困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、イトクロをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
イトクロへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回はメディアベンチャーの1社であるイトクロについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・メディアベンチャーのイトクロの概要
・イトクロの2022年第1四半期の決算情報について(2022年3月)
・イトクロの2022年第2四半期の決算情報について(2022年6月)
・最近の決算情報から読み取れるイトクロの戦略についての考察
・メディアベンチャーのイトクロの入社難易度
・イトクロの平均年収推移
・イトクロの福利厚生や働く環境
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、イトクロの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. メディアベンチャーのイトクロの概要
- 2. メディアベンチャー:イトクロの2022年第1四半期の決算情報
- 3. メディアベンチャー:イトクロの2022年第2四半期の決算情報
- 4. 決算情報から読み取れるイトクロの戦略についての考察
- 5. メディアベンチャーのイトクロの転職・入社難易度
- 6. メディアベンチャーイトクロの平均年収推移
- 7. イトクロの福利厚生、働く環境
- 8. まとめ
メディアベンチャーのイトクロの概要
イトクロ概要
イトクロは2006年3月にオンザエッヂやライブドアマーケティングでエンジニアとして活躍した伊藤 弘和氏と、黒岩 剛史氏が共同で設立した会社です。
イトクロでは、以下のミッション、を掲げて事業を中心に展開しています。
■ミッション
すべての人に、人生を豊かにする教育を
イトクロの沿革
イトクロの主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2006年3月:株式会社イトクロを設立
・2006年11月:コンサルティングサービスの開始
・2007年11月:学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」の提供を開始
・2008年6月:FX会社情報ポータルサイト「FX比較オンライン」の提供を開始
・2009年2月:ヤフー株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
・2009年4月:ミステリーショッピングサービスの提供を開始
・2009年7月:証券会社情報ポータルサイト「BEST証券比較」の提供を開始
・2009年11月:株式会社オールアバウトへ学習塾予備校情報の提供を開始
・2010年5月:カードローン情報ポータルサイト「みんなのカードローン」の提供を開始
・2010年10月:家庭教師派遣情報ポータルサイト「家庭教師比較ネット」の提供を開始
・2011年3月:NECビッグローブ株式会社へ学習塾予備校情報の提供を開始
・2012年6月:医学部受験情報ポータルサイト「医学部受験マニュアル」の提供を開始
・2012年11月:学習情報ポータルサイト「みんなの学校情報」の提供を開始
・2013年10月:英会話学習情報ポータルサイト「英会話ガイド」の提供を開始
・2014年3月:幼児教育情報ポータルサイト「幼児教育ナビ」の提供を開始
・2014年8月:クレジットカード情報ポータルサイト「クレナビ」の提供を開始
・2015年2月:習い事教室スクール情報ポータルサイト「習い事ナビ」の提供を開始
・2015年4月:学童保育情報ポータルサイト「学童保育ナビ」の提供を開始
・2015年7月:東京証券取引所マザーズに株式を上場
・2016年6月:学生向けコミュニティーポータルサイト「キャスフィ」を事業譲受、提供を開始
・2016年7月:地域情報ポータルサイト「ビットストリート」を運営している株式会社Acuzを子会社化
・2018年9月:医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」を運営している株式会社えふななを子会社化
・2019年11月:習い事情報ポータルサイト「コドモブースター」や子育て情報ポータルサイト「comolib」を運営している株式会社センジュを子会社化
イトクロの事業領域やビジネスモデル
イトクロは現在、教育メディア事業を展開しており、以下のサービスを運営しています。。
■教育メディアサービス事業
・日本最大級の学習塾予備校情報ポータルサイト「塾ナビ」:全国の幼児、小学生、中学生、高校生の学生及び保護者の方々が、目的にあった学習塾や予備校を、各種ランキングなどの豊富なコンテンツを元に簡単に検索比較できる国内有数のポータルサイト
・学校情報ポータルサイト「みんなの学校情報」:全国の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、専門学校、大学等の学校選びに役立つ情報を総合的に得ることのできるポータルサイト
・家庭教師検索サイト「家庭教師比較ネット」:家庭教師派遣会社を探している生徒や保護者のための家庭教師検索サイト
・医学部受験情報ポータルサイト「医学部受験マニュアル」:医師を志す受験生やその保護者のための大学情報サイト
・医学部受験予備校情報ポータルサイト「医学部予備校ガイド」:医学部受験予備校に特化した医学部受験予備校情報ポータルサイト
・習い事情報検索・予約サイト「コドモブースター」:全国の乳幼児~小学生向けの習い事教室を比較検索し、また体験申し込みできる国内最大級のポータルサイト
・家族とお出かけ情報サイト「comolib」:子連れで行ける場所だけを集めた口コミ情報サイト
イトクロのメイン事業のキャッシュポイントの1つは資料請求による成果報酬になっています。
ビジネスモデルは、ユーザーへクライアント企業の詳細情報等を提供し、閲覧したユーザーがクライアント企業へ 資料請求をした際にクライアント企業より成果報酬を収受する形になっています。
イトクロのメイン事業のキャッシュポイントの2つは資料請求による広告掲載・アドネットワークになっています。
ビジネスモデルとしては、メディアへGoogle Adsenseなどの広告を掲載し、訪れたユーザーがクリックすることで 報酬を収受(みんなの学校情報などで実施)する形になっています。
メディアサービスにおける特徴ですが、以下の3つの特徴があります。
①口コミのストックモデル
②多数のユーザーに支持によるクライアント企業への多数の送客支援
③成果報酬型課金システム
学習塾予備校領域の市場規模ですが、少子化の影響を受けず、緩やかに拡大傾向となっており、9600億円となっています。
メディアベンチャー:イトクロの2022年第1四半期の決算情報
それでは、イトクロの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
イトクロの2022年第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約8.9億円でYoYで3.9%の成長となっています。
また、営業利益は、1.2億円となっています。
2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受けつつも、各メディアにおけるサイト改善施策の効果が得られ、売上高、営業利益ともに計画を超過して推移しています。
イトクロの2022年第1四半期の教育メディアサービス事業業績
教育メディアサービス事業の四半期の業績ですが、売上高は約8.9億円となっています。
各サービスの状況は、以下のようになっています。
①塾ナビ・家庭教師比較ネット
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受けてはいるものの 第1四半期の売上高は計画通り進捗
②みんなの学校情報・専門学校領域
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受けてはいるもののサイト改善施策によりCVR、平均資料請求件数が計画を上回って成長
③コドモブースター
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受けてはいるもののサイト改善施策によりユーザー数が大きく伸長し計画を上回って成長
・第1四半期の契約教室数が計画を大きく超過し約12,000教室増加(計画対比+47.6%)
教育メディアサービス事業では、全てのメディアにおいて、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受け2022年1月後半以降、ユーザー数の伸びに多少の鈍化傾向が見られるものの計画に対して+11.3%超過の1,430万ユニークユーザー/月で着地しています。
メディアベンチャー:イトクロの2022年第2四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、イトクロの2022年第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
イトクロの2022年第2四半期の全体業績
2Qまでの累計の業績ですが、売上高は約20.5億円となっています。
また、営業利益は、4.1億円となっています。
2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受け、売上高・営業利益ともに計画に対して若干未達で着地していますが、足元では影響が薄れ回復傾向が見られており、下期での挽回を目指す予定です。
イトクロの2022年第2四半期の教育メディアサービス事業業績
教育メディアサービス事業の四半期の業績ですが、売上高は約11.5億円となっています。
各サービスの状況は、以下のようになっています。
①塾ナビ・家庭教師比較ネット・医学部予備校ガイド
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受け 第2四半期及び上半期は計画に対して若干未達
②みんなの学校情報・専門学校領域
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受けたものの 第2四半期も継続して売上高は計画を大きく超過して推移(上半期計画対比+37%) 上半期の売上高は前年同期比+149%
③コドモブースター
・2022年1月後半以降、新型コロナウイルス感染者数拡大の影響を受け ユーザー数の伸びが多少鈍化するも、第2四半期は前年同期比+68%と成長
・契約教室数は第1四半期に続き約8,400増加(第2四半期計画対比+88%)
・上半期売上高は計画に対して未達となるも、前年同期比+92%と大幅に成長
全てのメディアにおいて、2022年1月後半以降新型コロナウイルス感染者数拡大の 影響を受け前年同期比ー10%の1,586万ユニークユーザー/月で着地しています。
決算情報から読み取れるイトクロの戦略についての考察
決算情報からイトクロでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:既存事業で稼いだキャッシュを、投資事業と買収事業に投資することで、ポートフォリオの拡充を行う。
既存事業のメイン事業である、「塾ナビ」では、さらなるシェアの拡大を目指して、マーケティングを強化することが重要となってきます。
投資事業のメイン事業である、「みんなの学校」ですが、Cookieの規制強化の影響があり、アドネットワークにおける収益性の低下があるものの、専門学校領域へのリソースを集中することで、売上成長を目指しています。
買収事業では、「医学部予備校ガイド」や「コドモブースター」にを買収し、ユーザー数を拡大していますが、今後も別のメディアの買収とPMIを進めて、拡大していくと予想されます。
メディアベンチャーのイトクロの転職・入社難易度
イトクロの転職・入社難易度は、普通です。
イトクロでは、自社でもメディア運営を行っていることから、幅広いポジションにて中途採用を募集しており、ほぼ全ての職種で中途採用によるキャリア募集がされているため、職種への希望によらず応募しやすいのが特徴です。
ただし、どのポジションでもweb業界の実務経験が必要が求められているため、一概には簡単ではないです。
メディアベンチャーイトクロの平均年収推移
転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?
※イトクロの有価証券報告書に基づいて作成しています。
イトクロの平均年収は496万円となっていますが、上場時から比較すると約50万円ほど上昇しており、業績も右肩上がりのため、今後も伸びていくと予想されます。
イトクロの福利厚生、働く環境
転職を検討するにあたり、福利厚生も重要な検討項目になり得る人もいると思うので、イトクロの福利厚生についても紹介したいと思います。
イトクロでは、以下のような福利厚生があります。
・家賃補助制度:東京はオフィスから2km以内、大阪はオフィスの最寄駅から2駅圏内に住んでいる社員が、家賃補助を受けられる制度
・育児短時間勤務制度:子どもの小学校卒業年の3月末までの間、1日最大3時間、勤務時間を短縮できる制度
・子育てサポート制度:妊娠・出産、育児期間に応じて社員の働き方・お金をサポートする制度
・特別休暇制度:慶弔休暇(結婚、出産、忌引)を取得できる制度
・慶事列席援助制度:社員の結婚式・披露宴に列席した場合に、列席援助金を受けられる制度
・慶弔金および見舞金制度:慶弔時に、慶弔金および見舞金が支給される制度
・部署ごとの飲み会費用補助制度:社員同士の結束を固めること等を目的とした、懇親会の費用補助を受けられる制度
・クラブ活動援助制度:社員の健康促進等を目的とした、クラブ活動の費用補助を受けられる制度
・社員持株会制度:自社株の購入時に、株式購入奨励金を受け取ることができる制度
・社員面談制度:代表取締役を含む役員・マネージャー以上の役職者と、面談を実施できる制度
・休職制度:病気やケガ等により就労が困難となった場合、一定期間休職できる制度
・ジョブリターン制度:退職した従業員が復職しやすくなる制度
・社員貸付金制度:会社から一時的に資金を借り、給与控除または振込にて返済をする制度
・バースデーカード制度:誕生日を迎えた社員へお祝いが贈られる制度
イトクロでは様々な福利厚生が整えられていますが、お子さんを持つ家庭への福利厚生が充実しています。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のメディアベンチャー企業のイトクロの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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