
困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、エムスリー(m3)をおすすめされたけど、あまりよく知らない!
エムスリー(m3)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

今回はメガベンチャーの1社であるエムスリー(m3)について知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・メガベンチャーのエムスリー(m3)の概要
・エムスリー(m3)の2020年度第1四半期の決算情報について(2019年7月)
・エムスリー(m3)の2020年度第2四半期の決算情報について(2019年10月)
・エムスリー(m3)の2020年度第3四半期の決算情報について(2020年1月)
・エムスリー(m3)の2020年度第4四半期の決算情報について(2020年5月)
・最近の決算情報から読み取れるエムスリー(m3)の戦略についての考察
・他メガベンチャーと比較したエムスリー(m3)の平均年収
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
メガベンチャー:エムスリー(m3)の概要
エムスリー(m3)は2000年にインターネットを活用した医療関連事業を行うために、ソニーコミュニケーションネットワークの出資により設立され、2004に設立からわずか4年で上場を果たした会社です。
2017年には米フォーブス誌による、世界で最も革新的な成長企業ランキングにおいて世界5位(日本企業では1位)に選出されています。
事業は当初、毎日の診療に役立つ最新の医療情報、医薬品情報が掲載されている「MR君」を提供するところから始まっており、現在、事業は医療従事者から、医療施設、一般人まで多岐に渡るターゲットに対して、以下のような様々な医療系の事業を展開しています。
・m3.com:日本最大級の医療従事者専用サイト
・MR君:毎日の診療に役立つ最新の医療情報、医薬品情報を、製薬企業のMRが届けてくれる情報サービス
・エムスリーキャリア:医師・薬剤師のための転職支援サービス
・治験君:治験支援サービス
・AskDoctors:アイチケットクラウド:診療予約システム一般の方が健康について、インターネットで気軽に医師に相談できるQ&Aサイト
※他にもいくつか事業を展開しています。
メガベンチャー:エムスリー(m3)の2019年度第1四半期の決算情報
それでは、エムスリー(m3)の2019年第1前四半期の決算情報から見ていきたいと思います。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は四半期で約307億円でYoYで14%の成長で、トレンドとしては上昇傾向です。
営業利益は約89億円でYoYで14%の成長で、トレンドとしては売上ともに上昇傾向です。
セグメント別の業績ですが、メディカルプラットフォーム事業が売上が103億円でYoYで18%成長、エマージング事業は売上は34億円でYoYで29%成長と高い成長率を誇っています。
また、海外事業もアジア地域が大きく成長したことで、69億円とYoYで16%成長となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期のメディカルプラットフォーム事業業績
メディカルプラットフォーム事業ですが、売上高は約103億円でYoYで18%と高い成長率となっており、積極的な先行投資が実を結びつつあり、製薬マーケティング支 援の1Q受注は対前年比40%増、新規連結アルトマークも貢献しています。
また、ワイズの先行投資的な90百万円の赤字を除くと利益は前年比21%増となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期のエビデンスソリューション事業業績
エビデンスソリューション事業ですが、売上高は約52億円でYoYでマイナス3%成長となっており、治験プロジェクトは順調な一方で大型PVプ ロジェクト終了の影響が発生していることが原因となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期のキャリアソリューション事業業績
キャリアソリューション事業ですが、売上高は約55億円でYoYで16%成長となっており、スタッフの拡充と生 産性の向上により、 業容は順調に拡大しています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期のエマージング事業業績
エマージング事業ですが、売上高は約34億円でYoYで29%成長となっており、先端医療分野での取り組みが加速しつつ、各事業が順調に成長し、次の成長ドライバー も拡大しています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期の海外事業業績
海外事業ですが、売上高は約69億円でYoYで16%成長となっており、米国の治験事業が 順調に拡大し、中国等のアジア地域の事業展開がペースアップとなっており、利益は前年比数倍となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第1四半期の新規事業業績
エムスリーでは、上記のような新規の取り組みをおこなっています。
メガベンチャー:エムスリー(m3)の2019年度第2四半期の決算情報
それでは、エムスリー(m3)上記の決算情報を踏まえて、2019年度第2四半期の決算情報を見ていきたいと思います。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期の全体業績
第2四半期までの累計業績ですが、売上高は約615億円でYoYで16%の成長で、トレンドとしては上昇傾向です。
営業利益は約165億円でYoYで19%の成長で、トレンドとしては売上ともに上昇傾向です。
セグメント別の業績ですが、メディカルプラットフォーム事業が売上が222億円でYoYで21%成長しています。
また、海外事業もアジア地域が大きく成長したことで、139億円とYoYで19%成長となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期のメディカルプラットフォーム事業業績
メディカルプラットフォーム事業ですが、売上高は約222億円でYoYで21%と高い成長率となっており、新スタッフが戦力化し、 受注ペースが加速しています。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期のエビデンスソリューション事業業績
エビデンスソリューション事業ですが、売上高は約107億円でYoYでマイナス2%成長となっており、治験プロジェクトは順調な一方で大型PVプ ロジェクト終了の影響が発生した影響があります。
また、受注残は240億円と堅調となっており、受注の拡大に伴い、人材採用に先行投資しています。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期のキャリアソリューション事業業績
キャリアソリューション事業ですが、売上高は約87億円でYoYで14%成長となっており、スタッフの拡充と生 産性の向上により、 業容は順調に拡大しています。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期のキャリアソリューション事業業績
エマージング事業ですが、売上高は約71億円でYoYで27%成長となっており、シーズロケット事業の投資先であるステムリムの上場に伴い評価益を計上しています。
エムスリー(m3)の2019年度第2四半期の海外事業業績
海外事業ですが、売上高は約139億円でYoYで19%成長となっており、利益伸長の8割がアジア、2割が米国の治験、キャリア事業となっており、アジアは中国、インド、 韓国すべての地域で順調となっています。
メガベンチャー:エムスリー(m3)の2019年度第3四半期の決算情報
それでは、エムスリー(m3)の上記の前回の決算情報を踏まえて、2019年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期の全体業績
業績ですが、売上高は四半期で約963億円でYoYで15%の成長で、トレンドとしては上昇傾向です。
営業利益は約269億円でYoYで17%の成長で、トレンドとしては売上ともに上昇傾向です。
セグメント別の業績ですが、メディカルプラットフォーム事業が積極的な先行投資が実を結び、YoYで23%、エマージング事業が複数の新規ビジネスが成長により、YoYで22%と高い成長率を誇っています。
しかし、大型プロジェクトの終了に伴い、エビデンスソリューション事業のみ売上、利益ともにマイナス成長となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期のメディカルプラットフォーム事業業績
メディカルプラットフォーム事業ですが、売上高は約369億円でYoYで23%と高い成長率となっており、積極的な先行投資が実を結び(新規スタッフの戦略化、人員の拡大、プロジェクトの大型)製薬マーケティング支援の受注が前年比54%増となったことが要因となっています。
営業利益は約141億円でYoYで31%の成長となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期のエビデンスソリューション事業業績
エビデンスソリューション事業ですが、売上高は約159億円でYoY-6%と大型プロジェクト終了の影響で減少となっています。
エビデンスソリューション事業は営業利益は伸びているものの、売上は2014年から比較的横ばい傾向が続いています。
営業利益は約33億円でYoYで-27%となっており、M&Aの影響により一 時的に利益率が低下しています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期のキャリアソリューション事業業績
キャリアソリューション事業ですが、売上高は約120億円でYoY13%となっており、医師、薬剤師の流入が共に引き続き好調で、さらにスタッフの拡充と生産性の向上により順調に成長しています。
営業利益は約36億円でYoYで11%と成長しており、今期は再び先行投資を実施する予定で、利益率は低下する見込みとなっています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期のエマージング事業業績
エマージング事業ですが、売上高は約111億円でYoY22%となっており、複数の新規ビジネスが成長する形で高い成長率を実現しています。
営業利益は約12億円でYoYで-38%となっており、積極的に先行投資していることと翻訳センター等が持分法適用関連会社から外れた影響で、約5億円の減益となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期の海外事業業績
海外事業ですが、売上高は約211億円でYoY19%となっており、中国等のアジア地域が急拡大しています。
営業利益は約46億円でYoYで73%と高い成長率なっており、特に韓国の利益は60%増となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第3四半期の新規事業業績
LINEとのJVのLINEヘルスケア事業ですが、短期的にはLINEユーザーへの医師健康相談を提供する予定で、特に医師健康相談を軸にした疾患/治療啓発を行なっています。
エムスリーの28万人の医師会員および8,200万人のLINEユーザーを結びつけ、画期的なヘルスケアサービスを提供するプラットフォームを目指しています。
ビジョナリーホールディングスとエムスリーが設立したJVを通し、エムスリーの28万人の医師会員とビジョナリーホールディングスが保有する400近い店舗と900万以上の顧客基盤・CRMデータを使って、疾患啓発・問題の早期発見 医療機関との連携 受診率・QOLの向上を実現する次世代型フラッグシップ店舗を展開予定です。
エムスリーでは24ものAI関連の開発支援プロジェクトが動いており、さらにAIプラットフォームでは、エムスリーで開発されたアルゴリズムに加え、他社開発された多様 な診断アルゴリズムがラインアップされる予定で、医師は自由自在にラインアッ プから診断サポートとして使用 したいアルゴリズムを複数選べることができます。
メガベンチャー:エムスリー(m3)の2019年度第4四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、エムスリー(m3)の2019年度第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
エムスリー(m3)の2019年度第4四半期の全体業績
2019年の通期の業績ですが、売上高は約130億円でYoYで16%の成長で、トレンドとしては上昇傾向です。
営業利益は約343億円でYoYで11%の成長で、トレンドとしては売上ともに上昇傾向ですが、新型コロナウイルスの影響により、約12億円のマイナスインパクトがあります。
セグメント別の業績ですが、メディカルプラットフォーム事業が積極的な先行投資が実を結び、YoYで24%、エマージング事業から切り出されたサイトソリューション事業がYoYで33%の高い成長率を誇っています。
エムスリー(m3)の2019年度第4四半期のメディカルプラットフォーム事業業績
通期のメディカルプラットフォーム事業ですが、売上高は約512億円でYoYで24%と高い成長率となっており、積極的な先行投資が実を結び(新規スタッフの戦略化、人員の拡大、プロジェクトの大型)製薬マーケティング支援の受注が前年比53%増となったことが要因となっています。
営業利益は約192億円でYoYで25%の成長となっています。
エムスリー(m3)の2019年度第4四半期の新規事業業績
LINEとのJVのLINEヘルスケア事業ですが、公式アカウントは約550万人に増えており、5月1日より経済産業省による「遠隔健康医療相談窓口」の支援事業に再び採択されています。
また、LINEヘルスケアを通じたオンライン診療サービスも展開予定となっています。
AIプラットフォームでは、医療クラウドサービスを 提供する株式会社 NOBORIと事業提携を行い、医師は自由自在にラインアッ プから診断サポートとして使用 したいアルゴリズムを複数選べることができます。
最近の決算情報から読み取れるエムスリー(m3)の戦略についての考察
直近の決算からエムスリー(m3)では上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:国内のm3.comの顧客基盤を活かした、主力事業の利益分を使って新規の事業タイプ数と海外の展開国を最大化させる。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のメガベンチャー企業のエムスリー(m3)の業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
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