困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、ITの医療・ヘルスケア系ベンチャー・スタートアップをおすすめされたけど、初めて会社名などを聞いた!
ITの医療・ヘルスケア系ベンチャーへの転職を考えているけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
現在、IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップはIT業界の中でかなり注目が集まっている事業領域と言われています。
そこで、今回はIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ業界について知りたい、転職を考えているあなたに、
・IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップの主な事業領域の紹介
・IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップの業界動向や注目されている理由の紹介
・転職におすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ企業の紹介
などを、わかりやすく解説していきたいと思います。
- 1. IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップとは?
- 2. IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップの業界傾向
- 3. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ
- 3.1. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ①:M3(エムスリー)
- 3.2. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ②:MEDLEY(メドレー)
- 3.3. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ③:エクサウィザーズ
- 3.4. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ④:カケハシ(KAKEHASHI)
- 3.5. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑤:メドピア(MedPeer)
- 3.6. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑥:ライフネット生命保険
- 3.7. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑦:メディカルノート(Medical Note)
- 3.8. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑧:Ubie(ユビー)
- 3.9. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑨:iCARE
- 3.10. 転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑩:Cureapp(キュア・アップ)
- 4. まとめ
IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップとは?
まず、IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップとは何なのか解説したいと思います。
IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップはMed(メド) TechやHealth Techなどと呼ばれることもあります。
画像引用:https://note.com/aritaku/n/n82357154477b
上記の図は、日本国内の主なIT医療・ヘルスケア系ベンチャーをまとめた図(カオスマップ)となります。
さらに上記のカテゴリーをもっと大きなカテゴリーで分類すると、以下の4つの領域に分類することができます。
IT×医療・ヘルスケア事業領域①:顧客(ユーザー)が医療・ヘルスケア関係の情報を取得できる
医療人材メディア
医療系の従事者の方に特化した転職サイトなどの運営している企業が該当します。
医療メディア
医療情報をまとめたメディアの運営している企業が該当します。
※2014前後から医療情報を発信するメディアが流行しましたが、2016年に専門家の監修もなく、素人の作成した記事が問題となった「WELQ」というDeNAが運営するメディアが問題となったことをきっかけに、Googleが掲載順位のアップデートを行うなどして、悪質な業者がいなくなり、医療系メディア領域自体は下火になってしまいましたが、逆に専門家がきちんと監修した記事を掲載するメディアが目立つにようになってきました。
IT×医療・ヘルスケア事業領域②:顧客(ユーザー)が自身の医療・ヘルスケア関係の情報を記録できる
健康管理サービス・PHR
日々の歩数や体重、食事や血圧など、カラダの様々なデータを 記録・管理できるサービスなどを運営している企業が該当します。
※PHRとは「パーソナルヘルスレコード」の略で、患者が自らの医療・健康情報を収集し一元的に保存するしくみで、それを医療機関に提供するなどして活用することです。
簡易検査
遺伝子検査や腸内環境検査、家庭血液検査等のサービスを運営している企業が該当します。
IT×医療・ヘルスケア事業領域③:オンライン診断・遠隔医療相談
オンライン診療
まず、オンライン診療とは、このように定義されおります。
遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び 診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。
引用:平成30年3月 厚生労働省 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000201789.pdf
そして、スマホのアプリなどのサービスで診療を提供を行っている企業が該当します。
遠隔医療相談
医師に1対1で直接相談出来るものから、掲示板的に相談出来るもの、病院検索等の医療情報メディアと併設して相談出来るサービスなどを運営している企業が該当します。
遠隔医療相談と先ほどのオンライン診療は似てる概念ではありますが、異なる概念です。
遠隔医療相談とはこのように定義されています。また、その定義は医師か、医師ではない場合でも異なります。
(医師の場合)
遠隔医療のうち、医師-相談者間において、情報通信機器を活用して得られた情報のやりとりを行い、患者個人の心身の状態に応じた必要な医学的助言を行う行為。
相談者の個別的な状態を踏まえた診断など具体的判断は伴わないもの。
(医師ではない場合)
遠隔医療のうち、医師又は医師以外の者-相談者間において、情報通信機器を活用 して得られた情報のやりとりを行うが、一般的な医学的な情報の提供や、一般的な受診勧奨に留まり、相談者の個別的な状態を踏まえた疾患のり患可能性の提示・診断等 の医学的判断を伴わない行為。
引用:平成30年3月 厚生労働省 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000201789.pdf
オンライン診療は患者の診察及び 診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為だが、遠隔医療相談は、あくまで相談者の個別的な状態を踏まえた診断など具体的判断は伴わないもの。
IT×医療・ヘルスケア事業領域④:医療機関向けのシステム・ツールの提供
医療画像診断
遠隔医療画像診断、遠隔病理診断、医療画像解析などのサービスを運営している企業が該当します。
電子カルテ
電子カルテのサービスを運営している企業が該当します。
医療機関検索・予約
病院検索、歯科医院検索、薬局検索と、その予約サービスを運営している企業が該当します。
医療機関向けシステム
レセプトチェックサービスや、予約システム、薬局向けシステム、医療機関の業務改善のサービスを運営している企業が該当します。
データ解析
医療画像以外のデータ解析・分析サービスを提供している企業が該当します。
IT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップの業界傾向
画像引用:富士経済 「医療分野におけるIoT、AI関連の国内市場を調査」:https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=17051&view_type=1
現在、医療分野におけるIoT、AI関連の市場規模は年次成長率約15%で約1100億ほどの規模で、2025年には約1700億円に達する見通しとなっています。
また、世界の動向を見ても、米国最大手のベンチャー・キャピタルのa16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)は2019年、「ソフトウェアは世界を飲み込み尽くした。次は、ヘルスケアだ」と発表したり、2019年は、GAFAのヘルスケア関連の投資が、相次いで発表されたりもしました。
画像引用:https://www.sbbit.jp/article/cont1/37455
上記の図のように、GAFA各社がヘルスケア領域に対する投資を加速している様子が読み取れると思います。
それでは、何故医療(ヘルスケア)分野の市場規模が伸びてきているのかを解説したいと思います。
主に医療(ヘルスケア)分野における市場規模が伸びてきている理由としては、以下の3つが大きな要因と考えられます。
①高齢化により1人あたりの医療費は拡大していっており、予防医療などを拡大させ、医療費の適正化を国策レベルで行っており、国も柔軟に新しい医療への形に投資している。
参考:経済産業省における ヘルスケア産業政策について
②医療・ヘルスケア領域に限らず、世の中が働き方改革、労働力不足などの問題からデジタルトランスフォーメーション(DX)化を推進している。
③一般病院(医療法人、自治体、社会保険団体含む)の医業利益率-11%~0.2%と、赤字もしくは異常に利益率が低い状態となっており、業務改善や医療の設備費、材料費なども最適化していく必要があるため。
参考:厚生労働省医政局 「医療施設経営安定化推進事業 平成 29 年度 病院経営管理指標」
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ
それでは、日本国内の主な有名IT医療・ヘルスケア系ベンチャー(スタートアップ)企業を紹介したいと思います。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ①:M3(エムスリー)
最初に紹介するのは、昨年の2004年9月にIPO(上場)を果たしたM3(エムスリー)です。
事業は医療従事者から、医療施設、一般人まで多岐に渡るターゲットに対して、以下のような様々な事業を展開しています。
・m3.com:日本最大級の医療従事者専用サイト
・MR君:毎日の診療に役立つ最新の医療情報、医薬品情報を、製薬企業のMRが届けてくれる情報サービス
・エムスリーキャリア:医師・薬剤師のための転職支援サービス
・治験君:治験支援サービス
・AskDoctors:アイチケットクラウド:診療予約システム一般の方が健康について、インターネットで気軽に医師に相談できるQ&Aサイト
※他にもいくつか事業を展開しています。
また、エムスリーは創業以来、売上、営業利益共に常に右肩上がりの超優良企業でもあり、新型コロナウイルスの影響もあり、時価総額が3兆円を突破した時には、話題になりました。
そして、過去1年で時価総額は3倍に増え、現在は3億円も軽く突破しており、2021年3月時点で約5~6兆円となっています。
そんな、エムスリーについて、もっと知りたい・気になった方は
こちらの記事▶︎ 転職おすすめ!メガベンチャーのエムスリーの決算、年収、福利厚生、入社難易度まで解説
の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
エムスリー はまた新規事業や海外展開にも非常に積極的であるため、今後の成長に期待の企業です。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ②:MEDLEY(メドレー)
次に紹介するのは、MEDLEY(メドレー)です。
MEDLEY(メドレー)は2019年12月にIPO(上場)を果たしている企業です。
豊田 剛一郎氏はフリーアナウンサーの小川彩佳さんと結婚したことで話題になり、こちらの話題から会社を知った人も多いのではないでしょうか?
現在は、不倫のスキャンダルが出た影響で、豊田氏は、取締役にとどまり、代表取締役を辞任しています。
事業は医療ヘルスケア分野における日本最大級の人材採用システム「ジョブメドレー」と日本最大級のオンライン診療システムである「CLINICSオンライン診療」 をメインに行っており、その他には、患者のための医療情報サービス「MEDLEY」、市民のための介護情報サービス「介護のほんね」など、生活者に向けた適切な情報提供の領域にも取り組んでいます。
業績は創業以来、ずっと右肩上がりの成長でかつ、前期比で62%の成長とかなり高い成長率を誇っています。
そんな、メドレーについて、もっと知りたい・気になった方は
こちらの記事 ▶︎ 転職おすすめ!IT×医療(ヘルスケア)ベンチャーのメドレーの決算、年収、福利厚生、入社難易度まで解説
の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
メドレーは今後、歯科向けの新規事業や他の事業にも投資していく予定のため、今後の成長に期待の企業です。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ③:エクサウィザーズ
次に紹介するのは、創薬AIや細胞画像の解析・分類などを行っているエクサウィザーズです。
エクサウィザーズは実は医療やヘルスケアに特化した会社ではく、各産業をAIを使って変革していくことをミッションとしている会社です。
現在は、先ほどの事業の他にも、ICT/AIを活用した個々人の疾患リスクの早期検知と重症化予防のプロジェクトや、独自の深層学習エンジンを活用した人の動作解析や抽出した骨格(身体部位)情報と、専門家の知識と組み合わせることで、それぞれの人の健康・疾患リスクのアセスメントを行うサービスなども行っています。
また、医療用画像解析による医師の診断支援、投薬データ解析による検査値の時系列予測など、AIや深層学習を駆使したプロジェクトも行っており、かなり技術要素も大きい事業を行っていることが特徴です。
エクサウィザーズは各産業をAIを使って変革していくことをミッションとしている会社で、事業は医療領域だけではなく、以下の7つの軸を中心に展開しています。
・AIプラットフォーム事業:様々な業界のパートナー企業とAI技術を利活用したオープンイノベーションを実現。幅広い産業・業務・テーマにおけるAI利活用を実現する顧客との共同プロジェクト事業により、企画~リサーチ~PoC~プロダクト化の上流から下流まで伴走。
・CARE tech:ケアイノベーションコンサルティングの提供や、国や自治体、公共機関への社会保障費低減に向けたAIソリューションの提供
・MED tech:早期検知と重症化予防のアプリ開発、創薬支援サービスの提供、医療用画像解析による医師の診断支援サービスなどを提供
・FIN tech:口座の異常・傾向変化検知サービスや企業間の取引可能性予測サービスの提供、クレジットスコアリングモデルの構築プロジェクト
・HR tech:採用・評価・配置・育成・休退職防止・健康経営など人事領域の効率化・高度化をワンストップでカバーする、AIをフル活用したクラウド型人事サポートサービス(HR君)
・ROBOT tech:マルチモーダルAIシステム(複数のセンサーを組み合わせることで、人の動作を直感的に学習し、ロボットには難しいとされてきた様々な作業を実現)の提供
・SECURITY MOBIRITY:スマートトラフィックソリューションや、顔認証/人物特定/動線分析のソリューション提供
エクサウィザーズは日本でもトップクラスのAI技術を誇る企業でもあるので、今後の成長に大きな期待のかかる企業です。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ④:カケハシ(KAKEHASHI)
次に紹介するのは、薬剤師向けの電子薬歴システムを提供しているカケハシ(KAKEHASHI)です。
カケハシ(KAKEHASHI)は、薬剤師向けの電子薬歴システム「Musubi」を展開しているSaaS企業で、2016年3月に、医療従事者の家系で生まれ育ち、武田薬品工業株式会社でMRとして活動した中尾 豊氏とマッキンゼー・アンド・カンパニー出身者の中川 貴史氏の2人で共同創業された会社です。
「Musubi」は、200名を超える薬剤師の声をもとに生まれており、多くの薬局の評価患者さんの最高の服薬指導を目指して、患者さんの疾患・年齢・性別・アレルギー・生活習慣・検査値、さらには季節や、 過去処方や過去薬歴を参照して、ひとりひとりの患者さんにぴったりの指導内容を提示することができるサービスです。
事業の成績としては、初期費用でCAC(顧客獲得コスト)を回収できており、月次10%以上のペースで伸びていることに加え、サービス展開後からこれまでに解約した企業は片手で数える程度。(2019年10月時点)
カケハシ(KAKEHASHI)は2020年10月に約18億の大型資金調達を行なっており、資金は、Musubi事業の拡大と新規事業の創出に必要な人材に投資に使用する予定で、今後の成長に期待ができる企業です。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑤:メドピア(MedPeer)
次に紹介するのは、「Supporting Doctors, Helping Patients.」のミッションのもと、医師や薬剤師などの医療従事者をサポートしながら、その専門家ネットワークと集合知を活用して個人向けのヘルスケアをサポートする事業を展開するメドピア(MedPeer)です。
事業は医師や薬剤師などの医療従事者をサポートするドクタープラットフォーム事業と、個人の予防や健康管理をサポートするヘルスケアソリューション事業の大きく2つの事業群を展開しています。
具体的には
■ドクタープラットフォーム事業:医師や薬剤師などの医療従事者のサポート事業(※一部抜粋)
・MedPeer:医師専用コミュニティサイト
・MedPeer Career:医師の転職・アルバイト情報サイト
・MedPeer SCOUT:医師のスカウト型転職支援サービス
・CLINIC Support:医師の開業・経営支援サービス
※他にもいくつかの事業を展開しています。
■ヘルスケアソリューション事業:個人の予防や健康管理をサポートする事業(※一部抜粋)
・first call:医師によるオンライン医療相談
・Diet plus:管理栄養士による食生活コーディネート
・スギサポ deli:ミールデリバリーサービス
・スギサポ eats:食事記録アプリ
※他にもいくつかの事業を展開しています。
メドピア(MedPeer)は2014年6月にIPO(上場)を果たしている企業で、今後はM&Aや新規事業の創出にどんどん投資をしていく予定だそうで、今期に時価総額500億円を目指すとのことで、今後の成長に期待のかかる企業です。
そんな、メドピア(MedPeer)について、もっと知りたい・気になった方は
こちらの記事 ▶︎ 転職おすすめ!IT×医療(ヘルスケア)ベンチャーのメドピアの決算、年収、福利厚生、入社難易度まで解説
の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑥:ライフネット生命保険
次に紹介するのは、ライフネット生命です。
ライフネット生命は、2006年に日本生命出身の出口 治明氏と、BCC出身の岩瀬 大輔氏によって設立されました。
現在は、出口氏(2017年)も岩瀬氏(2019年)も経営陣としては退任しています。
ライフネット生命は、第二次世界大戦後初、日本国内では74年ぶりに内外の保険会社を親会社としないで設立された独立系生命保険会社で、国内の保険業界で初めて、生命保険の手数料部分「付加保険料」と原価部分「純保険料」の比率を全面開示したことで当時、大きな話題となりました。
現在は他の保険会社もネット保険には参入していますが、当時はビジネスモデルとしても、当時では保険外交員(営業人員)をなくしたネットを通じた直販で、既存の保険との比較で圧倒的に安い生命保険としても、革新的でした。
2012年には東京証券取引所マザーズ市場に上場しており、保有契約件数38万件を突破するまでに成長しています。
保険サービスとしては、主に以下のサービスを扱っています。
・定期死亡保険
・終身医療保険
・終身医療保険(レディース)
・がん保険
・就業不能保険
そんな、ライフネット生命について、もっと知りたい・気になった方は
こちらの記事 ▶︎ 転職おすすめ!優良ITベンチャーのライフネット生命の決算、年収、福利厚生、入社難易度まで解説
の記事で詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑦:メディカルノート(Medical Note)
次に紹介するのは、メディカルノート(Medical Note)です。
メディカルノート(Medical Note)は、病院以外で信頼できる医療情報を得られる場がないという課題感のもと、エンジェル投資家として活動していた梅田 裕真氏と、医学博士で医師として多数のベストセラー医療書籍を執筆している、井上 祥氏によって設立されました。
「ITを活用し、これまで遠くに感じられた医療情報を身近に。そして「医師と患者をつなぐ」ことによって多くの選択を提供していく。」ことをビジョンにメディカルノート(Medical Note)では、以下の事業を展開しています。
■メディカルノートプラットフォーム事業:医師・病院と患者をつなぐ総合医療サービス
・Medical Note事業:医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト(各領域の専門家2381人が参画)
・Medical Note 医療相談事業:現役医師が運営する医療相談・情報提供サービス
・ドクターブランディングサポート事業
メディカルノート(Medical Note)は約2,400名の著名な医師や専門家、1,100にのぼる医療機関の協力体制のもと、現在では月間1.500万人以上が利用する日本最大級のサービスへと成長を遂げています。
2017年5月にはアフラックから業務提携契約および約7億円の資金調達を実施しており、2019年6月には東京海上ホールディングス株式会社とも資本業務提携を結んでいます。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑧:Ubie(ユビー)
次に紹介するのは、Ubie(ユビー)です。
Ubie(ユビー)は、2017年に医師の阿部 吉倫氏と、エンジニアの久保 恒太氏によって設立されました。
2018年に医療機関向け「AI問診Ubie」をローンチしていています。
「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」ということをミションに、以下の事業を中心に展開しています。
・AI問診UBie事業:医療機関の働き方をサポート(患者と医療者のコミュニケーション齟齬、非効率なカルテ記載業務、若手医師の臨床教育)サービス
・AI受診相談ユビー事業:症状・参考病名に合わせて、適切な窓口がわかるサービス
医療機関向けのサービスである、「AI問診UBie」では、主に以下の課題を解決しています。
・患者と医療者のコミュニケーション齟齬
・非効率なカルテ記載業務
・若手医師の臨床教育
サービス導入した機関は、初診の問診にかかる時間を1/3に縮小したりするなどの成果が生まれているそうです。
さらに、導入施設数は200を超えています。
2020年6月には総額約20億円の大型の資金調達を実施しており、資金は以下の使用を予定しているそうです。
・全ての職種において人材の採用を(特に主要サービスが二つになったため、カスタマーサクセスとマーケティングの強化)
・国内での提供・改善を重ねた先のグローバル展開
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑨:iCARE
次に紹介するのは、iCAREです。
iCAREは、現役の産業医師でもある山田 洋太によって、2011年に設立されました。
当初、山田氏は病院経営と並行してプロダクトを開発し、2014年には労働者の健康状態を可視化する電子カルテ『Catchball(キャッチボール)』をリリースしましたが、半年で1社にか導入されない状態でした。
しかし、現在の主力事業である健康管理を効率化する事業にピボットして、復活を遂げ、現在以下の事業を中心に事業展開しています。
・Carely事業:国内導入数No.1の健康労務クラウドサービス
・産業医による企業の健康管理指導受託業務
・医師による企業のヘルスケア管理指導受託業務
Carelyは、2016年3月にサービス提供を開始し、直近では、少ない人事体制の中で健康労務を運用しなければならない200名から500名の企業、健康労務に携わるステークホルダーの増える1000名以上の企業を中心に、提供しているそうです。
事業の状況としてはサブスクリプション事業の重要指標であるMRR(Monthly Recurring Revenue:月間経常収益)が前年度対比で2倍に2年連続で成長し続けており、2020年12月現在では、契約社数は350社、契約アカウント数は13万IDを突破しているそうです。
さらに、10,000名を超える大企業から50名を超えるベンチャー・スタートアップまで、幅広い企業の健康管理の負担軽減を実現しており、そうした実績を評価されて、2020年7月には経済産業省等が後援する「第5回 HRテクノロジー大賞」において、健康経営の普及・促進に貢献する優れたサービスとして「健康経営賞」を受賞するなどしています。
事業は、2022年1月時点における累計契約企業数は500社を超え、アカウント数はサービス開始から年平均成長率121%で伸び続けています。
2022年2月にはシリーズEラウンドとして、19億円の大型資金調達を実施しており、累計資金調達額は43.8億円となっています。
転職おすすめのIT×医療・ヘルスケア業界のベンチャーやスタートアップ⑩:Cureapp(キュア・アップ)
最後に紹介するのは、Cureapp(キュア・アップ)です。
Cureapp(キュア・アップ)は、2014年7月に医師の佐竹 晃太氏と同じく医師で起業経験もある、鈴木 晋氏の2名での共同創業された会社です。
「ソフトウェアで「治療」を再創造する」ことをミションに、以下の事業を中心に事業展開を行っています。
■医療機関向けサービス
・ニコチン依存症治療アプリ事業:医師・病院と患者をつなぐ医療検索サイト(各領域の専門家2381人が参画)
・Cureapp SC:2020年08月21日に薬事承認された、日本初のデジタル療法、医師が「処方」する治療アプリ
・NASH(非アルコール性脂肪肝炎)治療アプリ事業
・高血圧治療アプリ事業
■民間法人向けサービス
・ascure(アスキュア)卒煙:「医師開発アプリ×オンライン指導×OTC禁煙補助薬の自宅配送」を組み合わせた全く新しい禁煙ソリューション
・ascure STEPS:CBT(認知行動療法)のアプローチを用いた3ステップによって、生活習慣改善の努力対象を絞ることで成果が出やすい「弱点」を参加者ごとに特定し、「最小の努力で最大の成果」を創出することを実現
Cureapp(キュア・アップ)は2021年3月には約21億円の大型調達を実施しており、累積調達額は約64億円にもなっています。
2019年3月にはアメリカ法人 CureApp North America を設立しており、今回調達した資金を使って、プロダクトラインの拡充と、海外法人を通じてアメリカや中国への市場進出を強化する予定だとそうです。
さらに、2020年から販売を開始したニコチン依存症治療アプリの社会浸透を更に促進するとともに、現在治験中の高血圧治療アプリ、臨床試験中のNASH(非アルコール性脂肪肝炎)治療アプリ、アルコール依存症治療アプリとがん患者支援治療アプリの研究開発や薬事手続、その他新規領域におけるパイプライン拡大を加速させていく予定です。
まとめ
最後に、医療・ヘルスケア系ベンチャー業界はIT業界の中でも、今後成長が期待できる産業です。
そういった成長産業に携わりたい人、非IT業界から転職を考えている人にはオススメの事業領域のため、是非、この記事を参考に行動を起こしてみると良いかもしれません。
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・TechClipsエージェント| 年収500万以上の転職をしたいエンジニアの人 | 利用者の93%が年収アップ実績
・レバテックエキスパート| 年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人 | ハイクラスエンジニアの10年以上の支援実績
・Tech Stars Agent | WEB・ゲーム事業に携わりたい人 | 700社以上の企業とのリレーション
TechClipsエージェント
・こんな人にオススメ:年収500万以上の転職をしたいエンジニアの人、高収入&高待遇で転職したい人
TechClips(テッククリップス)エージェントは、高年収&将来のキャリアプランを重視したITエンジニアの専門の転職エージェントサービスで、高収入&高待遇に特化しています。
さらに、大手転職会社にはない現職のエンジニアがコンサルティングを行うので安心して相談することができます。
レバテックエキスパート
・こんな人にオススメ:年収800万以上の転職をしたいエンジニアの人、新規事業に携わってキャリアアップしたい人
レバテックエキスパートは、ハイクラスのエンジニアとクリエイターに特化した転職サービスで、レバテックは10年以上の支援実績があり、保有求人数は業界トップクラスです。
年間累計3,000回以上の企業訪問でCTOやPMと頻繁にミーティングを実施し、深い信頼関係から好条件求人を獲得しており、ハイクラス人材の採用を前提とした新規事業の立ち上げを行うこともあるそうで、そういった新規事業に携わって、キャリアアップを目指したい人にオススメです。
Tech Stars Agent
・こんな人にオススメ:WEB事業に携わりたい人
Tech Stars Agent は、IT業界特化型の転職エージェントでIT・WEB業界に精通したプロのキャリアコンサルタントがきめ細かな面談を行います。
キャリアコンサルタントはメンバー全員がエンジニア経験や転職/独立支援の豊富な実績を持ち、きめ細かく面談をサポートしてくれます。
エンジニア出身のキャリアコンサルタント最適な職場が提案してくれるので、転職後のミスマッチも起こりにくいのが特徴です。
転職求人サイトまとめ【エージェントとの面談が面倒な人向け】
転職活動は何となく考えているけど、実際にエージェントとの面談とかまでは、面倒くさいと考えてしまう人には、転職求人サイトの活用をおすすめします。
転職求人サイトの利用する時の流れ・手順
転職求人サイトを利用する時の流れや手順については、こちらになります。
①会員登録(※登録は無料です)
下記の画像をタップして、転職求人サイトの公式HPに飛び、必要な情報を入力します。(3分もかからずに終わります。)
②職務経歴書や経歴データなどを入力、アップロード(※事前に、職務経歴書があれば、5分で完了)
③スカウトメールの受信
スカウトメールは、職務経歴書をアップロードしたり、経歴データを入力しないと、企業側がスカウトメールを送信しません。
求人サイトは、必要情報や履歴書など登録して、自ら気になる企業へ応募することもできますが、企業から、あなたにスカウトがやって来るため、自分がどの会社から評価されるのかなども知ることができます。
全て無料で、たくさんのスカウトを受け取るために、職務経歴書のアップロードと、経歴データの入力は必ず充実させましょう!
✅ おすすめの転職求人サイト3選
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会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』は、会員数8万名以上、日本最大級の転職サイトです。
(「即戦力採用ならビズリーチ」というTVCMでおなじみの人も多いかもしれないです。)
現在会員数80,000名以上が利用しており、11万件以上の求人が検索ができる求人検索機能に加えて、ヘッドハンターの検索やスカウト機能もあるサービスとなっています。
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