とは違い、日本のQRコード決済領域は豊富なポイントバックなどで利用が定着している状況のため、今後本当に日常使いするほどの定着ができるのか、クレジットカードやSuika等の決済に押し勝つことができるのかが焦点となるため、豊富なポイントバックが各社無くなった時に本当の市場の存在が問われるでしょう。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のメガベンチャー企業のメルカリ(mercari)の業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
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