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転職エージェントから、コロプラをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
ゲームベンチャーのコロプラへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

今回は、転職市場で人気の高まっているゲームベンチャーのコロプラについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・ゲームベンチャーのコロプラの概要
・コロプラの2021年度第1四半期の決算情報について(2021年2月)
・コロプラの2021年度第2四半期の決算情報について(2021年5月)
・コロプラの2021年度第3四半期の決算情報について(2021年8月)
・コロプラの2021年度第4四半期の決算情報について(2021年11月)
・最近の決算情報から読み取れるコロプラの戦略についての考察
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、コロプラの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
ゲームベンチャー:コロプラの概要
コロプラ概要
コロプラは、2003年に創業者の馬場功淳氏がKLabに勤務の傍ら、個人的な副業として始めた位置ゲー「コロニーな生活」を作り、ゲームが人気化したことで、2008年に設立された会社です。
当初の法人化以降は、「コロニーな生活」をベースにした他業種企業との提携や、位置ゲーを含めた携帯端末向けゲームの開発を積極的に行っていましたが、その後は、スマートフォンの登場により、「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」や「白猫プロジェクト」などのアプリゲームのヒット作を生み出していきました。
コロプラの沿革
コロプラの主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2003年5月:代表取締役 馬場功淳が個人で「コロニーな生活」開始
・2008年10月:株式会社コロプラ設立
・2010年11月:世界初の位置ゲープラットフォーム「コロプラ+(現名称:コロプラ)」開始
・2011年3月:人びとの移動を調査・分析するリサーチセンター「コロプラおでかけ研究所」を設立
・2011年9月:スマートフォン向けゲームブランド「Kuma the Bear」を開始
・2012年12月:東京証券取引所マザーズ市場上場
・2013年3月:「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」配信開始
・2013年7月:株式会社オーバークロックを子会社として設立
・2014年3月:「ほしの島のにゃんこ」配信開始
・2014年4月:東京証券取引所市場第一部に市場変更
・2014年6月:スマートフォン向けマーケティングリサーチアプリ「スマートアンサー」提供開始を皮切りにマーケティングリサーチビジネスを開始
・2014年7月:「白猫プロジェクト」配信開始
・2014年8月:コロプラ初となるOculus Rift向けアプリ「the射的! VR」を配信開始
・2014年12月:株式会社インディゴゲームスタジオを子会社化
・2015年12月:100%子会社として投資事業を展開する株式会社コロプラネクストを設立
・2015年11月:100%子会社として360度動画関連事業を展開する株式会社360Channelを設立
・2016年7月:「白猫テニス」配信開始
・2017年10月:「ディズニー ツムツムランド」配信開始
・2019年9月:「ドラゴンクエストウォーク」配信開始
コロプラの事業領域やビジネスモデル
コロプラでは、「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで”新しい体験”を届ける」をビジョンとして、以下の3つの事業を中心に展開しています。
■ゲーム事業
・スマートフォン事業
リッチで表現力豊かな本格派のゲームをAndroidおよびiOS向けに展開しており、Google Playのゲーム売上ランキングで1位・2位を独占した「秘宝探偵」や「プロ野球PRIDE」、
提供開始約3ヶ月で 200万ダウンロードを突破した「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」など、ヒットタイトルを提供。
・Kuma the Bear事業
高品質で手軽に遊べるライトゲームをAndroidおよびiOS向けに展開。日本のみならず全世界に向けて配信
・コロプラプラットフォーム事業
元祖位置ゲーの「コロニーな生活」をはじめ、LAP(*1)各社が開発した多種多様な位置ゲーを提供している位置ゲーのテーマパーク
・VRアプリ事業
迫力のバーチャルリアリティの世界を楽しめるVR対応ゲーム
■VR事業
「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで”新しい体験”を届ける」というビジョンのもと、VRゲームの制作や投資など新たな領域に挑戦しており、VRアプリや360度VR動画配信サービス「360Channel」、VR特化のファンドを運営。
■投資事業
コロプラおよびコロプラネクストでは、「”Entertainment in Real life” エンターテインメントで日常を楽しく、より素晴らしく」というミッションのもと、その実現に向けて国内外問わず幅広い領域に投資を行い、新たな価値を世の中へ生み出す企業を積極的に支援しており、以下の領域などに主に出資。
・学生・次世代起業家向け投資
・XR企業向け投資
・その他の投資(主に海外)
■その他事業
位置情報分析コンサルティングサービス「おでかけ研究所」、「コロカ」を活用したリアル連携サービスなど、ゲーム以外にも様々な事業を展開
コロプラの2021年度第1四半期の決算情報
それでは、コロプラの2021年度第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
コロプラの2021年度第1四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約86.2億円で、YoYで-23.0%とマイナス成長なっており、営業利益は13.7億円で、YoYで-64.4%のマイナス成長となっています。
コロプラの2021年第1四半期のゲーム事業業績
ゲーム事業のリリース時期別売上推移ですが、グループ会社の受託案件があった前Qと比較し、「その他」が減少しており、自社IP開発&グッズ関連のみ順調に成長しています。
国内タイトル全体KPIですが、周年の反動減により、QAUとARPUがともに減少しており、以下のような数字になっています。
・QAU:約598万人
・ARPU:約1147円
ゲーム事業の開発パイプラインですが、新作の開発方針は、短期的に他社IPのもつ収益性を活用しつつ、 中長期的に競争力の源泉となる自社IPを 創出・育成し、持続的な成長を目指すことになっています。
また、年間3~4本程度の新作リリースを目指しています。
コロプラの2021年第1四半期の事業トピック
コロプラの事業トピックの1つ目としては、IP展開・活用があります。
中長期的な競争力の源泉を着実に育てつつ、即効性のある売上確保の両立を目指しており、以下の取組みがあります。
■自社IPの展開
・アリス:リリース1,000日を記念して、同タイトル初となる 完全新作OVAの制作を決定
・白猫PJ:総勢25体の描き下ろしイラストグッズを販売するコン セプトショップ『Colors』を渋谷ロフトで開催
■他社IPの活用
・「ツムラン」が3周年!:多くのユーザーさまに支えられ、2020年10月31日に 3周年を迎える
・各タイトルでコラボを続々実施:新規流入数の向上に加え、既存ユーザーさまからの要 グッズ 望に応えることで、ロイヤリティの向上を目指す
コロプラの事業トピックの2つ目としては、Iスマホゲーム以外の強化があります。
投資事業では売却益3.1億円を計上するなど着実に成果が出てきており、以下のような取り組みを予定しています。
■他PFゲーム
・コンシューマーゲーム:1QではNintendo Switch™移植版となる1本をリリースし、2Qでは3本をリリース予定です。
■投資
・顧客体験の向上を実現できるPFを運営する 『株式会社Kaizen Platform』がマザーズ上場
・1Qで16社に新規、追加投資を実施
コロプラの2021年度第2四半期の決算情報
それでは、上記の決算情報を踏まえて、コロプラの2021年度第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
コロプラの2021年度第2四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約106.9億円で、YoYで-4.1%とマイナス成長なっており、営業利益は27.6億円で、YoYで-22.5%のマイナス成長となっています。
既存タイトルが健闘したものの、前年同期比で減収減益となっています。
コロプラの2021年第2四半期のエンターテインメント(ゲーム)事業業績
ゲーム事業のリリース時期別売上推移ですが、グループ会社の受託案件などにより、「その他」が増加しています。
国内タイトル全体KPIですが、周年や年始施策、人気IPとのコラボなどにより、QAUとARPUがともに増加しており、以下のような数字になっています。
・QAU:約601万人
・ARPU:約1388円
ゲーム事業のスマートフォンの開発パイプラインですが、自社IPの新作「ユージェネ」を4月21日にリリースし、パイプラインは9本となっています。
新作の開発方針は、短期的に他社IPのもつ収益性を活用しつつ、 中長期的に競争力の源泉となる自社IPを 創出・育成し、持続的な成長を目指すことになっています。
また、年間3~4本程度の新作リリースを目指しています。
ゲーム事業のコンシューマーゲームの開発パイプラインですが、2Qでは3本がリリースされています。
3QはMAGES.がNintendo Switch版への移植を担当した任天堂のタイ トル「ファミコン探偵倶楽部」シリーズが5月14日に全世界同時リリースを予定しています。
コロプラの2021年第2四半期の事業トピック
コロプラの事業トピックしては、IP展開・活用があります。
中長期的な競争力の源泉を着実に育てつつ、即効性のある売上確保の両立を目指しており、以下の取組みがあります。
■自社IPの展開
・wave:アニメ放映
■他社IPの活用
・各タイトルで続々コラボを実施
・MAGES.が出資するTVアニメ放映
コロプラの2021年第2四半期の投資育成事業
コロプラの投資育成事業では、Kaizen PlatformのEXITが完了し、2Qで5社に新規、追加投資しています。
コロプラの2021年度第3四半期の決算情報
それでは、上記の決算情報を踏まえて、コロプラの2021年度第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
コロプラの2021年度第3四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約80.9億円で、YoYで-21.4%とマイナス成長なっており、営業利益は18.6億円で、YoYで-39.9%のマイナス成長となっています。
また、特別損失を33億円計上しています
コロプラの2021年第3四半期のエンターテインメント(ゲーム)事業業績
ゲーム事業のリリース時期別売上推移ですが、周年や年始施策、人気IPコラボがあった前Qと比較し、既存タイトルが落ち着いています。
国内タイトル全体KPIですが、周年や年始施策、既存タイトルの落ち着きにより、全体のQAU、ARPUはともに減少しており、以下のような数字になっています。
・QAU:約583万人
・ARPU:約1130円
ゲーム事業のスマートフォンの開発パイプラインですが、パイプラインは8本となっています。
7月1日より正式サービスを開始した「ユージェネ」はコアユーザーの熱量は高いものの、裾野を広げることが課題となっており、プロモーションをはじめ、新たな試みに取り組んでいく予定となっています。
新作の開発方針は、短期的に他社IPのもつ収益性を活用しつつ、 中長期的に競争力の源泉となる自社IPを 創出・育成し、持続的な成長を目指すことになっています。
また、年間3~4本程度の新作リリースを目指しています。
ゲーム事業のコンシューマーゲームの開発パイプラインですが、3QはMAGES.がNintendo Switch版への移植を担当した任天堂の「ファミコン探偵倶楽部」 シリーズを全世界同時リリースし、売れ行きは好調となっています。
また、4Qは3本リリースを予定しています。
コロプラの2021年第3四半期の事業トピック
コロプラの事業トピックしては、IP展開・活用があります。
中長期的な競争力の源泉を着実に育てつつ、即効性のある売上確保の両立を目指しており、以下の取組みがあります。
■自社IPの展開
・「アリス」の中国語簡体字版を4月22日リリース
・「白猫PJ」が渋谷PARCOでのコラボショップ開催
■他社IPの活用
・各タイトルで続々コラボを実施
・毎年恒例のエイプリルフール企画でコラボを実施
コロプラの2021年第3四半期の投資育成事業
コロプラの投資育成事業では、3Qで7社に新規、追加投資を実施しています。
コロプラの2021年度第4四半期の決算情報
それでは、上記の決算情報を踏まえて、コロプラの2021年度第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
コロプラの2021年度第4四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約97.0億円で、YoYで-22.2%とマイナス成長なっており、営業利益は10.6億円で、YoYで-64.1%のマイナス成長となっています。
コロプラの2021年第4四半期のエンターテインメント(ゲーム)事業業績
ゲーム事業のリリース時期別売上推移ですが、主に7周年の「白猫PJ」を含むFY14もの、グループ会社による受託案件の納品により、エン タメ事業の売上は前Q比+15.7億円の96.3億円で着地しています。
国内タイトル全体KPIですが、「黒猫」フィナーレや「白猫PJ」「DQウォーク」の周年などでQAU、ARPUは増加しており、以下のような数字になっています。
・QAU:約541万人
・ARPU:約1231円
ゲーム事業のスマートフォンの開発パイプラインですが、パイプラインは8本となっています。
株式会社バンダイナムコエンターテインメントとの共同開発「テイルズ オブ ルミナリア」が 11月4日リリースしています。
新作の開発方針は、短期的に他社IPのもつ収益性を活用しつつ、 中長期的に競争力の源泉となる自社IPを 創出・育成し、持続的な成長を目指すことになっています。
ゲーム事業のコンシューマーゲームの開発パイプラインですが、4Qは3本リリースしており、1Qは自社IP 1本、他社IP 1本のリリースを11月11日に予定しています。
コロプラの2021年第4四半期の事業トピック
コロプラの事業トピックしては、IP展開・活用があります。
他社IPを様々な形で活用しつつ、中長期で自社IPの創出・育成に注力していきます。
■自社IPの展開
・「アリス」初の完全新作OVAを配信開始
・「白猫プロジェクト」7周年記念のグッズ発売
■他社IPの活用
・各タイトルで続々コラボを実施
コロプラの2021年第4四半期の投資育成事業
コロプラの投資育成事業では、4Qで7社に新規、追加3社に投資しています。
最近の決算情報から読み取れるコロプラの戦略についての考察
コロプラの全体戦略
直近の決算から、コロプラでは上記のように今後の経営方針・戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:主力のゲーム事業で稼いだ利益を、新規事業へ投入して、新しい収益の柱を構築。
コロプラでは、VRやARなどのXR事業の領域の新規事業にも注力しています。
現在、VCや事業会社が営むCVCにおいても、投資の流行りはAIやSaaSなどのB向けのプロダクトや技術が多い中、次のC向けのメガトレンドになりそうな分野に積極的にコロプラは投資しています。
コロプラの投資育成事業戦略
コロプラの投資育成事業の方針としては、主に国内外のエンタメ、BtoC企業に幅広く投資しており、複数のテーマ、時期を組み合わせた投資に より、リスクの最小化とリターンの最大化を目指しています。
2014年より未上場企業への投資を開始しており、事業シナジーを目的とした投資でノウハウを蓄積し、 現在は主に国内外のエンタメ、BtoC企業へ投資の幅を広げ、成果が出始めている状況です。
まとめ
ゲームベンチャー企業のコロプラの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
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