困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、freee(フリー)をおすすめされたけど、あまりよく知らない!
freee(フリー)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回は新興メガベンチャーの1社であるfreee(フリー)について知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・新興メガベンチャーのfreee(フリー)の概要
・freee(フリー)の2020年第2四半期の決算情報について(2020年2月)
・freee(フリー)の2020年第3四半期の決算情報について(2020年5月)
・freee(フリー)の2020年第4四半期の決算情報について(2020年8月)
・2020年の決算情報から読み取れるfreee(フリー)の戦略についての考察
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、freee(フリー)の業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
新興メガベンチャーのfreee(フリー)の概要
freee(フリー)は2012年に元Googleの佐々木大輔氏が設立した会社で、2019年12月に設立からわずか7年で上場を果たしたSaaS事業を営む会社です。
freee(フリー)は現在、統合型クラウド会計事業、統合型クラウド人事労務事業を中心に複数の事業を展開しています。
freee(フリー)のメインの事業領域である統合型ERP市場ですが、約1.1兆円の市場規模(TAM)があると推定されています。
さらに、クラウド型の会計ソフトの普及率は日本ではまだ14.5%しかなく、普及率が高いオーストラリアやニュー時ランドなどでは60%を超えており、まだまだ開拓の余地が非常に残っている市場となるため、今後の成長の余地が十二分に期待することができます。
新興メガベンチャー:freee(フリー)の2020年第2四半期の決算情報
それでは、freee(フリー)の2020年第2四半期の決算情報から、おさらいしてみたいと思います。
freee(フリー)の2020年第2四半期の全体業績
業績ですが、ARRは四半期で約62億円、売上高は約16億円でトレンドとしては上昇傾向で、YoYでの成長率も約55%と非常に高い水準です。
有料課金ユーザー企業数は約17.2万社でYoYで36.3%と個人及びsmallセグメントを中心に堅調に増加しており、ARPUは約35999円でYoYで13.2%とともに成長をしております。
営業利益は四半期で約-6億円で営業利益率の推移をみると、YoYで約23%も改善されており、このペースであれば、早ければ来年中には黒字転換が見えてくるかもしれません。
また、SaaSの場合は成長率が高ければ高いほど、赤字の期間が長くなるが長期的な売上や利益は大きくなるという構図のため、赤字自体は問題ではなく、freeeのように高い成長率を維持しているかどうか、営業利益率がきちんと改善されているかを同時に見ると経営の健全性が見えてきます。
対売上高比率は、全ての指標で下がっている傾向になっており、特にS&M比率(営業人員の人件費や広告宣伝費の比率)が一定のペースで下がっていることから、営業や宣伝効率が向上してきていることが予想できます。
新興メガベンチャー:freee(フリー)の2020年第3四半期の決算情報
それでは、上記の2020年第2四半期の決算情報を踏まえて、freee(フリー)の2020年第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
freee(フリー)の2020年第3四半期の全体業績
業績ですが、ARRは四半期で約70億円、売上高は約18億円でトレンドとしては上昇傾向で、YoYでの成長率も約45%と非常に高い水準です。
有料課金ユーザー企業数は約20.5万社でYoYで31.4%と確定申告期限の延長により、当初の見込みの3月から4月以降に移行したものの個人を中心に堅調に増加しています。
ARPUは約34402円でYoYで9.6%とともに成長をしていますが、今回は、ARPUの低い個人事業主を中心に増加したこと、また、訪問営業機会の減少を背景としたMidセグメントの新規獲得の下振れにより、QoQだと成長が緩やかになっています。
営業利益は約-8.9億円で営業利益率の推移をみると、YoYで23%も改善されているものの、顧客獲得のために他の四半期に比べて広告宣伝費が増加する傾向もあり、営業利益率は少し悪化しています。
対売上高比率は、引き続き全ての指標で下がっている傾向になっており、特にS&M比率(営業人員の人件費や広告宣伝費の比率)が一定のペースで下がっていることから、営業や宣伝効率が向上してきていることが予想できます。
新興メガベンチャー:freee(フリー)の2020年第4四半期の決算情報
それでは、上記の前回の決算情報を踏まえて、freee(フリー)の2020年第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
freee(フリー)の2020年第4四半期の全体業績
業績ですが、ARRは四半期で約78.98億円、トレンドとしては上昇傾向で、YoYでの成長率も約49.8%と非常に高い水準です。
有料課金ユーザー企業数は約22.4万社でYoYで40.0%と非常に高い成長率となっており、上期からSmallセグメントを中心に獲得が順調に推移したことに加えて、確定申告期限の延長により、Q4以降も個人が堅調に増加したことが要因です。
ARPUは約35346円でYoYで7.0%とともに成長をしています。
しかし、ARPUの低い個人事業主を中心に増加したこと、また、セールスサイクルの長期化が見られたことにより、ARPUの成長が緩やかになっています。
freeeの12ヶ月平均の解約率は、1.6%となっており、長く利用する既存ユーザー䛾割合が上昇していることに加えて、下記施策䛾実行により、継続的な改善を実現しています。
営業利益は約-7億円でとなっています。年度単位で見るとサブスクリプション売上高䛾積み上がりを背景に、継続して調整後営業利益率が改善してきています。
四半期ベースでは、当初Q3に投資予定だった広告宣伝費の一部が、確定申告期限の延長に伴いQ4に移行したものの、売上高ぼ拡大により、調整後 営業利益率䛿前年同期比で改善しています。
対売上高比率は、引き続き全ての指標で下がっている傾向になっており、特にS&M比率(営業人員の人件費や広告宣伝費の比率)が一定のペースで下がっていることから、営業や宣伝効率が向上してきていることが予想できます。
freee(フリー)の2020年第4四半期の新規の取り組みについて
freeeでは、金融機関と䛾API・スクレイピングの更なる進展を目的に、会計ERPのコア機能である口座同期のUXの改善をおこなっています。
2020年8月時点で1,000超の金融機関と連携しています。
さらに、freeeでは、freeeを活用した個人事業主の電子申告の促進を行っており、現在、freeeを活用した電子申告数は、国税庁のe-taxによる税務申告数を上回る2.5倍の成長を実現しています。
人事労務を2プランから4プランにリニューアルしたことで、ユーザーのステージに合わせた最適なプランを選択可能に なっています。
さらに、勤怠管理機能、ワークフロー機能を強化したほか、カスタム項目のリリースにより、包括的な人事情報の統合管理が可能なプロダクトになっています。
2020年の決算情報から読み取れるfreee(フリー)の戦略についての考察
2020年の決算からfreee(フリー)では上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:ユーザー基盤の拡大と未進出のバックオフィス領域への進出
freeeを始め、日本のSaaSサービスを展開する企業は今後、自社のメインの領域を軸に近しい事業領域に展開して、1社あたり契約サービス数を拡大させることで、解約されない状態を作ることを目指していく流れになります。
これはかつて大手企業向けERPパッケージソフトでシェアを拡大していったワークスアプリケーションの戦略に近しいものがあります。
その大きな流れの中で、受注率を高め、シェアを拡大するためにはプロダクトの品質を高める方向性として、上記の「アプリストアの拡充」施策のように様々な企業が使用している他社サービスと多く連携できることが顧客の業務自体の効率化や利便性の寄与に繋がるため、iPaaS的施策が大事な要素になってきます。
注釈:iPaaSとは「Integration Platform as a Service」の略で、異なるアプリケーション同士をつなげ、データを統合したりシステムを連携させたりすることができるクラウドサービスのことをさします。
さらに、上記の「プロジェクト管理freee」などの自社のメインの事業領域と近しい領域に進出していくことで、新規の顧客を契約できたり、既存のお客さんに対して、オプション機能として、ひたすらクロスセル提案をして、1社あたりの単価(ARPU)を高めることで、売上を拡大することができるという流れになります。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のITメガベンチャー企業のfreee(フリー)の業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ITメガベンチャーへの転職の採用基準は高いため、質の高いエージェントが多くいる転職エージェントサービスを利用して、転職の支援実績が豊富なエージェントに支援をしてもらうのが転職成功の何よりのポイントとなります。
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
もし、少しでも迷っているようなら、完全無料なのでまずは登録して気軽に転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントは様々な会社がありますが、結論から申し上げると、下に紹介している6社がおすすめです。
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ビジネス職向けエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】
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1988年から累計約43万人の転職実績があり、特徴としては非公開の案件が豊富(約50%の割合)で約25,000社の企業と取引があり、あらゆる業界・職種の企業から多数の求人を保有しています。通常、求人を紹介するコンサルタントと企業コンサルタントは別になっていることが多いですが、JAC Recruitment の場合は求人を紹介するコンサルタントが企業に直接訪問しているため、企業の文化や風土、事業戦略までも把握して、他では得られないリアルな情報を得ることができます。
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エンジニア向け特化のエージェントまとめ【とりあえず登録→面談だけでも有益】
新興メガベンチャーのエンジニア向けエージェントはこの3社がおすすめです。試しに全部登録してみるのも良いですし、自分に合いそうなエージェントを見つけてみるのも良いです。
全て無料で、登録は3分くらいで完了できます。
✅ 新興メガベンチャーのエンジニア向けエージェント3選
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・レバテックエキスパート| 年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人 | ハイクラスエンジニアの10年以上の支援実績
・Tech Stars Agent | WEB・ゲーム事業に携わりたい人 | 700社以上の企業とのリレーション
TechClipsエージェント
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TechClips(テッククリップス)エージェントは、高年収&将来のキャリアプランを重視したITエンジニアの専門の転職エージェントサービスで、高収入&高待遇に特化しています。
さらに、大手転職会社にはない現職のエンジニアがコンサルティングを行うので安心して相談することができます。
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年間累計3,000回以上の企業訪問でCTOやPMと頻繁にミーティングを実施し、深い信頼関係から好条件求人を獲得しており、ハイクラス人材の採用を前提とした新規事業の立ち上げを行うこともあるそうで、そういった新規事業に携わって、キャリアアップを目指したい人にオススメです。
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