利用する転職エージェントが増えるほど、登録や面談に手間がかかり、選考の連絡の確認作業にかける時間も増えます。
複数の担当者への返信や面談の日程調整などに多くの労力を費やすことは、本来なら転職準備にかけていた時間を削ってしまうことにもなりかねません。
しかし、そういったデメリットもありますが、それ以上に複数の転職エージェントを利用したメリットの方が大きいのが実情です。
上記のことを踏まえて、複数の転職エージェントを使うポイントとしては、以下の3つのことが大切になってきます。
困っていること、知りたいこと
転職を考えているが、どのように行えば良いかわからない
転職で失敗したくないから、複数の転職エージェントを利用するメリットを知りたい
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回は転職で失敗しないために、複数の転職エージェントを利用するメリットを知りたいと思っているあなたに
■本記事の内容
・転職エージェントとは
・複数の転職エージェントを利用するメリット
・複数の転職エージェントを利用する際の注意点
・複数の転職エージェントを使うポイント
・失敗しないための転職エージェントの会社の選び方
・複数の転職エージェントを使用する際に気になる疑問とその答え
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
まず、転職エージェントとは完全に無料で転職やキャリアの相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれる職業の人です。
実は、転職エージェントに利用する際に最も大事なポイントは以下のことです。
転職エージェントのビジネスを理解する
その理由は端的に申し上げると「転職エージェントがあなたの強い味方になってくれる」からです。
仮に、転職エージェントを以下のように捉えてる人だと、どちらの方が成功確率が高そうでしょうか?
A:あなたの選考の調整等をしてくれる、ただの使いパシリ
B:あなたと一緒に、あなたの転職活動を一緒に成功に繋げる、共同プロジェクトのパートナー
ほとんどの人はBの方が成功確率が高いと思うでしょうが、実際のコミュニケーションでは、Aのように転職エージェントを利用して、勘違いしている人が多かったりします。
ビジネスで一緒に誰かと協業するときは、相手のことを適切に理解して、その上でその人に合わせてコミュニケーションを取ることはとても重要です。
そのため、「転職エージェントをあなたの強い味方できる」ように、「転職エージェントのビジネスを理解する」ことはとても大切です。
それでは、転職エージェントのビジネスモデルについて、解説していきたいと思います。
転職エージェントのビジネスモデルは上記のように、求職者と企業をマッチングさせ、企業側が採用を決定し、求職者がその企業に入社した時点で、企業がエージェントに対して、人材紹介料を支払う形で成果報酬型で成り立っています。
その人材紹介料は、採用者の年収の約30~40%となっており、仮に年収1000万の人が採用されたとすると、300~400万円が転職エージェントの売上となります。
その一方で、転職エージェントは求職者に対して、様々なサービスを提供しますが、無料で提供しています。
ビジネスがこのような構造になっているため、転職エージェントは成果を上げるために、あなたのような求職者に是非、内定を獲得してもらって、企業に入社をしてほしいわけです。
なので、基本的にはあなたと転職エージェントはある意味、運命共同体でもあります。
しかし、その一方で転職エージェントも会社によっては、ノルマやKPIを設定されており、入社が最終ゴールのため、以下のようなKPIを追わされています。
このような、KPIツリーを追わされているため、最後の成果地点に到達するために、以下のようなリスクを避けるため、もしくは自身の追わされているKPIを最大化させるためのコミュニケーションを転職エージェントは行うものだと理解しておいた方が良いでしょう。
■求職者からすると、転職エージェントが行ってくるズレてる主なコミュニケーション
①自分の希望とはズレてる企業の紹介( = 求職者への紹介企業数 × 求職者の選考受験率を最大化させようとしている)
②内定獲得後の入社への猛烈プッシュ( = 求職者の入社意思決定率を上げるために、他のエージェントや友達経由の他の選択肢を狭めたい = 逃げられたくない)
しかし、そのような転職エージェントの事情など、知ったことではないと思う方もいると思います。
確かに、そのスタンスでも全く問題ではないですが、もし、すごく良いエージェントの場合はここで縁が切れてしまうのは非常に勿体無いため、相手に角が立たないような形でうまくコミュニケーションを取ることも大切です。
このように、転職エージェントがどのような思惑で、あなたにコミュニケーションを取ろうとしてくるのか背景を事前に知ることで、転職エージェントのやる気を無駄に削いでしまうようなコミュニケーションを取ることなく、より上手に転職エージェントを活用することができると思います。
それでは、複数の転職エージェントを利用するメリットについて解説していきたいと思います。
大前提として、転職エージェントは必ず、複数利用することがおすすめです。
具体的には、総合系型の転職エージェント3社、特化型の転職エージェント2社の合計、5社程度の無料面談を行い、そこから3~4社に絞っていく流れが良いでしょう。
まず大前提として、転職エージェントは全ての会社の求人を持っているわけではなく、さらに最大手のリクルートエージェントですら、求人を持っていない企業は多く存在します。
そのため、機会損失をしないためにも、まずは5社程度の無料面談を行い、実際に求人を紹介してもらってから、担当者の相性や紹介された求人の数・質を加味して、利用する転職エージェントを絞っていくことがおすすめです。
また、リクナビNEXT の調査によると、一般的に転職エージェントの利用数は、転職活動者全体では平均2.1社ですが、転職決定者に限ると、平均で4.2社を利用しており、転職成功者の方が多くの転職エージェントを利用していることがわかります。
転職エージェントを複数利用すべき理由と複数利用することのメリットは以下の4つのポイントがあります。
①それぞれの強みに特化した転職エージェントを利用できる
②情報源を分散して、様々な転職エージェントから情報収拾できる
③非公開の独占案件にリーチできる確率を上げることができる
④応募できる求人の幅を広げることができる
複数の転職エージェントを利用する1つ目のメリットは、それぞれの強みに特化した転職エージェントを利用できることです。
転職エージェントも大小含めて、様々な会社が存在します。
ある業界に特化して強い会社や、大企業との関係が強みの会社、ベンチャーやスタートアップに強い会社、外資系に強いなど多種多様です。
そのため、自分が興味のある業界や、ベンチャーやスタートアップか大企業など、自分が興味のあるベクトルを整理した上で、強みが発揮しているエージェントをそれぞれ使い分けた方がより良い形で企業との接点を持てたりすることができます。
採用する側も、誰から推薦が来ることは大事で、あんまり関係値がない転職エージェントよりも、信頼の置ける転職エージェント経由からの推薦者の方が信頼ができるからです。
複数の転職エージェントを利用する2つ目のメリットは、情報源を分散して、様々な転職エージェントから情報収拾できることです。
先ほど、述べたように転職エージェントにはそれぞれの強みがあるのと同時に、取引をしている企業との関係性の強さも会社によってはバラバラです。
Aの転職エージェントの会社は、B社についての情報を色々と細いところまで知っている場合でも、Cの転職エージェントは全く知らないということが多々あります。
私も企業側の人事業務の中で転職エージェントと一緒に仕事をすることが多々ありました。
例えば、Aという転職エージェントは要求の水準通りの人を推薦してくるが、Bという転職エージェントは全然候補者すら送ってないような時は、もっとA社との関係性を高くしようと情報も密に交換したり、まるでA社に独占で発注しているかのように厚遇して、仕事がしやすいように情報も手厚く提供していたりしました。
このように、企業との関係性を上手く構築できている転職エージェントは内部の様々な情報を持っている可能性が高いため、そう言った情報を持っているエージェントと繋がれると、とても良いです。
複数の転職エージェントを利用する3つ目のメリットは、非公開の独占案件にリーチできる確率を上げることができることです。
企業との関係性を上手く構築できている転職エージェントは内部の様々な情報を持っているだけでなく、非公開の独占案件というものを保有している場合があります。
独占案件というのは、その転職エージェントにしか任せられていない案件で、企業側のかなり信頼がある証拠でもあり、同時にきちんとその企業への実績を出している証拠でもあります。
そういった企業側から信頼されている転職エージェント経由での応募は比較的、内定の確率も高くなります。
複数の転職エージェントを利用する3つ目のメリットは、応募できる求人の幅を広げることができることです。
先程も申し上げた通り、転職エージェントは全ての会社の求人を持っているわけではなく、さらに最大手のリクルートエージェントですら、求人を持っていない企業は多く存在します。
実際に、転職エージェント5社から求人を紹介してもらっても、被っている率は5~10%程度しかありません。
そのため、機会損失をしないためにも、まずは5社程度の無料面談を行い、実際に求人を紹介してもらい、求人を吟味することは重要です。
複数の転職エージェントを利用することのメリットを紹介しましたが、複数の転職エージェントを利用するにあたっては、注意しなければならないことがあります。
それは、「同一の求人に応募してはいけない」ということです。
これは、A社の求人に対して、B社の転職エージェントから応募して、C社の転職エージェントからでも応募しているようなことです。
なぜダメなのかと言うと、仮に求職者の人が内定をもらった場合に、B社とC社のどちらの成果になったのかわからないですよね?
そうなると、企業側と転職エージェントが揉める原因になってしますのと、転職エージェントから見た時に、求職者の人の見え方もよくありません。
そのため、不要に揉める原因を作らないためにも、転職エージェントを使う際は自主応募や他の転職エージェント経由での同一の求人に応募することは避けましょう。
それでは、複数の転職エージェントを利用することのメリットを踏まえて、より効果的に転職エージェントを使う際のポイントを紹介したいと思います。
利用する転職エージェントが増えるほど、登録や面談に手間がかかり、選考の連絡の確認作業にかける時間も増えます。
複数の担当者への返信や面談の日程調整などに多くの労力を費やすことは、本来なら転職準備にかけていた時間を削ってしまうことにもなりかねません。
しかし、そういったデメリットもありますが、それ以上に複数の転職エージェントを利用したメリットの方が大きいのが実情です。
上記のことを踏まえて、複数の転職エージェントを使うポイントとしては、以下の3つのことが大切になってきます。
①優秀で自分と担当者の相性が良さそうな転職エージェントを選ぶ
②使う転職エージェントの会社を3~4社に絞る
③自主応募していたり、他の会社の転職エージェントを使ってることなどは伝えない
複数の転職エージェントを使うポイントの1つ目は優秀で自分と担当者の相性が良さそうな転職エージェントを選ぶことです。
転職エージェントは冒頭で申し上げたように、「あなたと一緒に、あなたの転職活動を一緒に成功に繋げる、共同プロジェクトのパートナー」です。
人としてコミュニケーションがしやすい、転職のことに関しては何でも伝えられる、信頼して相談できる人が良いです。
相性が良いかどうかは、人によって感覚的なものでありますが、優秀な転職エージェントは以下のような特徴があります。
■優秀な転職エージェントの特徴
①連絡が早くて、丁寧
②曖昧なことを残さず、丁寧な説明を行う
③自分が考える猶予の時間をしっかり与えてくれて、必要な相談には乗ってくれる(選考や内定受諾を煽ってこない)
面談した時に自分には合わなそうって人と思った人や優秀な転職エージェントではない人には無理にお願いせずに、担当を変えてもらうなり、別の会社の転職エージェントを探してみましょう。
複数の転職エージェントを使うポイントの2つ目は使う転職エージェントの会社を3~4社に絞ることです。
結論から申し上げると、オススメは5社くらいの転職エージェントに登録してみて、実際に面談をしてみて、紹介された求人の質や担当者の相性などを吟味して、良さそうな会社に3~4社に絞り込んでみることがオススメです。
利用する転職エージェント絞り方は、以下の軸で選定することがオススメです。
■利用する転職エージェント絞り方
①自分が興味が持てそうな求人の紹介が多い
②他の会社と被っていない求人の数が多い
③担当者が優秀な転職エージェントである
転複数の転職エージェントを使うポイントのポイントの3つ目は自主応募していたり、他の会社の転職エージェントを使ってることなどは伝えないことです。
転職エージェントの人はあなたの転職での成功を願ってはくれますが、本音ではビジネスなので、自分経由で転職してくれることを願ってます。
自主応募していたり、他の会社の転職エージェントを使ってることを知ると、本音では少し萎えてしまいます。(恋人が浮気していることを知るのと同じです)
そのため、転職エージェントから直接聞かれることがない限りは、基本的には黙っておくことがおすすめです。
あくまで、あなたが一番頼りにしている転職エージェントですというよな雰囲気を伝え続けることが重要で、そのためにも連絡は即レスや自分の思っていることを正直に伝えることも重要となってきます。
次に、失敗しないための転職エージェントの会社の選び方について、解説します。
基本的に、転職エージェントの担当者はけっこう運になってしまいますが、転職エージェントの会社はきちんと選ぶことができます。
そのため、少しでも失敗のリスクを下げるために以下のポイントで会社を選ぶことをおすすめします。
①非公開求人の保有数
②選考を受けたい企業の内定実績
③きめ細やかなサポート
先ほども申し上げましたが、非公開求人は全ての転職エージェントに公開されているわけではなく、きちんと企業側との信頼関係が構築できている転職エージェントでないと、非公開求人は持っていません。
そのため、非公開求人を持っている会社 = 企業側との良い関係が構築できている、企業側からある程度信頼されている会社と判断しても良いでしょう。
また、選考を受ける企業の内定実績もポイントとなります。
実際に良い転職エージェントは、その企業を受ける前に過去のどのような面接での質問があったのか、この面接官はAの部分を気にするため、受け答えには気をつけてくださいなどの、過去の選考を踏まえての情報提供や選考対策を行ってくれますが、これらの情報は過去に選考を受けた人がいたからこその情報です。
こういった情報があるのとないのとでは、事前のシュミレーションの精度が変わってくるため、非常に重要な情報源となるため、そういった情報を持っている転職エージェントを選ぶべきです。
最後は、きめ細やかなサポートがあるかどうかです。
具体的には職務経歴書を添削してくれたり、先ほどの過去の選考の情報をきちんと提供してくれたり、面接の練習をしてくれたりするかどうかを最初の面談の際に質問してみると良いでしょう。
複数の転職エージェントを利用する際に、よくある質問として、以下のものがり、それに対する回答を紹介いたします。
■よくある質問
・選考を受けてみて、興味のない企業は辞退してもよいのか?
・別の転職エージェントから内定が出た場合、他の転職エージェントはどう断ればいいのか?
・転職エージェントの担当者を変更してもらうことはできるのか?
こちらの回答は、選考辞退しても何も問題はございません。
ただし、書類選考合格し、面接を受ける前の段階での選考辞退は避けたほうが良いでしょう。
あくまでも、1度面接を受けて、合格した上で、それでも興味が持てない、自分に合わなそうな企業は、二次選考や最終選考に進む前に辞退したほうが良いです。
こちらの回答は、率直に内定を頂いた企業があり、選考中の企業を辞退したいですと別の転職エージェントに申し出ても、何も問題はございません。
転職エージェントは他の転職エージェントや転職サイト経由で内定が決まってしまい、辞退されてしまうことも折込済みなので、辞退したからといって、何か問題が起きることはないです。
そのため、できるだけ早く率直に辞退したい旨を伝えましょう。
ただし、お世話になった旨なども添えて連絡すると良い印象になるでしょう。
こちらの回答は、変更してもらうことは可能です。
本人に伝えにくい場合は、転職エージェントのサービスHP等に連絡すると、対応してくれます。
今回、転職で失敗しないために、複数の転職エージェントに登録して、複数利用するメリットと注意点について紹介してみました。
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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キャリアアップコーチングを利用する時の流れや手順については、こちらになります。
①HPで内容の確認(HPは、こちら)
②HPでLINEの友達登録を行い、無料面談のスケジュール調整
友達登録が終了すると、所定の方法に従って、スケジュール調整を行います(3分で完了できます。)
③無料面談
※登録もエージェントとの面談も全て無料です。
エージェントを利用する時の流れや手順については、こちらになります。
①会員登録(※登録は無料です)
基本的に下記の画像をタップして、エージェントの公式HPに飛び、必要な情報を入力します。(5分もかからずに終わります。)
②担当アドバイザーと面談(※面談は無料です)
登録が終了すると、面談がありますが、キャリアの棚卸しや今、どんな会社が人気なのかなどの情報収取もできます。
③案件紹介→案件決定(※案件紹介も無料です)
④実際に案件の面接等に参加
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転職活動は何となく考えているけど、実際にエージェントとの面談とかまでは、面倒くさいと考えてしまう人には、転職求人サイトの活用をおすすめします。
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