カカクコムへ転職!最新の事業戦略、年収、入社難易度、福利厚生まで解説
悩んでいる人
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価格ドットコムや食べログ運営の優良ITベンチャーカカクコムへの転職を考えていて、カカクコムについて色々知りたいです。

困っていること、知りたいこと

転職エージェントから、カカクコムをおすすめされたけど、あまりよく知らない!

有名サービスの価格ドットコムや食べログを運営するカカクコムへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験や、自身も新卒でメガベンチャー に就職した経験などを元に記事を製作しております。
CareerBiz編集長
CareerBiz編集長

今回は、価格ドットコムや食べログ運営の優良ITベンチャーカカクコムについて知りたい、転職を考えているあなたに、

■本記事の内容

・有名サービスの価格ドットコムや食べログなどを運営している優良ITベンチャーカカクコムの概要

・カカクコムの2022年第1四半期の決算情報について(2021年8月)

・カカクコムの2022年第2四半期の決算情報について(2021年11月)

・カカクコムの2022年第3四半期の決算情報について(2022年2月)

・カカクコムの2022年第4四半期の決算情報について(2022年5月)

・最近の決算情報から読み取れるカカクコムの戦略についての考察

・優良ITベンチャーのカカクコムの入社難易度

・カカクコムの平均年収推移

・カカクコムの福利厚生や働く環境

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。

①会社の現在の業績

②会社の今後の戦略・方針

③会社の事業のビジネスモデル

本記事は、カカクコムの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。

2020年の決算情報から時系列でカカクコムの業績を見たい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

目次

優良ITベンチャー:カカクコムの概要

カカクコム概要

1997年5月に、槙野 光昭氏が秋葉原の電器店を回って製品の店頭価格を調べる業務の中で、「消費者は一番安い商品を探し、お店はライバル店の価格を知りたがる。誰もが価格情報を求 めているのでは?」と、インターネットを通じて価格情報を提供するサイト コンセプトのヒントを得て、「価格.com」が誕生しました。

その後、2003年には東証マザーズに上場し、2005年3月には、レストラン検索・予約サイト「食べログ」開設されました。

カカクコムは、日本ではいわゆるCGM(Consumer Generated Media = 口コミや投稿などユーザー自身が生成したコンテンツで成り立っているメディア)メディアの中では、クックパッドと並び、最大の規模を誇り、さらに新規事業の立ち上げの打率(再現性)も非常に高い企業です。

カカクコムの沿革

カカクコムの主な会社の沿革は以下のようになっています。

・1997年12月:(有)コアプライス設立

・2000年5月:(有)コアプライス設立から(株)カカクコムへ組織及び商業変更

・2001年3月:子会社として、(株)カカクコム・インシュランスを設立

・2002年7月:(株)デジタルガレージの子会社となる

・2003年10月:東京証券取引所マザーズ市場上場

・2005年1月:フォートラベル(株)を完全小会社化

・2005年3月:東京証券取引所市場第一部に市場変更

・2005年12月:子会社として、(株)カカクコム・フィナンシャルを設立

・2007年4月:(株)エイガ・ドットコムを株式取得により子会社化

・2009年5月:(株)デジタルガレージ及びカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)の持分法適用関連会社となる。

・2012年6月:(株)電通グループの持分法適用関連会社となる。

・2014年3月:(株)タイムデザインを子会社化。

・2015年2月:(株)webCGを子会社化。

・2018年1月:(株)LCLを子会社化。

・2018年2月:(株)ガイエを子会社化。

・2018年10月:KDDI(株)の持分法適用関連会社となる。

カカクコムの事業領域やビジネスモデル

現在は、以下の7つの事業を中心に事業を展開しています。

カカクコムグループ運営サービス紹介

・価格.com:月間利用者数6,500万人を超える、購買支援サイト

・食べログ:月間利用者数9200万人を超える、レストラン検索・予約サイト

・求人ボックス:求人情報の一括検索サイト

・価格.com Insurance:保険選びのコンサルティングサービス

・Time Design:旅行やホテルのダイナミックパッケージ予約システム

・バス比較ナビ:高速バス・バス旅行の比較検索サイト

・スマイティ:不動産住宅情報サイト

・4travel.jp:旅行のクチコミと比較サイト

・映画.com:総合映画情報サイ

・キナリノ:女性向けライフスタイルメディア

・PHOTOHITO:写真共有サイト

・PricePrice.com:アジア向け購買⽀援サイト

・ちくわ。:街・おでかけ情報メディア

・TRASCLAP:メンズファッション Webマガジン

・アキバ総研:アニメ&アキバ系 カルチャー情報

・FX羅針盤:FX関連情報と為替相場 解説・予想サイト

・仮想通貨羅針盤:仮想通貨とブロックチェーンに 関連する情報サイト

・格安移動:高速バス・飛行機・新幹線の 最安値比較サイト

・バスとりっぷ:高速バス・夜行バスの お役⽴ち情報メディア

・webCG(car graphic):クルマ好きのための 情報サイト

・icotto:宿泊旅行の情報メディア

・アニメハック:アニメの総合情報サイト

・OSOREZONE:ホラー映画専門配信サービス

・gaie:映画等のデジタル・ プロモーションエージェンシー

カカクコムの2022年第1四半期の決算情報

それでは、カカクコムの2022年度の第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。

カカクコムの2022年第1四半期の全体業績

カカクコム:連結経営成績

業績ですが、売上高は約120億円で、YoYで26.5%となっております。

営業利益は約40億円で、YoYで81.6%となっています。

カカクコムの2022年第1四半期の価格.com事業業績

カカクコム:価格.comの事業進捗

価格.com事業全体では、売上高は54.1億円と、YoYで-9.1%のマイナス成長となっております。

価格.com事業の中のショッピング事業の売上高は22.6億円で、YoYで-20.7%のマイナス成長となっており、大きく伸長した前年との比較において耐久財・消費財共に減収となっています。

外出に関連するカテゴリの売上は引き続き低い水準にあるが、柔軟な働き方・居住環境の 充実化のための需要は、コロナ前よりも高い水準で継続しています。

カカクコム:サービス事業売上推移

価格.com事業の中のサービス事業の売上高は21.5億円で、YoYで-4.4%のマイナス成長となっています。

主に、金融領域はFX、通信領域は光回線及びSIMにおいて売上が減少している一方、金融領域のクレジットカード及びカードローンの売上は増加しています。

また、各領域のトレンドは、以下のようになっています。

■金融

・クレジットカードの発券数及び カードローンの申込件数は減少。

■通信

・海外Wi-Fiの申込件数は引き続 き低い水準で推移。

・光回線及び SIMの申込件数は減少。

■自動車

・中古車の在庫確認・見積もりの 申込件数は減少。

・自動車保険の 見積もり件数は僅かに増加。

■その他

・引越しは見積もり件数が減少。

・エネルギーは申込件数が増加。

カカクコム:広告事業の売上高

価格.com事業の中の広告事業の売上高は9.9億円で、YoYで17.8%の成長となっています。

家電・パソコンメーカーの出稿延期/中止により低調であった前年に対 し増収となっており、部材不足の影響は家電・パソコンなどにおいて若干残るも、売上は回復基調にあります。

カカクコムの2022年第1四半期の食べログ事業業績

カカクコム:食べログ事業業績

食べログ事業全体では、売上高は37.5億円と、YoYで116.4%の成長なっております。

緊急事態宣言の影響が続き、有料プラン契約店舗数は新規獲得が減少し、55,800店舗となっており、 ネット予約人数は419万人となっています。

カカクコム:食べログ主要KPI

食べログ事業の主要KPIですが、固定ARPUは、休会店舗の減少により前四半期から微増し、17.4千円となっており、従量ARPUは、ネット予約人数の減少により、3.6千円となっています。

カカクコム:食べログの広告事業売上高

食べログ事業の中の広告事業の売上高は3.1億円で、YoYで21.0%の成長となっています。

パートナーサイトとの連携による売上が増加し、増収となっており、 緊急事態宣言に伴い減少傾向が続いていたバナー広告・記事広告は、1社当たりの売 上が回復しつつあります。

カカクコムの2022年第1四半期の新興メディア・ソリューション事業業績

カカクコム:新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業業績

新興メディア・ソリューション事業全体では、売上高は21.5億円と、YoYで74.2%の成長なっております。

求人、不動産とファイナンス 領域が引き続き好調に推移している一方で、 旅行・移動領域は、前年同期比で回復しているが引き続き厳しい状況となっています。

カカクコムの2022年第1四半期のファイナンス事業業績

カカクコム:ファイナンス事業業績

ファイナンス事業全体では、売上高は6.9億円と、YoYで21.5%の成長なっております。

カカクコム・インシュアランスは、引き続きオンラインによる保険契約の検討・申込の 需要が高まり、増収となっており、オンライン保険相談サービスの強化により、オンライン保険相談が増加傾向となっています。

カカクコムの2022年第2四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カカクコムの2022年度の第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カカクコムの2022年第2四半期の全体業績

カカクコム:連結経営成績

業績ですが、売上高は約118億円で、YoYで-3.1%となっております。

営業利益は約41億円で、YoYで-12.0%となっています。

カカクコムの2022年第2四半期の価格.com事業業績

カカクコム:価格.com事業業績

価格.com事業全体では、売上高は51.1億円と、YoYで-6.6%のマイナス成長となっております。

ショッピング事業においては製品の発売延期その他の供給面における影響、サービス事 業においては外出を伴う消費動向の低調な推移などの影響を受け、価格.comは減収しています。

また、価格.com事業の各事業の数値は、以下のようになっています。

■ショッピング事業

・売上高:21.2億円(YoY:-10.7%成長)

・トピック:耐久財は、主にパソコン、大型家電において製品の発売延期、生産調整の影響を受けて売上が減少しており、消費財は、EC化の定着がみられ着実に売上が伸長しています。

■サービス事業

・売上高:20.3億円(YoY:-3.8%成長)

・消費動向の低調な推移により、金融、自動車の各領域で売上が減少、通信領域は低い水準で推移しています。

■広告事業

・売上高:9.5億円(YoY:-2.5%成長)

・新製品の発売延期や生産調整に伴い、主に家電・自動車メーカーにおいて広告の出稿が減少しています。

カカクコムの2022年第2四半期の食べログ事業業績

カカクコム:食べログ事業業績

食べログ事業全体では、売上高は35.8億円と、YoYで-20.7%のマイナス成長なっております。

ネット予約人数の減少、及び有料プラン契約店舗の一部休会により、飲食店販促事業が減収となっています。

カカクコム:食べログ有料プラン契約店舗数

食べログ事業の主要KPIの有料プラン契約店舗数は5.8万店舗となっており、「固定料金あり」の店舗数は微減した一方で、「従量料金のみ」の店舗数は増加しています。

カカクコム:食べログARPU

食べログ事業の主要KPIのARPUですが、固定ARPUは、休会店舗の影響が続き、QoQで微減となっています。

従量ARPUは、対象店舗が増加したものの、 ネット予約人数の減少により微減となっています。

カカクコムの2022年第2四半期の新興メディア・ソリューション事業業績

カカクコム:新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業業績

新興メディア・ソリューション事業全体では、売上高は31.8億円と、YoYで39.8%の成長なっております。

新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業は、求人、不動産及びファイナンス領域が引き続き 好調に推移しており、各事業は以下のような数字となっています。

■求人事業(求人ボックス)

・売上高:10.7億円(YoY:100.1%成長)

・トピック:求人ボックスは、引き続き掲載求人広告数が増加し、増収しています。

■不動産事業(スマイティ)

・売上高:4.8億円(YoY:22.0%成長)

・トピック:スマイティは、賃貸以外の領域を含め、取引先の幅が拡大したことによって増収しています。

■旅行事業(LCL、タイムデザイン、4travel)

・売上高:4.1億円(YoY:75.2%成長)

・トピック:旅行・移動領域は、全体としては低調な推移であるものの、 国内旅行需要は回復基調しています。

■娯楽・趣味事業(映画.com、gaie、キナリノ、webCG)

・売上高:5.3億円(YoY:11.2%成長)

・トピック:映画.com及びgaieは新作映画の広告出稿が回復基調となっています。

■ファイナンス事業(カカクコム・インシュアランス)

・売上高:6.5億円(YoY:7.4%成長)

・トピック:カカクコム・インシュアランスは、サービスの強化によってオンライン保険相談が 好調に推移しています。

カカクコムの2022年第3四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カカクコムの2022年度の第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カカクコムの2022年第3四半期の全体業績

カカクコム:連結経営成績

業績ですが、売上高は約140億円で、YoYで-12.3%となっております。

営業利益は約56億円で、YoYで-14.1%となっています。

カカクコムの2022年第3四半期の価格.com事業業績

価格.com:各事業の売上推移

価格.com事業全体では、売上高は53.2億円と、YoYで-10.3%のマイナス成長となっております。

また、価格.com事業の各事業の数値は、以下のようになっています。

■ショッピング事業

・売上高:22.0億円(YoY:-7.8%成長)

・トピック:耐久財は、パソコン・大型家電における新製品の減少や 供給面の影響が続き、売上が減少しておる一方で、消費財は、着実に売上が増加しています。

■サービス事業

・売上高:18.1億円(YoY:-12.8%成長)

・トピック:金融、通信及び自動車の各領域で売上が減少しており、特に金融領域において消費動向の低調な推移による影響が続いています。

■広告事業

・売上高:13.0億円(YoY:-11.0%成長)

・トピック:部材不足による新製品の減少や生産調整が続き、 主に家電・自動車メーカーの広告出稿が減少しています。

カカクコムの2022年第3四半期の食べログ事業業績

カカクコム:食べログ(飲食店販促事業)

食べログ事業全体では、売上高は44.0億円と、YoYで-28.0%のマイナス成長なっております。

緊急事態宣言の解除に伴い、ネット予約サービスを中心にQoQ で増収している一方で、外食需要が急拡大した昨年との比較においては減収しています。

カカクコム:食べログ事業有料サービス契約店舗数

食べログ事業の主要KPIの有料プラン契約店舗数は6.3万店舗となっており、有料サービス契約店舗数は、ネット予約サービスにおいて大幅に増加しています。

カカクコムの2022年第3四半期の新興メディア・ソリューション事業業績

カカクコム:新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業業績

新興メディア・ソリューション事業全体では、売上高は34.8億円と、YoYで26.0%の成長なっております。

新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業は、求人、不動産及びファイナンス領域が引き続き 好調に推移しており、各事業は以下のような数字となっています。

■求人事業(求人ボックス)

・売上高:12.3億円(YoY:85.7%成長)

・トピック:求人ボックスは、引き続き掲載求人広告数が増加し、増収しています。

■不動産事業(スマイティ)

・売上高:4.6億円(YoY:0.7%成長)

・トピック:スマイティは、オンラインによる物件探し/選びのニーズの急拡大が落ち着き、売上は微増となっています。

■旅行事業(LCL、タイムデザイン、4travel)

・売上高:4.8億円(YoY:15.1%成長)

・トピック:旅行・移動領域は、全体としては低調な推移であるものの、 国内旅行需要は回復基調しています。

■娯楽・趣味事業(映画.com、gaie、キナリノ、webCG)

・売上高:5.4億円(YoY:9.7%成長)

・トピック:映画.com及びgaieは新作映画の広告出稿が回復基調となっています。

■ファイナンス事業(カカクコム・インシュアランス)

・売上高:6.4億円(YoY:6.1%成長)

・トピック:カカクコム・インシュアランスは、生命保険の契約検討・申込の需要が落ち着きつつあり、緩やかに成長しています。

カカクコムの2022年第4四半期の決算情報

それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、カカクコムの2022年度の第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。

カカクコムの2022年第4四半期の全体業績

カカクコム:連結経営成績

業績ですが、売上高は約137億円で、YoYで3.6%となっております。

営業利益は約53億円で、YoYで11.1%となっています。

カカクコムの2022年第4四半期の価格.com事業業績

カカクコム:価格.comの各事業の売上

価格.com事業全体では、売上高は56.6億円と、YoYで-10.3%のマイナス成長となっております。

また、価格.com事業の各事業の数値は、以下のようになっています。

■ショッピング事業

・売上高:22.3億円(YoY:-9.2%成長)

・トピック:パソコン・家電メーカーの新製品の数は、長引く部材不足の 影響により、引き続き低い水準で推移。

■サービス事業

・売上高:22.6億円(YoY:-13.6%成長)

・トピック:消費動向の低調な推移が続いており、自動車領域は減産や納期遅延など供給面の問 題が継続。

■広告事業

・売上高:10.6億円(YoY:1.7%成長)

・トピック:バナー広告・記事広告において、パソコンメーカーからの出稿が増加。

カカクコムの2022年第4四半期の食べログ事業業績

カカクコム:食べログの各事業の売上推移

食べログ事業全体では、売上高は42.5億円と、YoYで1.6%の成長なっております。

飲食店販促事業が増収していますが、ユーザー会員事業及び広告事業は引き続き低い水準で推移しています。

カカクコムの2022年第4四半期の新興メディア・ソリューション事業業績

カカクコム:新興メディア・ソリューション/ファイナンス業績

新興メディア・ソリューション事業全体では、売上高は34.8億円と、YoYで26.0%の成長なっております。

新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業は、求人領域が着実に成長しており、 旅行・移動及び娯楽・趣味の各領域は引き続き回復しつつある。

■求人事業(求人ボックス)

・売上高:14.9億円(YoY:75.0%成長)

・トピック:求人ボックスは、月間利用者数、広告主数、共に伸長しています。

■不動産事業(スマイティ)

・売上高:6.5億円(YoY:7.1%成長)

・トピック:スマイティは、オンラインによる物件探し/選びの需要が高まった昨年と比較して、トラフィックは落ち着きつつも、売上は増加。

■旅行事業(LCL、タイムデザイン、4travel)

・売上高:4.9億円(YoY:72.8%成長)

・トピック:旅行・移動領域は、国内の旅行需要が回復傾向にある。

■娯楽・趣味事業(映画.com、gaie、キナリノ、webCG)

・売上高:5.8億円(YoY:14.1%成長)

・トピック:映画.com/gaieは、新作映画の広告出稿は例年並みの水準まで回復し、キナリノは、モールの売上が高い水準 を維持。

■ファイナンス事業(カカクコム・インシュアランス)

・売上高:6.8億円(YoY:-2.9%成長)

・トピック:カカクコム・インシュアランスは減収し、生命保険は昨年の高需要が落ち着きつつあり、火災保険やペット保険による売上は引き続き増加。

最近の決算情報から読み取れるカカクコムの戦略についての考察

カカクコム:今後の事業方針

直近の決算からカカクコムでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。

■戦略考察

・全体戦略:価格.comや食べログは歴史も長く、爆発的な成長は可能性が低いため、これまでのメディア運営ノウハウを活かした形で、新興メディアの最適なリソース分配での横展開

・価格.com事業戦略:AI・機械学習を活用した情報検索性の向上、購買行動を促進するコンテンツの拡充

・食べログ事業戦略:中食など既存のメインサービス以外での「食」への多様化する消費者ニーズに対応した情報やサービスの提供

・新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業戦略:新規事業の数の最大化と、既存サービスのマネタイズの多様化

価格.com事業戦略

今後の取り組み:価格.com

価格.comは歴史も長く、SEOのドメイン強さなどから考えても、これから利用者数が大幅に増えることはあまり可能性としては高くないでしょう。

そうなった場合に、閲覧者からの購入CVRを高めることや、取り扱い商品の拡充(特に高単価商品)が重要になってきます。

それをより促進するために、AI・機械学習を活用することが予想されます。

食べログ事業戦略

カカクコム:今後の食べログの取り組み

食べログも価格.comと同様に歴史も長く、SEOのドメイン強さなどから考えても、これから利用者数が大幅に増えることはあまり可能性としては高くないでしょう。

価格.comと少し状況が異なるのが、ホットペッパーやぐるなび、Rettyなどの競合環境の過酷さがあります。

さらに、最近ではGoogleのレビューが検索サイトの上位に表示されるになったこともあり、より他のサービスがSEO上では不利になる環境にもなってきています。

そこで、そういった競合に対抗しつつ、具体的にはアプリの使用人数の拡大やアプリの利用頻度の拡大が重要になってきます。

しかし、それだけでは広告費を多くかける消耗戦になってしまうため、マネタイズ手段の拡大とともに、中食などの別ジャンルのサービスを作ることで、別の形で食べログブランドとの接触機会をユーザーと持つことが重要になってくるでしょう。

新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業戦略

今後の取り組み:新興メディア・ソリューション/ファイナンス

今後の取り組み:新興メディア・ソリューション/ファイナンス

新興メディア・ソリューション/ファイナンス事業群では、中長期的に売上比率を20%まで達成することが目標となっており、それを達成する上では、新規事業の数の最大化と、既存サービスのマネタイズの多様化が重要になってきます。

上記のそれぞれのサービスの特性によって、マネタイズの多様化を実施していますが、最近ではメディア事業を営むリクルートやじげんなどが、SaaS型のマネタイズを行っていることもあり、カカクコムもそれに追従する可能性もあるかもしれません。

優良ITベンチャーのカカクコムの入社難易度

カカクコムの転職難易度は、高めとなっています。

まず、カカクコムで働く社員の80%は中途採用というデータから、転職者にはチャンスが多い企業かつ、30代の社員が最も多く、30代での転職を考えている人にもチャンスはあります。

しかし、学歴よりも実力を重視する傾向にあり、前職でWeb系事業企業・ネット広告代理店・コンサルティング企業・ベンチャー企業出身者が多く、転職先企業としても人気があるので、ハイレベルな人材が集まるため競争率・倍率ともに高めと考えられます。

カカクコムの平均年収推移

転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?

カカクコム平均給与推移

カカクコムの最新版の平均年収は、688万円となっており、上場時から約10年ほど右肩上がりで伸びており、約150万ほど上昇しています。

しかし、ここ5年ほどは680万円付近で高止まり傾向となっています。

カカクコムの福利厚生や働く環境

カカクコムでは、以下のような福利厚生があります。

・結婚出産祝い金:社員が結婚した際、子供が生まれた際には祝い金を支給。

・育児休暇:最大で子供が3歳になる年の年度末まで取得可能。

・育児短時間勤務:最大12年間(子供が小学校を卒業するまで)取得可能。コアレスフレックスタイム制の選択が可能。

・子供の看護休暇:年間10日とし、内5日は有給休暇。

・家族手当:扶養する18歳未満の子供1人目5,000円、2人目10,000円、3人目以降15,000円を支給。

・従業員持株会:カカクコム株式を定期的に取得し、中期的な資産形成を会社が支援する制度です。会社からの奨励金もあります。

・確定拠出年金:老後資金の形成のため、確定拠出年金(日本型401K)を導入しています。会社が掛け金を拠出し、社員が自ら運用する制度。

・部活動支援:10人以上のメンバーが集まればどんな部活も会社公認となり、活動支援金が支給。

・懇親会補助:3ヶ月に一度、部内の懇親会に補助が出ます。豪華なランチを食べたり、夜に飲み会をしたり、親睦を深めています。

・グループ会社保養施設:鎌倉の海を臨める場所にグループ会社の保養施設があり、社員、家族で利用することができます。

・婦人科検診:通常の健康診断のほか、年齢問わず婦人科検診の受診が可能です。会社が全額負担します。

・EAP(従業員支援プログラム):社員とその家族の方が公私にわたる悩みや心配事を専門のカウンセラーに相談できるプログラム。

カカクコムでは、様々な福利厚生が整えられており、特に女性や家族持ちの社員が働きやすい制度や、働く環境に対する投資のような制度がたくさん整えられているため、安心して働きたい人には良い環境だと思われます。

まとめ

中途でも第二新卒でも転職に人気の優良ベンチャー企業のカカクコムの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

カカクコムへの転職の採用基準は高いため、質の高いエージェントが多くいる転職エージェントサービスを利用して、転職の支援実績が豊富なエージェントに支援をしてもらうのが転職成功の何よりのポイントとなります。

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、この記事を参考に、キャリアコーチングのサービスを使ってみることも良いかもしれません。

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・こんな人にオススメ:20代~30代で年収600万以上を目指す人、業界スペシャリストになりたい人(人事、営業、マーケティング、経理など)

JAC Recruitment は東証1部に上場している国内最大級の転職サイトでハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェントです。

1988年から累計約43万人の転職実績があり、特徴としては非公開の案件が豊富(約50%の割合)で約25,000社の企業と取引があり、あらゆる業界・職種の企業から多数の求人を保有しています。

通常、求人を紹介するコンサルタントと企業コンサルタントは別になっていることが多いですが、JAC Recruitment の場合は求人を紹介するコンサルタントが企業に直接訪問しているため、企業の文化や風土、事業戦略までも把握して、他では得られないリアルな情報を得ることができます。

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ランスタッド

・こんな人にオススメ:20代の若手から30代のミドルの人でハイクラスキャリアを目指したい人

ランスタッドは1960年にオランダで生まれ、現在世界39の国と地域に4400以上の拠点を置く、世界最大級の総合人材サービス企業です。

少数精鋭の敏腕コンサルタントが、一人ひとりの専任担当者として、スキルやご経験だけでなく、中・長期的なキャリアプランも見据えた最適な求人を提案してくれ、初回面談から転職の成功まできちんとサポートしてくるため、安心して転職活動を進めることができます。

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エンジニア向け特化のエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】

ITベンチャーのエンジニア向けエージェントはこの3社がおすすめです。試しに全部登録してみるのも良いですし、自分に合いそうなエージェントを見つけてみるのも良いです。

全て無料で、登録は3分くらいで完了できます。

ITベンチャーのエンジニア向けエージェント3選

TechClipsエージェント| 年収500万以上の転職をしたいエンジニアの人 | 利用者の93%が年収アップ実績

レバテックエキスパート| 年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人 | ハイクラスエンジニアの10年以上の支援実績

Tech Stars Agent | WEB・ゲーム事業に携わりたい人 | 700社以上の企業とのリレーション

TechClipsエージェント

・こんな人にオススメ:年収500万以上の転職をしたいエンジニアの人、高収入&高待遇で転職したい人

 

TechClips(テッククリップス)エージェントは、高年収&将来のキャリアプランを重視したITエンジニアの専門の転職エージェントサービスで、高収入&高待遇に特化しています。

さらに、大手転職会社にはない現職のエンジニアがコンサルティングを行うので安心して相談することができます。

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レバテックエキスパート

・こんな人にオススメ:年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人、新規事業に携わってキャリアアップしたい人

レバテックエキスパートは、ハイクラスのエンジニアとクリエイターに特化した転職サービスで、レバテックは10年以上の支援実績があり、保有求人数は業界トップクラスです。

年間累計3,000回以上の企業訪問でCTOやPMと頻繁にミーティングを実施し、深い信頼関係から好条件求人を獲得しており、ハイクラス人材の採用を前提とした新規事業の立ち上げを行うこともあるそうで、そういった新規事業に携わって、キャリアアップを目指したい人にオススメです。

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Tech Stars Agent

・こんな人にオススメ:WEB・ゲーム事業に携わりたい人

Tech Stars Agent は、IT・ゲーム業界特化型の転職エージェントでIT・WEB・ゲーム業界に精通したプロのキャリアコンサルタントがきめ細かな面談を行います。

キャリアコンサルタントはメンバー全員がエンジニア経験や転職/独立支援の豊富な実績を持ち、きめ細かく面談をサポートしてくれます。

エンジニア出身のキャリアコンサルタント最適な職場が提案してくれるので、転職後のミスマッチも起こりにくいのが特徴です。

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転職求人サイトまとめ【エージェントとの面談が面倒な人向け】

転職活動は何となく考えているけど、実際にエージェントとの面談とかまでは、面倒くさいと考えてしまう人には、転職求人サイトの活用をおすすめします。

求人サイトは、必要情報や履歴書など登録して、自ら気になる企業へ応募することもできますが、企業から、あなたにスカウトがやって来るため、自分がどの会社から評価されるのかなども知ることができます。

全て無料で、たくさんのスカウトを受け取るために、できるだけ多くの情報を入力しましょう!

おすすめの転職求人サイト3選

会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』| 年収600万円以上を目指す全ての方におすすめ!

挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」| 20代~30代の人で初めて転職活動で不安な人向け(自分の好みにマッチした求人が自動的にレコメンドされます)

リクナビNEXT  | 20代~30代の人で初めて転職活動を始める人向け(掲載求人数がNo.1サービスで、企業とのマッチング度合いも診断できる「グッドポイント診断」もオススメ)

会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』

・こんな人にオススメ:年収600万円以上を目指す全ての方におすすめ!

会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』は、会員数8万名以上、日本最大級の転職サイトです。

即戦力採用ならビズリーチ」というTVCMでおなじみの人も多いかもしれないです。)

現在会員数80,000名以上が利用しており、11万件以上の求人が検索ができる求人検索機能に加えて、ヘッドハンターの検索やスカウト機能もあるサービスとなっています。

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挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」

・こんな人にオススメ:20代~30代の人で初めて転職活動で不安な人向け(自分の好みにマッチした求人が自動的にレコメンドされます)

「キャリトレ」は、1日5分、レコメンドされる求人に対して「興味がある」を選択することで、自分の本当の価値や新しい可能性を発見できる転職サイトです。

「キャリトレ」がすごいのは、1日ずつレコメンドされる求人のなかから「興味がある」求人を選択するだけで、AIがより自分にマッチした志向性に合う求人がレコメンドされたり、企業からスカウトが届くようになります。

そのため、使えば使うほど、AIがあなたの好みを学習してくれて、自分のキャリアの可能性を発見することができます。

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リクナビNEXT

・こんな人にオススメ:20代~30代の人で初めて転職活動を始める人向け(掲載求人数がNo.1サービスで、企業とのマッチング度合いも診断できる「グッドポイント診断」もオススメ)

リクナビNEXT は、20代の約200件の口コミ調査の結果、どの指標においてもNo.1で、全ての人におすすめできる転職サイトです。

機能面では、「サイトの操作性」「求人情報の見やすさ」「スカウト機能」の3つが優れているため、非常に使いやすいです。

さらに、リクナビNEXTには、『グッドポイント診断』と呼ばれる評判のサービスがあり、これは、会員登録すると、無料で使えるサービスで、質問に答えていくと自己分析と自分の強みが知ることができます。

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