UUUMへ転職！最新の事業戦略、平均年収、入社難易度、福利厚生まで解説

悩んでいる人

新興メガベンチャーのUUUMへの転職を考えていて、UUUMについて色々知りたいです。

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします！

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験などを元に記事を製作しております。

CareerBiz編集長

今回は新興メガベンチャーの1社であるUUUMについて知りたい、転職を考えているあなたに、

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

2020年の決算情報から時系列でUUUMの業績を見たい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

新興メガベンチャー：UUUMの概要

UUUMの概要

UUUM（ウーム）は2013年に鎌田 和樹氏とヒカキン（HIKAKIN）氏によって設立され、2017年8月に創業からわずか約4年で東京証券取引所マザーズ市場を果たした成長著しい会社です。

UUUMの沿革

UUUM（ウーム）の主な会社の沿革は以下のようになっています。

UUUMの事業領域やビジネスモデル

UUUM（ウーム）は現在、以下の3つの事業を中心に展開しています。

UUUM（ウーム）のビジネスモデルの特徴としては、以下のようなサポートを通じて、クリエイターからの収益の一部の手数料が収益となっています。

実はUUUM（ウーム）は他のインフルエンサー事業を展開する企業と圧倒的に優位な武器を持っている会社であり、その武器とはGoogle社から日本の企業で唯一認められている、CMS機能というものです。

CMS機能とは、Google社との契約で与えられている機能であり、これにより、紐づけした複数のYouTubeチャンネルの収益管理、動画管理、分析などを一括して行うことができます。

一般的に、事務所などに所属していないYoutuberの場合は、YouTube上の動画視聴に付随して発生する広告収益のうち一部がアドセンス収益としてYoutuberに還元されます。

しかし、UUUM（ウーム）とそれ以外の事務所に所属するYoutuberの場合はこのような違いが生まれます。

UUUM所属のクリエイターがYouTubeに投稿した動画の場合、Google社から提供をうけるＣＭＳ機能により、UUUM社がクリエイターのアドセンス収益を一括して受け取り、受領額を当社収益として計上し、その一部をクリエイターに支払う流れとなります。

しかし、UUUM以外の事務所では、企業のタイアップ案件以外のアドセンス収益を売上に計上することができず、仮にアドセンス分を売上にしたい場合は、逆にYoutuber側から徴収しないといけないという違いがあります。

Youtuberからすると、同じようにマネジメント手数料を取られてしまうなら同じなのではないかと思いますが、皆さんは以下のような体験をどのように思いますでしょうか？

人間は損することが嫌いな生き物なので、恐らく②の方が体験として嫌なのではないかと思います。

また、UUUM社では人気のYoutuberを多数抱えており、先ほども申し上げましたがGoogle社から日本の企業で唯一認められている企業でもあるため、そのブランド力やクリエイター支援のノウハウによって、有望なYoutuberがUUUMの所属になることを希望しているというような強みがあります。

クリエイターからのUUUMに所属する優位性としては、先程紹介したサポートなどがありますが、実際に所属後の再生回数の成長率ものびていることがわかります。

最近では、新規加入のクリエイターの数は減少傾向にありましたが、直近ではより厳選方式に変えています。

新興メガベンチャー：UUUMの2022年第1四半期の決算情報

それでは、UUUMの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。

UUUMの2022年第1四半期の全体業績

業績ですが、売上高は約56.5億円でトレンドとしては上昇傾向でYoYで13%成長になっています。

また、営業利益は約0.04億円で、YoYで9%S成長になっています。

1Qはスロースタートとなっていますが、2Q以降は売上を拡大させてつつ、 販管費を適切にコントロールすることで、利益拡大を目指しています。

各事業の成長ですが、緊急事態宣言による影響が引き続きあったものの、前期比で売上は拡大しています。

UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は、一部アクティブでないチャンネルの紐づけを解除したため、チャンネル数は減少しています。

合計動画再生数は、引き続き横ばい傾向になっています。

新興メガベンチャー：UUUMの2022年第2四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、UUUMの2022年第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。

UUUMの2022年第2四半期の全体業績

業績ですが、売上高は約58.9億円となっています。

また、営業利益は約3.3億円で、YoYで35%成長になっています。

広告、クリエイターサポート（グッズやブランド等）は四半期で過去最高の売上を記録しています。

各事業の成長ですが、緊急事態宣言による影響が引き続きあったものの、前期比で売上は拡大しています。

UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は、一部アクティブでないチャンネルの紐づけを解除したため、チャンネル数は減少していますが、上昇傾向に変化しています。

合計動画再生数は、引き続き横ばい傾向になっています。

UUUMの2022年第2四半期のビジネストピック

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの1つ目は、宅トレブランド「MARINESS」の拡大に向けた新たな挑戦です。

YouTubeチャンネル「Marina Takewaki」を運営する竹脇まりなとダーウィンの両名が立ち上げた宅トレブランド 「MARINESS」は2020年12月にスタートしており、これまでサウナスーツやトレーニングマットなど、様々な宅トレに関 連する商品を販売し、昨年12月8日にはMARINESSブランド初のプロテインの販売を開始しています。

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの2つ目は、アウトドアブランド「ARAKA」における新商品の展開です。

AnyMind Group株式会社との取り組みの一環として、「釣りよかでしょう。」がプロデュースし、2021年6月に 始動した、視聴者連動型D2Cアウトドアブランド「ARAKA」から、「ARAKA JEANS」の新バージョンである 「ARAKA JEANS PRO」を販売開始し、前回販売時に大きな反響を呼んだクラフトビール「ARAKA OUTDOOR BEER」の再販も開始しています。

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの3つ目は、「Crazy Raccoon」を運営する株式会社Samurai工房との資本業務提携です。

eスポーツ業界において圧倒的な実績とブランド力を持つ「Crazy Raccoon」との強力タッグの実現と、その第一弾として、初のコラボイベント「CRえぺまつり」を開催しています。

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの4つ目は、Aiming社との共同事業契約の締結です。

ゲーム事業の成長を加速させることを目的に子会社（LiTMUS株式会社）として新設分割することを決議 するとともに、株式会社 Aiming との共同事業契約を締結しています。

両社のもつ強みを掛け合わせて新たなオ ンラインゲームの制作・運営を⾏うことで、良質な企画による規模の⼤きなチャレンジをしていく予定です。

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの5つ目は、「脱獄ごっこ」スマートフォン発のIP化に向けた取り組みです。

スマートフォンゲーム「脱獄ごっこ」が「コロコロコミック」で連載開始しています。

新興メガベンチャー：UUUMの2022年第3四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、UUUMの2022年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。

UUUMの2022年第3四半期の全体業績

業績ですが、売上高は約60.4億円となっています。

また、営業利益は約2.5億円で、YoYで49%成長になっています。

アドセンスを除く売上（収益認識影響前）は前年同期比122%と前年から大きく拡大し、過去最高の四半期売上を達成しています。

UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は、一部アクティブでないチャンネルの紐づけを解除したため、チャンネル数は減少していますが、上昇傾向に変化しています。

合計動画再生数は、引き続き横ばい傾向になっています。

UUUMの2022年第3四半期のビジネストピック

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの1つ目は、マリネスプロテイン好調とドラックストアでの販売開始です。

MARINESS株式会社と協働で進めている竹脇まりな監修の「マリネスプロテイン」が発売 開始から4か月で販売数14万個突破し、2022年4月18日より全国のドラックストア約 4,000店舗にて取扱開始しています。

今後も「マリネスプロテイン」の更なるオンライン・オフラインでの販売拡大を目指していくとともに、「MARINESS」をクリエイターブランドの枠を超えた「宅トレブランド」 として、普及いく予定です。

インフルエンサー・ギャラクシーのビジネストピックの2つ目は、社内外のクリエイターとの新たば5ブランドのローンチです。

P2C(Person to Consumer, PtoC)領域において「ヒトを起点としたブランドづくり、 モノづくり」を実現し、ブランド、グッズ、ライセンス、デジタルコンテンツ等の多様 なモノづくりと、クリエイターの情報発信力を最大化する統合マーケティングコミュニ ケーション及びEC・店舗販売等を戦略的に展開していきます。

新興メガベンチャー：UUUMの2022年第4四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、UUUMの2022年第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。

UUUMの2022年第4四半期の全体業績

業績ですが、売上高は約77.2億円となっており、YoYで10%成長となっています。

アドセンス以外の売上高は前年比43％と引き続き大きく伸長し、四半期で初めてアドセンス以外の売上がアドセンスを上回っています。

また、営業利益は約3.7億円で、YoYで8%成長になっています。

アドセンスを除く売上（収益認識影響等前）は前年同期比143%と前年から大きく拡大しています。

UUUM所属のクリエイターの期末チャンネル数は、上昇傾向になっており、合計動画再生数は、引き続き横ばい傾向になっています。

最近の決算情報から読み取れるUUUMの戦略についての考察

直近の決算からUUUMでは以下のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。

UUUMでは、上記の「クリエイターの裾野拡大」と「個人経済圏の拡大」（マネタイズ手段の拡張）は今後も一定のペースで拡張していくことが予想できますが、それだと2つ目の図のようにあくまで一次関数的な成長しかできません。

成長の角度を変えるためには、上記の「クリエイターの裾野拡大」と「個人経済圏の拡大」以外に、オリジナルコンテンツや自社開発のサービスPFを展開するような今までのマネジメント会社から、コンテンツプロバイダー、ないしはプラットフォーマーのポジションになることが必要になってきます。

オリジナルコンテンツは現在、ゲームなどを多数リリースしていますが、今後はECや音楽などのコンテンツなどにも注力したりするでしょう。

最近では有名人とテレビ電話ができる「SUGAR」というサービスを買収したり、音声配信アプリ「REC」をリリースするなどして、自社プラットホームのサービスも展開するようになり、今後もこの流れは継続していくと考えられるため、この辺りの事業が伸びるかどうかがポイントになると予想されます。

また、先ほども記載しましたが、今年から有名クリエイターの退所が相次いでおり、トップクリエイターが事務所に所属することのメリットが薄れ、クリエイターからすると、ただ中抜きされている体感が強まっていることが原因と考えられます。

トップクリエイターのこのような傾向が続くと、アドセンス収益やタイアップ広告にも大きな影響が出ることが考えられるため、事務所としての所属メリットを最大化することで、クリエイターのLTVを最大化することが重要となってきます。

新興メガベンチャーのUUUMの入社難易度

UUUMの転職難易度は現在進行系で高まってきており、高めです。

これまでUUUMはYoutuberプロダクションという前例にない事業を展開してきたため、未経験の分けてでも採用を積極的に行ってきました。

しかし、組織がある程度拡大・成熟してきており、より採用の精度を上げていくために明確な採用要件を設定していく可能性があります。

また、現在、様々な他の業界と絡んだ形での新規事業も増えてきており、今後は、芸能広告の営業、イベントの運営などの経験がある人、業界関係者のほうが転職しやすくなっていくでしょう。

他の新興メガベンチャーと比較したUUUMの平均年収と平均年収推移

最後に転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね？

UUUM（ウーム）の最新版の平均年収は、512万円となっており、上場2年目からは、約100万円ほど上がり、その後は人員の拡大もあり、平均年収は520万円付近を推移しています。

UUUM（ウーム）ではYoutube以外の他のプラットフォームも取り込みながら、オリジナルコンテンツ作成等でマネタイズ手段も拡張させながら、今後も引き続き積極的に新規事業などには投資していくことが予想されるため、転職でそういった新規事業や伸びている注力事業などに携われるチャンスがあるとキャリアアップできる可能性は高まります。

UUUMの福利厚生や働く環境

UUUM（ウーム）では、以下のような福利厚生があります。

UUUM（ウーム）は社員への金銭的な手当が充実しており、特に自己研鑽に励みたい人にとっては魅力的な福利厚生だと思います。

また、IT企業の中では子供の誕生日手当があることは、珍しい制度かもしれません。

まとめ

中途でも第二新卒でも転職に人気の新興メガベンチャー企業のUUUMの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか？

新興メガベンチャーへの転職の採用基準は高いため、質の高いエージェントが多くいる転職エージェントサービスを利用して、転職の支援実績が豊富なエージェントに支援をしてもらうのが転職成功の何よりのポイントとなります。

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、この記事を参考に、キャリアコーチングのサービスを使ってみることも良いかもしれません。

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