転職おすすめ!フィンテックベンチャーのウェルスナビの決算や戦略を解説(2021年度版)
悩んでいる人
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Fintech(フィンテック)ベンチャーのウェルスナビ(WealthNavi)への転職を考えていて、ウェルスナビ(WealthNavi)について色々知りたいです。

困っていること、知りたいこと

転職エージェントから、ウェルスナビ(WealthNavi)をおすすめされたけど、あまりよく知らない!

Fintech(フィンテック)ベンチャーのウェルスナビ(WealthNavi)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

筆者の私は、転職3回、計50社ほどの大手企業からベンチャー企業までの選考の受けた経験や、自身も新卒でメガベンチャー に就職した経験などを元に記事を製作しております。
CareerBiz編集長
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今回は、転職市場で人気の高まっているFintech(フィンテック)ベンチャーのウェルスナビ(WealthNavi)について知りたい、転職を考えているあなたに、

■本記事の内容

・Fintech(フィンテック)ベンチャーのウェルスナビ(WealthNavi)の概要

・ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第1四半期の決算情報について(2021年5月)

・ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第2四半期の決算情報について(2021年8月)

・ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第3四半期の決算情報について(2021年11月)

・ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第4四半期の決算情報について(2022年2月)

・最近の決算情報から読み取れるウェルスナビ(WealthNavi)の戦略についての考察

を、わかりやすく解説していきたいと思います。

転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。

①会社の現在の業績

②会社の今後の戦略・方針

③会社の事業のビジネスモデル

本記事は、ウェルスナビ(WealthNavi)の業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。

目次

Fintech(フィンテック)ベンチャー:ウェルスナビ(WealthNavi)の概要

ウェルスナビ(WealthNavi)概要

WealthNavi:ロゴ

ウェルスナビ(WealthNavi)は、2015年4月に財務省やマッキンゼーで活躍した柴山 和久氏によって、次世代の金融インフラを構築したいという想いから設立されました。

WealthNavi:ミッション

ウェルスナビ(WealthNavi)では、以下のようなミッション、ビジョン、バリューをもとに事業運営を行っています。

■ミッション:働く世代の豊かな老後のために、最先端のテクノロジーを活用し、世界水準の個人金融資産プラットフォームを築く

■ビジョン:「ものづくり」する金融機関

■バリュー

①誠実に、正直に、お客様のために

②助け合おう、向き合おう

③一歩を重ねて、大きな前進を

ウェルスナビ(WealthNavi)の沿革

ウェルスナビ(WealthNavi)の主な会社の沿革は以下のようになっています。

・2015年4月:ウェルスナビ株式会社を設立

・2016年1月:資産運用サービス「WealthNavi」を招待制で提供を開始

・2016年7月:資産運用サービス「WealthNavi」を正式リリース

・2017年5月:おつりで資産運用アプリ「マメタス」の提供を開始

・2019年10月:資金移動業の登録を完了

・2020年12月:東京証券取引所マザーズ市場へ上場

・2021年2月:新機能「おまかせNISA」をリリース

ウェルスナビ(WealthNavi)の事業領域やビジネスモデル

WealthNavi:サービス概要

ウェルスナビ(WealthNavi)では、以下の2つの事業を中心に展開しています。

■展開事業

・WealthNavi:全自動でおまかせできる資産運用サービスで、世界の富裕層も実践する「長期・積立・分散」を誰でも手軽に行えます。

・マメタス:日々の買い物の「おつり」を積み立て、気軽に資産運用を始めることができるアプリ

WealthNavi:サービス概要

主力サービスのWealthNaviの特徴ですが、以下のような特徴があります。

・ポートフォリオの構築からリバランス、税金の最適化まで資産運用の全プロセスを自動化

・世界経済全体に「最適な割合」で、6-7つのETFを通じて約50ヶ国11,000銘柄以上へ投資が可能

・シンプルで分かりやすい手数料:預かり資産の1%(年率)

WealthNavi:国内ロボアドバイザーNo.1

WealthNaviは、預かり資産、運用者数ともに国内ロボアドバイザーNo.1サービスとなっており、過去1年間の国内ロボアドバイザー市場全体の預かり資産の成長の73%を占めています。

WealthNavi:ロボアドバイザー市場規模

WealthNaviでは、ラップ業務(投資一任契約・全体で約10兆円)のなかでもウェルスナビは働く世代の資産形成にフォーカスしており、働く世代が老後に向けた資産形成を加速させると、ロボアドバイザーの潜在市場は今後10年で16~23兆円と考えられているため、今後の成長に期待ができる市場規模です。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第1四半期の決算情報

それでは、ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第1四半期の全体業績

WealthNavi:2021年12月期 1Q業績

業績ですが、営業収益は約8.9億円で、YoYで78%成長、QoQで19%の成長となっており、営業損益は-1.2億円となっています。

2021年12月期1Qの広告宣伝費除く営業利益は、前年同期比+292百万円の205百万円の黒字となっています。

WealthNavi:各費用の対営業収益比率

重要なKPIである、各費用の対営業収益比率ですが、全費用項目で引き続き改善が進んでます。

・レベニューシェア:18%

・取引連動費:17%

・人件費:27%

・不動産関係費等:16%

・広告宣伝費:37%

WealthNavi:預かり資産の推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の預かり資産ですが、4025億円となっており、YoYで103%の増加をしています。

ダイレクト・提携パートナー事業の両方が高い成長を牽引しています。

WealthNavi:運用者数推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の運用者数ですが、26.9万人となっており、YoYで42%の増加をしています。

上場等による認知度向上の効果や、好調な相場環境の後押しもあり、運用者数は順調に増加しちえます。

WealthNavi:おまかせNISA

WealthNaviの事業トピックとしては、「おまかせNISA」があります。

日本初、NISA口座で自動でおまかせの資産運用を行う「おまかせNISA」を2月17日よりスタートしています。

「おまかせNISA」は、NISAの非課税メリットを活かしつつ、「長期・積立・分散」の資産運用を自動でおまかせで行うことができます。

NISAの非課税枠120万円/年を活かし、老後2,000万円問題の解決に向けた本格的な資産運用をサポートしています。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第2四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第2四半期の全体業績

ウェルスナビ:2021年12月期 2Q業績

業績ですが、営業収益は約10.5億円で、YoYで85%成長、QoQで17%の成長となっており、営業損益は-0.5億円となっています。

広告宣伝費除く営業利益率は、前年同期比27pt改善の30%まで到達しています。

ウェルスナビ:各費用の対営業収益比率

重要なKPIである、各費用の対営業収益比率ですが、全費用項目で引き続き改善が進んでます。

・レベニューシェア:18%

・取引連動費:16%

・人件費:25%

・不動産関係費等:14%

・広告宣伝費:36%

ウェルスナビ:預かり資産の推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の預かり資産ですが、4852億円となっており、YoYで95%の増加をしています。

ダイレクト・提携パートナー事業の両方が高い成長を牽引しています。

ウェルスナビ:運用者数推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の運用者数ですが、28.8万人となっており、YoYで34%の増加をしています。

上場等による認知度向上の効果や、好調な相場環境の後押しもあり、運用者数は順調に増加しちえます。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第3四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第3四半期の全体業績

ウェルスナビ:2021年12月期 3Q業績

業績ですが、営業収益は約12.5億円で、YoYで82%成長、QoQで18%の成長となっており、営業損益は-0.9億円となっています。

広告宣伝費除く営業損益は、前年同期比及び前四半期比で大幅に改善しています。

ウェルスナビ:各費用の対営業収益比率

重要なKPIである、各費用の対営業収益比率ですが、全費用項目で引き続き改善が進んでます。

・レベニューシェア:18%

・取引連動費:15%

・人件費:24%

・不動産関係費等:14%

・広告宣伝費:38%

ウェルスナビ:預かり資産の推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の預かり資産ですが、5488億円となっており、YoYで90%の増加をしています。

ダイレクト・提携パートナー事業の両方が高い成長を牽引しています。

ウェルスナビ:運用者数推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の運用者数ですが、30.3万人となっており、YoYで34%の増加をしています。

上場等による認知度向上の効果や、好調な相場環境の後押しもあり、運用者数は順調に増加しています。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第4四半期の決算情報

それでは、上記の決算情報を踏まえて、ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。

ウェルスナビ(WealthNavi)の2021年度第4四半期の全体業績

ウェルスナビ:2021年12月期 4Q及び通期業績

業績ですが、営業収益は約14.3億円で、YoYで91.1%成長の成長となっており、営業損益は-1.6億円となっています。

広告宣伝費除く営業損益は、4.7億円となっており、積極投資を進めるなか、広告宣伝費除く営業利益も、大幅成長を達成しています。

ウェルスナビ:各費用の対営業収益比率

重要なKPIである、各費用の対営業収益比率ですが、全費用項目で引き続き改善が進んでます。

・レベニューシェア:18%

・取引連動費:14%

・人件費:23%

・不動産関係費等:14%

・広告宣伝費:40%

ウェルスナビ:預かり資産の推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の預かり資産ですが、6345億円となっており、YoYで93%の増加をしています。

ダイレクト・提携パートナー事業の両方が高い成長を牽引しています。

ウェルスナビ:運用者数推移

ウェルスナビ(WealthNavi)の運用者数ですが、31.7万人となっており、YoYで35%の増加をしています。

最近の決算情報から読み取れるウェルスナビ(WealthNavi)の戦略についての考察

WealthNavi:今後の戦略

直近の決算から、ウェルスナビ(WealthNavi)では上記のように今後の経営方針・戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。

■戦略考察

・全体戦略:ロボアドバイザー市場を拡大させつつ、周辺サービスを展開して、個人向け金融プラットフォームを構築する。

現在、ウェルスナビ(WealthNavi)が事業を展開するFintech(フィンテック)領域のロボアドバイザー市場は、IT系のtoC向けサービスの中で競争の激しい成長領域となっています。

基本的に、ロボアドバイザーサービスはプロダクトだけでの勝負では差別化は恐らく難しく、資本力やオペレーション能力などの総合戦によって勝負が決まると考えられます。

さらに、その中でも資本を用いての、マーケティング戦略は大事な勝利条件となってくるでしょう。

QRコード決済分野のpaypayが大きくシェアを獲得していったような大胆なマーケティング戦略を行い、具体的な戦術としては、大規模な広告投下やポイントのキャッシュバック等を用いたユーザーの獲得が重要で、大量資本投下の戦いになると予想されます。

ある程度、ロボアドバイザーサービスでユーザー獲得が進んでいく前提だと、より収益の拡大を伸ばしていくために必要なことは、1ユーザーあたりの収益単価を増やしていくことになります。

上記のスライドのように、具体的にはクレジットカード、住宅ローン、保険などの分野を攻めていき、個人向け金融プラットフォームを構築していくものと予想されます。

このあたりでは、楽天がかなり強く、実際に一つのサービスの利用をきっかけに、複数サービスの利用ユーザーも増えていっています。

まとめ

Fintech(フィンテック)ベンチャー企業のウェルスナビ(WealthNavi)の業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、この記事を参考に、キャリアコーチングのサービスを使ってみることも良いかもしれません。

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