【危険】悪質な転職エージェントの特徴と騙されない見極め方法・対策

悩んでいる人

転職を考えていて、悪質な転職エージェントの特徴と、その見極め方法について知りたいです。

こんな疑問を持っている人のお悩みにお答えします！

筆者の私は新卒でメガベンチャーに就職し、スタートアップにCOOとして転職した経験を元に記事を作成しています。

CareerBiz編集長

実は、転職エージェントの会社は、大手以外の小規模なところも合わせると、日本国内に2万社以上も存在しています。

そのため、中には悪質な転職エージェントも多く混ざっており、そういった転職エージェントと転職活動を進めてしまうと、転職活動そのものが失敗に終わってしまい、ある意味、その後の人生にも大きな影響を与えかねません。

そこで、今回は転職で失敗しないために、悪質な転職エージェントの特徴やそれを見極める方法について知りたいと思っているあなたに、

わかりやすく解説していきたいと思います。

大前提の知識：転職エージェントについて

まず、悪質な転職エージェントについて、紹介する前にそもそも、転職エージェントとはどのような人たちで、どのようなことをしている人なのかから、解説したいと思います。

転職エージェントとは完全に無料で転職やキャリアの相談に乗ってくれて、企業の求人紹介から面接のセッティング、給与交渉など転職に必要なサポートをしてくれる職業の人です。

実は、転職エージェントに利用する際に最も大事なポイントは以下のことです。

その理由は端的に申し上げると「転職エージェントがあなたの強い味方になってくれる」からです。

仮に、転職エージェントを以下のように捉えてる人だと、どちらの方が成功確率が高そうでしょうか？

ほとんどの人はBの方が成功確率が高いと思うでしょうが、実際のコミュニケーションでは、Aのように転職エージェントを利用して、勘違いしている人が多かったりします。

ビジネスで一緒に誰かと協業するときは、相手のことを適切に理解して、その上でその人に合わせてコミュニケーションを取ることはとても重要です。

そのため、「転職エージェントをあなたの強い味方できる」ように、「転職エージェントのビジネスを理解する」ことはとても大切です。

転職エージェントのビジネスモデル

それでは、転職エージェントのビジネスモデルについて、解説していきたいと思います。

転職エージェントのビジネスモデルは上記のように、求職者と企業をマッチングさせ、企業側が採用を決定し、求職者がその企業に入社した時点で、企業がエージェントに対して、人材紹介料を支払う形で成果報酬型で成り立っています。

その人材紹介料は、採用者の年収の約30~40%となっており、仮に年収1000万の人が採用されたとすると、300~400万円が転職エージェントの売上となります。

その一方で、転職エージェントは求職者に対して、様々なサービスを提供しますが、無料で提供しています。

ビジネスがこのような構造になっているため、転職エージェントは成果を上げるために、あなたのような求職者に是非、内定を獲得してもらって、企業に入社をしてほしいわけです。

なので、基本的にはあなたと転職エージェントはある意味、運命共同体でもあります。

しかし、その一方で転職エージェントも会社によっては、ノルマやKPIを設定されており、入社が最終ゴールのため、以下のようなKPIを追わされています。

このような、KPIツリーを追わされているため、最後の成果地点に到達するために、以下のようなリスクを避けるため、もしくは自身の追わされているKPIを最大化させるためのコミュニケーションを転職エージェントは行うものだと理解しておいた方が良いでしょう。

しかし、そのような転職エージェントの事情など、知ったことではないと思う方もいると思います。

確かに、そのスタンスでも全く問題ではないですが、もし、すごく良いエージェントの場合はここで縁が切れてしまうのは非常に勿体無いため、相手に角が立たないような形でうまくコミュニケーションを取ることも大切です。

このように、転職エージェントがどのような思惑で、あなたにコミュニケーションを取ろうとしてくるのか背景を事前に知ることで、転職エージェントのやる気を無駄に削いでしまうようなコミュニケーションを取ることなく、より上手に転職エージェントを活用することができると思います。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント

それでは、先ほどの転職エージェントという職業や彼らの事情などのことを知った上で、悪質な転職エージェントのことについて、解説していきたいと思います。

結論から申し上げると、以下の5つが悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントとなります。

それぞれの特徴と見抜くポイントについては、下で詳しく解説しています。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント①：連絡が遅い、対応が雑

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの1つ目は、連絡が遅い、対応が雑です。

まず、大前提として、転職エージェントは、あなただけではなく多くの求職者と同時に転職活動を進めているため、事情によっては連絡が遅くなることもあるでしょう。

しかし、お客さん商売において、できる人ほどこういった細やかな対応は丁寧かつ早いことが多いです。

そのため、何度も連絡が遅かったり、対応が雑になっていると感じる場合は、悪質な転職エージェントの可能性は高いでしょう。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント②：理由もなく興味のない会社の求人を提示してくる

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの2つ目は、理由もなく興味のない会社の求人を提示してくるです。

優秀な転職エージェントほど、きちんと転職候補者の今までの経歴・経験や、将来のビジョン、やりたいことなどをヒアリングした上で、会社や求人を提案します。

しかし、悪質な転職エージェントは、上記のようなヒアリングが甘く、求職者のことをあまり考えていない、自社の都合の良い案件を紹介してくるケースがあります。

特に以下のような会社や求人を提示された場合は、理由などをきちんと聞いてみると良いでしょう。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント③：とにかく沢山の求人を提案してくる

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの3つ目は、とにかく沢山の求人を提案してくるです。

先ほども記載したとおり、優秀な転職エージェントほど、きちんと転職候補者の今までの経歴・経験や、将来のビジョン、やりたいことなどをヒアリングした上で、会社や求人を提案します。

逆に、悪質な転職エージェントは、自社の売上のことしか頭にないために、少しでも合格の可能性を上げるために、たくさんの求人を候補者に提示し、さらにたくさんの会社を受けさせようと画策してきます。

たくさんの企業を受けてみること自体は悪くはないですが、転職活動もそれなりの時間を費やすため、1社あたりの選考が疎かになってしまう可能性もあるため、あまり得策ではないでしょう。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント④：必要以上に内定後に入社を急かす

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの4つ目は、必要以上に内定後に入社を急かすです。

優秀な転職エージェントほど、求職者の気持ちに寄り添って、求職者がより人生のより良い意思決定ができるようにサポートしてくれるため、企業側の回答期限に可能な限り沿って、急かすようなことはあまりしません。

しかし、悪質な転職エージェントは、自社の売上のことしか頭にないために、内定が出るとその会社に入社させようと、内定取り消しになると言ってくるなど、不安などを煽る形であの手この手で急かしてきます。

転職活動は、人生の大事な意思決定のため、焦って決断すれば取り返しのつかないことになってしまうため、転職エージェントに交渉して、自分が納得できる意思決定ができるまで、待ってもらうことが得策です。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント⑤：提案してくる会社について詳しくない

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの5つ目は、提案してくる会社について詳しくないです。

優秀な転職エージェントは結果が出ているため、企業側からも信頼されているため、しっかりとした関係値ができています。

さらに、優秀な転職エージェントは、そういった関係値をベースとして、今後の企業の全体戦略から人事戦略までヒアリングができているため、どういったポジションにどういった人を欲しがっているのかや、その企業にマッチする人材の要件なども把握しています。

そのため、その企業に関する情報に詳しくないということは、企業側から情報をもらえるほどの関係値を築けていないと考えられるでしょう。

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイント⑥：選考対策のサポートがない・薄い

悪質な転職エージェントの特徴と見抜くポイントの6つ目は、選考対策のサポートがない・薄いです。

優秀な転職エージェントは、過去の実績等も当然あるため、過去に同一の企業で内定を獲得した人や、類似の企業で内定した人の情報を持っている場合があります

そのため、過去の選考の傾向を踏まえた対策などを提示してくる場合が多いです。

具体的には、以下のようなサポートが多いです。

しかし、悪質な転職エージェントは、特にそういった事前の情報の提示もなく、そのまま選考に行かされる場合がほとんどです。

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策

次に、先ほどの悪質な転職エージェントの特徴や見抜くポイントを踏まえて、悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策について、解説していきたいと思います。

結論から申し上げると、以下の3つが悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策となります。

それぞれの見極め対策については、下で詳しく解説しています。

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策①：転職エージェントが詳細に自分に関してヒアリングをしてくれるか見極める

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策の1つ目は、転職エージェントが詳細に自分に関してヒアリングをしてくれるか見極めるです。

先ほども解説したように、優秀な転職エージェントほど、きちんと転職候補者の今までの経歴・経験や、将来のビジョン、やりたいことなどをヒアリングした上で、会社や求人を提案します。

そのため、転職エージェントとの最初の面談で、面談の前半部分で以下の状態だとしたら、悪質な転職エージェントの可能性が高いと考えても良いでしょう。

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策②：転職エージェントが提案してくる案件の詳細について説明してくれるか見極める

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策の2つ目は、転職エージェントが提案してくる案件の詳細について説明してくれるか見極めるです。

転職エージェントとの後半戦ないしは、面談後に求人や会社を紹介してくれる場合があります。

そのときに、なぜこの求人をあなたに薦めるのかをきちんと理由を含めて説明してくれない転職エージェントは、悪質な転職エージェントの可能性が高いです。

通常、企業と求職者との双方のメリットを考えると、お互いにマッチするような人を引き合わせたほうが、転職エージェントにとっても都合が良いですよね？

なぜなら、お互いに合わないと思われる企業や人を紹介されても印象が悪くなるだけで、特に企業側から嫌われてしまってはビジネスとして痛手となってしまいます。

しかし、悪質な転職エージェントは、深い付き合いのある企業を作らず、いつ取引が無くなっても良いような状態のゆるい繋がりの企業を多く保有して、とにかく色んな企業に人を送り込むことで収益を上げるような体質となっています。

そのため、マッチング度合いなどは関係がないため、あまり求職者に対して、案件を詳細に説明したりはせずに、とにかく数を受けることを薦めてきます。

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策③：適切に質問に答えてくれるのか見極める

悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策の3つ目は、適切に質問に答えてくれるのか見極めるです。

上記の2つでもご説明したように、悪質な転職エージェントは、とにかく求職者に対する対応が雑です。

そのため、少しでも怪しいと感じた場合は、すぐに質問をしましょう。

優秀な転職エージェントは、質問に対して丁寧に誠意を持って回答してくれます。

たとえ、自分のエージェントビジネスにとって不都合な情報であっても、求職者のメリットのためになる情報なら惜しみなく提供してくれます。

そのため、話をすり替えられたり、質問に対する回答が適切に行われていないと感じたなら、それは悪質な転職エージェントの可能性が高いです。

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法

次に、先ほどの悪質な転職エージェントに騙されない見極め対策を踏まえて、実際に悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法について、解説していきたいと思います。

結論から申し上げると、以下の3つが悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法となります。

それぞれの対処法については、下で詳しく解説しています。

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法①：すぐに転職エージェントを変更する

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法の1つ目は、すぐに転職エージェントを変更するです。

悪質な転職エージェントに当たってしまった場合、まず最初にすることは、その悪質な転職エージェントには転職支援をお願いせず、すぐに別の転職エージェントに変更しましょう。

悪質な転職エージェントに転職支援をお願いしても、百害あって一利なしです。

角が立つのではないかと心配や不安になってしまう人もいるかもしれませんが、転職エージェントは求職者から断れることなどは、よくあることのため、あまり気にしなくても問題ございません。

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法②：複数の転職エージェントに登録する

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法の2つ目は、複数の転職エージェントに登録するです。

先ほど、すぐにエージェントを変更すると申し上げましたが、それだけでは不十分です。

転職エージェントは複数の会社とまずコンタクトをとり、ご自身が一番信頼できそうな転職エージェントを選んでいくようなプロセスを踏んでいくことがおすすめです。

また、転職エージェントによって強みや弱み、紹介できる会社などが異なるため、1社に絞らずに並行して2~3社の転職エージェントと一緒に転職活動をしていくのもおすすめです。

複数の転職エージェントの使い方については

▶ 複数の転職エージェントに登録して、複数利用するメリットと注意点

こちらの記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法③：信頼できる転職エージェントに登録する

悪質な転職エージェントに当たってしまった際の対処法の3つ目は、信頼できる転職エージェントに登録するです。

複数の転職エージェントを使ったほうが良いのはわかったが、結局どの転職エージェントが良いのかが気になるという方も多いと思います。

失敗しない転職エージェントの使い方・選び方については、

▶ 転職経験3回でわかった失敗しない転職エージェントの使い方・選び方

こちらの記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。

悪質な転職エージェントの特徴と見極め方法まとめ

今回、悪質な転職エージェントの特徴と見極め方法について紹介してみました。

転職など自分から環境を変えることは、「面倒臭い」、「気が乗らない」という気持ちはあると思います。

しかし、悶々とした気持ちで働き続けることは、圧倒的に人生の時間を無駄にしているのと、人生のリスクを増やしている行為になるので

やらない後悔よりは、まず行動してみて、行動しながら考える方が生産的になると思います。

もし、少しでも迷っているようなら、この記事を参考に、キャリアコーチングのサービスを使ってみることも良いかもしれません。

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ランスタッド

ランスタッドは1960年にオランダで生まれ、現在世界39の国と地域に4400以上の拠点を置く、世界最大級の総合人材サービス企業です。

少数精鋭の敏腕コンサルタントが、一人ひとりの専任担当者として、スキルやご経験だけでなく、中・長期的なキャリアプランも見据えた最適な求人を提案してくれ、初回面談から転職の成功まできちんとサポートしてくるため、安心して転職活動を進めることができます。

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TechClipsエージェント

レバテックエキスパート

レバテックエキスパートは、ハイクラスのエンジニアとクリエイターに特化した転職サービスで、レバテックは10年以上の支援実績があり、保有求人数は業界トップクラスです。

年間累計3,000回以上の企業訪問でCTOやPMと頻繁にミーティングを実施し、深い信頼関係から好条件求人を獲得しており、ハイクラス人材の採用を前提とした新規事業の立ち上げを行うこともあるそうで、そういった新規事業に携わって、キャリアアップを目指したい人にオススメです。

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Tech Stars Agent は、IT業界特化型の転職エージェントでIT・WEB業界に精通したプロのキャリアコンサルタントがきめ細かな面談を行います。

キャリアコンサルタントはメンバー全員がエンジニア経験や転職/独立支援の豊富な実績を持ち、きめ細かく面談をサポートしてくれます。

エンジニア出身のキャリアコンサルタント最適な職場が提案してくれるので、転職後のミスマッチも起こりにくいのが特徴です。

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