困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、GMOフィナンシャルホールディングスをおすすめされたけど、あまりよく知らない!
GMOフィナンシャルホールディングスへの転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!
今回はFintech(フィンテック)ベンチャーの1社であるGMOフィナンシャルホールディングスについて知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの概要
・GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の決算情報について(2022年4月)
・最近の決算情報から読み取れるGMOフィナンシャルホールディングスの戦略についての考察
・Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの入社難易度
・GMOフィナンシャルホールディングスの平均年収推移
・GMOフィナンシャルホールディングスの福利厚生や働く環境
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、GMOフィナンシャルホールディングスの業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの概要
- 2. Fintech(フィンテック)ベンチャー:GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の決算情報
- 3. 決算情報から読み取れるGMOフィナンシャルホールディングスの戦略についての考察
- 4. Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの転職・入社難易度
- 5. Fintech(フィンテック)ベンチャーGMOフィナンシャルホールディングスの平均年収推移
- 6. GMOフィナンシャルホールディングスの福利厚生、働く環境
- 7. まとめ
Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの概要
GMOフィナンシャルホールディングス概要
GMOフィナンシャルホールディングスは2012年1月にGMOクリック証券株式会社が単独株式移転したことにより設立された会社で、GMOグループの子会社の1社となります。
GMOフィナンシャルホールディングスでは、企業理念、行動基準を掲げて事業を展開しています。
■企業理念
・金融サービスをもっとリーズナブルに もっと楽しく自由に
既存の概念に囚われず、仕組みを変えることで、お客様にとって本当に価値のある金融サービスを提供し続ける。
■行動基準
①法令等の遵守:法令の遵守はもとより、業界ルール及びそれらの精神を遵守し、社会的良識を持って行動します。
②社会的に有用なサービスの提供:お客様に有益なサービスの提供に努めます。
③長期的な視野に立った経営:短期的収益のみにとらわれず、常に長期的な視野に立った経営を行います。
④公正な取引:公正かつ自由な競争の確保が市場経済の基本ルールとの認識のもとに商活動を行います。
⑤企業情報の開示:株主はもとより広く社会とのコミュニケーションをはかり、積極的に企業情報を正確かつ公正に開示し、透明性の高い企業経営を行います。
⑥環境問題への積極的対応:環境問題への配慮を常に忘れず、事業に取り組みます。
⑦社会貢献:企業の利益と社会の利益を調和させ、金融システムの担い手の一員として金融機能を支える良き市民としての役割を果たします。
⑧働きやすい職場環境の実現:従業員のゆとりと豊かさを実現し、働きやすい環境を確保すると共に従業員の人格・個性を最大限に尊重し、自由闊達で創造性の発揮できる企業風土を実現します。
⑨反社会的勢力・金融犯罪等への対応:反社会的勢力・金融犯罪等への対応します。また、資金洗浄、金融犯罪等に利用されないよう、努力します。
⑩周知徹底:基準の周知徹底と社内体制の整備を行い、本基準が遵守されるように努めます。
GMOフィナンシャルホールディングスの沿革
GMOフィナンシャルホールディングスの主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2012年1月:GMOクリック証券株式会社が単独株式移転により設立
・2012年1月:GMOクリック証券株式会社の子会社2社(株式会社シェアーズ及びGMOクリック・インベストメント株式会社)について、現物配当によりその株式を取得
・2012年8月:完全子会社である株式会社シェアーズを吸収合併
・2012年8月:GMOクリック証券株式会社の子会社1社(GMO CLICK HONG KONG LIMITED(現GMO-Z.com Forex HK Limited))について、現物配当によりその株式を取得
・2012年9月:公開買付けによりFXプライム株式会社(現株式会社FXプライムbyGMO)を連結子会社化
・2012年10月:英国子会社GMO CLICK UK LIMITED(現GMO-Z.com Trade UK Limited)設立
・2014年1月:香港子会社GMO CLICK Bullion Limited(現GMO-Z.com Bullion HK Limited)設立
・2015年4月:株式会社FXプライムbyGMOを株式交換により完全子会社化するとともに、当社普通株式を東京証券取引所 JASDAQスタンダード(現東京証券取引所 スタンダード市場)へ上場
・2016年11月:タイ王国子会社GMO-Z com Trade (Thailand) Limited(現GMO-Z com Securities (Thailand) Public Company Limited)設立
・2017年9月:第三者割当による新株式発行の引受けによりGMOコイン株式会社を連結子会社化
・2017年10月:GMOフィナンシャルホールディングス株式会社に商号変更
・2018年5月:GMOクリックグローバルマーケッツ株式会社設立
・2021年5月:GMOお得な賃貸株式会社設立
・2021年6月:GMOインターネット株式会社、株式会社サムライパートナーズ等との共同出資によりGMOアダム株式会社設立
・2021年8月:GMOインターネット株式会社、GMOあおぞらネット銀行株式会社等との共同出資によりGMOオフィスサポート株式会社設立
・2021年9月:株式取得によりワイジェイFX株式会社(現外貨ex byGMO株式会社)を連結子会社化
GMOフィナンシャルホールディングスの事業領域やビジネスモデル
GMOフィナンシャルホールディングスは現在、証券・FX事業と、暗号資産事業の2軸で事業を中心に展開しており、以下の子会社があります。
■証券・FX事業
・GMOクリック証券株式会社:株式、投資信託、FXやCFDなどの金融商品をインターネットで取引できるサービスを提供。
・株式会社FXプライム by GMO:店頭FX取引サービス、バイナリ・オプション取引サービスを提供。
・外貨ex by GMO:店頭FX取引サービス、店頭通貨バイナリ・オプション取引、投資信託を提供。
・GMO-Z.com Forex HK Limited:香港においてFX取引事業を展開。
・GMO-Z.com Bullion HK Limited:香港においてCFD取引事業を展開。
・GMO-Z.com Trade UK Limited:英国においてFX取引事業を展開。
・GMO-Z.com Securities Public company Limited:タイ王国においてインターネット証券事業を展開。
■暗号資産事業
・GMOコイン株式会社:暗号資産交換事業を展開し、取引所・販売所・暗号資産FXの形式で、ビットコインやリップルなどの暗号資産の取引ができるサービスを提供。
証券・FX事業の基本的なビジネスモデルは、売注文と買注文の効率的なマッチングによる、販売手数料になります。
そのため、取引量の総量と取引回数が最大化されることが収益の肝となります。
暗号資産事業の基本的なビジネスモデルは、主に2つあります。
1つ目は、販売所モデルとなっており、GMOコインが顧客取引の相手方となる取引となっており、主な収入源はスプレッド(売値と買値の差)となっています。
2つ目は、取引所モデルとなっており、GMOコインは取引をマッチングする場を提供し、顧客の取引毎に手数料を受け取る仕組みで、主な収入源は取引手数料となっています。
Fintech(フィンテック)ベンチャー:GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の決算情報
それでは、GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の全体業績
四半期の業績ですが、売上高は約118.2億円でYoYで-10.5%のマイナス成長となっており、前年同期において非常に好調であった暗号資産事業が低調となり、減収減益の着地となっています。
営業利益は、33.9億円となっています。
GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の証券・FX事業業績
証券・FX事業の四半期の業績ですが、営業収益は約107.4億円となり、YoYで33.2%となっています。
営業利益は、約36.7億円となり、YoYで24.7%となっています。
また、証券・FX事業の各サービスの営業収益は、以下のようになっています。
・株式・EFTの営業収益:3.79億円
・先物・オプションの営業収益:0.4億円
・くりっく365の営業収益:1.5億円
・通貨関連店頭デリバティブの営業収益:63.3億円
・CFD・株BOの営業収益:24億円
・金融収益の営業収益:14億円
・その他の営業収益:0.2億円
GMOフィナンシャルホールディングスの2022年第1四半期の暗号資産事業業績
暗号資産事業の四半期の業績ですが、営業収益は約9.3億円となり、営業利益は、-2億円となっています。
軟調な暗号資産市場を受けて売買代金が減少し、減収減益となっています。
今後は、法人口座獲得や取扱銘柄・サービス拡充等により、顧客基盤拡大と利益成長を目指しています。
暗号資産事業のNFT事業ですが、スマホに最適化されたUI/UXを実現したアプリを3/31にリリースしており、いつでも、どこでも、さらに手軽にNFTの検索、鑑賞、二次販売(Andoroidのみ)が可能になっています。
決算情報から読み取れるGMOフィナンシャルホールディングスの戦略についての考察
決算情報からGMOフィナンシャルホールディングスでは上記のように今後の戦略が発表されていますが、さらに深読みをして以下のことが戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・全体戦略:既存事業のFX関連商品の取引量を最大化するために、マーケティングの最適化とサービスの利便性を向上させ、国内シャアを最大化する。
Fintech(フィンテック)ベンチャーのGMOフィナンシャルホールディングスの転職・入社難易度
GMOフィナンシャルホールディングスの転職・入社難易度は、普通です。
GMOフィナンシャルホールディングスでは、エンジニア採用においては、当然経験者のみが募集されていますが、ビジネス職においては未経験者や第二新卒でも募集がされており、比較的難易度は、低めかもしれないので、チャンスが多いかもしれません。
Fintech(フィンテック)ベンチャーGMOフィナンシャルホールディングスの平均年収推移
転職を検討するにあたって、年収は非常に気になるポイントですよね?
※GMOフィナンシャルホールディングスの有価証券報告書に基づいて作成しています。
GMOフィナンシャルホールディングスの平均年収は1080万円となっていますが、上場時から比較すると約150万円ほど上昇しており、平均年収はIT業界の中でもかなり高い水準となっており、業績も右肩上がりのため、今後も伸びていくと予想されます。
GMOフィナンシャルホールディングスの福利厚生、働く環境
転職を検討するにあたり、福利厚生も重要な検討項目になり得る人もいると思うので、GMOフィナンシャルホールディングスの福利厚生についても紹介したいと思います。
GMOフィナンシャルホールディングスでは、以下のような福利厚生があります。
・シナジーカフェ「GMO Yours」:ドリンク・パン・お菓子・ビュッフェ・軽食など、全て無料で提供
・みんなのBirthday:誕生月の社員(パートナー)を祝う「みんなのBirthday」を毎月開催
・GMO Siesta(シエスタ):お昼寝スペース
・GMO BEARS:子育てをする社員(パートナー)が大切な子供を託せる託児所
・産前・産後休暇:産前6週間以内(ただし、多胎妊娠の場合は14週間以内)、産後8週間取得可能
・育児休業:原則、子供が1歳に達するまでの間で、育児休業を取得することできます
・結婚休暇:最大5日間
・出産祝金制度
・各種社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
・確定給付企業年金
・確定拠出年金
・従業員持株会
・家賃補助手当(5万円まで 、支給条件あり)
・弔慰金、疾病見舞金、災害見舞金
・柔軟な働き方支援制度(短時間勤務・在宅勤務、条件あり)
・リフレッシュ休暇(年次)、年末年始休暇、失効有休積立制度
・関東ITソフトウェア健康保険組合の保養施設・スポーツジム・ゴルフ場の利用
GMOフィナンシャルホールディングスでは様々な福利厚生が整えられていますが、オフィスの施設が大変充実しており、食堂が無料になっていたり、託児所もあったりするなど、かなりオフィス施設が充実しています。
まとめ
中途でも第二新卒でも転職に人気のFintech(フィンテック)ベンチャー企業のGMOフィナンシャルホールディングスの業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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