
困っていること、知りたいこと
転職エージェントから、ECベンチャーのLOCONDO(ロコンド)をおすすめされたけど、あまりよく知らない!
ECベンチャーのLOCONDO(ロコンド)への転職を考えている、興味があるけど、もっと詳しいことを知りたい!
こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします!

今回は、ECベンチャーのLOCONDO(ロコンド)について知りたい、転職を考えているあなたに、
■本記事の内容
・ECベンチャーのLOCONDO(ロコンド)の概要
・LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期の決算情報について(2020年7月)
・LOCONDO(ロコンド)の2020年度第2四半期の決算情報について(2020年10月)
・LOCONDO(ロコンド)の2020年度第3四半期の決算情報について(2021年1月)
・LOCONDO(ロコンド)の2020年度第4四半期の決算情報について(2021年4月)
・最近の決算情報から読み取れるLOCONDO(ロコンド)の戦略についての考察
を、わかりやすく解説していきたいと思います。
転職活動において、以下のことを把握・理解することは、入社後の活躍だけではなく、面接での印象などを左右する要素でもあるため、非常に重要な要素です。
①会社の現在の業績
②会社の今後の戦略・方針
③会社の事業のビジネスモデル
本記事は、LOCONDO(ロコンド)の業績の要点を抜粋して、時系列で決算情報を簡単に確認することができ、今後の戦略も解説しています。
- 1. LOCONDO(ロコンド)の概要
- 2. LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期の決算情報
- 3. LOCONDO(ロコンド)の2020年度第2四半期の決算情報
- 4. LOCONDO(ロコンド)の2020年度第3四半期の決算情報
- 5. LOCONDO(ロコンド)の2020年度第4四半期の決算情報
- 6. 最近の決算情報から読み取れるLOCONDO(ロコンド)の戦略についての考察
- 7. まとめ
LOCONDO(ロコンド)の概要
LOCONDO(ロコンド)概要
LOCONDO(ロコンド)は、2010年10月に送料無料」「返品無料」などを取り入れた「顧客サービス至上主義のECサイト事業」の展開を目的に、田中 裕輔氏らによって設立されました。
そして、2011年2月には無料で試着できる、靴の通販サイト「LOCONDO.jp」のサービスを開始しており、2017年3月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たしています。
LOCONDO(ロコンド)の沿革
LOCONDO(ロコンド)の主な会社の沿革は以下のようになっています。
・2010年10月:「送料無料」「返品無料」などを取り入れた「顧客サービス至上主義のECサイト事業」の展開を目的に株式会社ジェイドを設立
・2011年2月:無料で試着できる、靴の通販サイト「LOCONDO.jp」サービスを開始
・2012年2月:名刺アプリ「Eight」を提供開始
・2012年7月:プラットフォームサービス第一弾として、株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドの自社公式EC支援「BOEM(Brand’s Official E-commerce Management)」を開始
・2012年8月:株式会社ロコンドに商号変更
・2013年4月:「LOCONDO.jp」において、アパレル(洋服)の取扱いを開始
・2017年3月:東京証券取引所マザーズ市場上場 2017年7月リアル店舗の売上、在庫をECと一元管理
・2017年8月:ユーザーニーズに対応しながら物流業界の課題を配送会社とともに解決していく配送サービスプラン「ファーストクラス便」「急ぎません。便」を導入
・2018年10月:Misuzu & Co.株式会社を子会社化
・2019年3月:株式会社モバコレを子会社化
LOCONDO(ロコンド)の事業領域やビジネスモデル
事業は、「業界に革新を、お客様に自由を」という経営理念の以下の事業を運営しています。
・EC事業:国内最大級の品揃えを誇る、「試着できる」靴とファッションの通販サイト「LOCONDO」
・Platform事業:オムニ戦略のために必要な「IT×物流」サービスを提供する、B2B 総合サービスプロバイダー
・Brand事業:内製の生産背景×企画力を活かした、D2Cブランドメーカー
通常、ECのビジネスモデルではサービス認知度を向上させ、会員数とショップ数を増加させ、売上を増加させることが一般的です。
しかし、LOCONDO(ロコンド)のビジネスモデルは以下の点が特徴的となっています。
・D2Cのビジネスも同時に展開して、マーケティングでの効率性を高めている
・PFを導入して、PFでの売上も高めている。
特に最近では、国内TOPクラスのYouTuberである、ヒカルとコラボすることでUUUM社の物販売上を大幅に上回る成績を残しており、広告費をテレビCMから主軸をYouTubeへ移した事によって 広告費用は大幅にダウンを実現しています。
今後も、他のYouTuberとのコラボ商品を開発して、販売していく予定だそうです。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期の決算情報
それでは、LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期の決算情報から見てみたいと思います。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約40億円で、YoYで-16%となっています。
要因としては、新型コロナウイルスの影響による、外出自粛による靴の需要減によって取扱高が大幅にダウンしたことがあります。
また、営業利益は約1.4億円となっており、1.2億 円の倉庫移転費用を計上したものの過去最高となっています。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第1四半期のEC事業の業績
LOCONDO(ロコンド)の商品取扱高(GMV)は、約40億円となっており、YoYで-16%となっております。
BOEMはコロナ禍において大幅成長しており、YoYで75%と大きく成長しているものの、他のサービス群がマイナス成長となっています。
特に最も成績の悪い「LOCOCHOC」は、利益率も低い(出荷個数×作業費用)ため、今後はe-3PLのLite版として縮小展開していく予定となっています。
また、「LOCOMALL」も3,980円策以降、客単価はダウンし、リピート率も低いため、最終的な撤退も視野に運営していくそうです。
その他として、今月一杯で旧三鈴の百貨店店舗は全て閉鎖して、 卸は主要取引先への選択と集中を行い、D2Cの拡販を進めていくとのことです。
重要なKPIである、アクティブユーザー数(1年に1回以上、購入)はロコンドは維持した ものの、LOCOMALLは減少している傾向にあります。
重要なKPIである、平均単価はLOCOMALLは楽天のサービス変更の影響で単価ダウンしています。
LOCONDO(ロコンド)はReZARDの影響もあって+3%増の10151円となっています。
返品率は、返品抑制策が奏功し、LOCONDO(ロコンド)の返品率は更に改善しています。
取扱ブランド数は、2546となっており、取扱ブランド数は順調に増加しています。
ファッションウォーカー参画後は更に増える見込みです。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第2四半期の決算情報
それでは、LOCONDO(ロコンド)の上記の前四半期決算を踏まえて、第2四半期の決算情報を見てみたいと思います。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第2四半期の全体業績
業績ですが、売上高は約48億円で、YoYで15%の成長となっています。
また、営業利益は約6.3億円となっており、取扱高(売上)の向上、受注単価の向上、返品率の減少と各重要KPIが好調なのと、1Qに計上した倉庫移転費 用も無く、四半期ベースで過去最高値を記録しています。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第2四半期のEC事業の業績
LOCONDO(ロコンド)の商品取扱高(GMV)は、約52億円となっており、YoYで24%の成長となっております。
戦略的優先度を加味した「選択と集中」の結果、ロコンドは +39%、 BOEMは +84%と大きく伸長しています。
LOCONDO.jpはD2Cによって大きく伸長しています。
重要なKPIである、アクティブユーザー数(1年に1回以上、購入)は四半期で 6.7万人増えて(過去最高値)、約70万人と成長しています。
重要なKPIである、平均単価は受注毎のお客様単価はロコンド、ロコモール共にアップしています。
返品率は、LOCONDO(ロコンド)の返品率はD2Cブランドの寄与によって20%未満になっています。
取扱ブランド数は、2648となっており、順調に増加しています。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第3四半期の決算情報
それでは、LOCONDO(ロコンド)の上記の前四半期決算を踏まえて、第3四半期の決算情報を見てみたいと思います。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第3四半期のEC事業の業績
LOCONDO(ロコンド)の商品取扱高(GMV)は、約56億円となっており、YoYで19%の成長となっております。
戦略的優先度を加味した「選択と集中」の結果、自社モールは +32%、 BOEMは +89%と大きく伸長しています。
自社モールはD2Cブランドに加えて、Fashion Walkerの算入によっ て大きく伸長しており、BOEM事業は引き続き、既存ショップ様の成長がドライブとなっています。
重要なKPIである、アクティブユーザー数(1年に1回以上、購入)は四半期で 約103万人と成長しています。
重要なKPIである、平均単価は受注毎のお客様単価はロコンド、ロコモール共にほぼ同水準で推移しています。
返品率は、LOCONDO(ロコンド)の返品率は自社運営モールの返品率は、D2Cブランドに加えファッションウォー カーの取込効果もあって「返品率20%未満」を維持しています。
取扱ブランド数は、2972となっており、ファッションウォーカーの取得効果で取扱ブランド数も更に増加しています。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第4四半期の決算情報
それでは、LOCONDO(ロコンド)の上記の前四半期決算を踏まえて、第4四半期の決算情報を見てみたいと思います。
LOCONDO(ロコンド)の2020年度第4四半期のEC事業の業績
LOCONDO(ロコンド)の商品取扱高(GMV)は、約56億円となっており、YoYで27%の成長となっております。
戦略的優先度を加味した「選択と集中」の結果、自社モールは +47%、 BOEMは +66%と大きく伸長しています。
重要なKPIである、アクティブユーザー数(1年に1回以上、購入)は四半期で約108万人と成長しています。
重要なKPIである、平均単価は平均注文単価は自社モールは増加、他社モールは減少となっており、総じてフラットとなっています。
返品率は、LOCONDO(ロコンド)の返品率は自社運営モールの返品率は、D2Cブランドに加えファッションウォー カーの取込効果もあって「返品率20%未満」を維持しています。
取扱ブランド数は、3426となっており、ファッションウォーカーの取得効果で取扱ブランド数も更に増加しています。
さらに、第4 四半期はコスメブランドの取扱ブランドが増加し、大きく増加しています。
最近の決算情報から読み取れるLOCONDO(ロコンド)の戦略についての考察
上記の資料や直近の決算から、以下のことがLOCONDO(ロコンド)の今後の戦略のポイントになると考えられます。
■戦略考察
・Youtuberをマーケティングの軸とした、D2C事業の拡充
①三鈴のM&Aによって、生産背景を獲得して、自社での開発力を獲得(垂直統合の可能)
②モバコレ等のM&Aによって、会員基盤の獲得
LOCONDO(ロコンド)では、最後のD2C事業をより強固にしていくゴールのために、事前にしっかり2つの施策が良いパスとなって、施策の連動性が高い状態となっています。
実際に、ヒカルとのコラボ施策はとんでもないヒット施策となっており、今後も引き続き、他のYouTuberとのコラボも実施する中で、D2C事業は成長していくだけではなく、若年層を取り込むことで、事業全体の認知度を向上させ、将来顧客の獲得や顧客のLTVも実現できるのではないかと予想できます。
まとめ
ECベンチャーのLOCONDO(ロコンド)の業績・決算についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。
しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので
やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。
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